週刊OSM 485

2019/10/29-2019/11/04

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テスラの自動運転ナビとOSMデータ 1 | © Teslamotorsclub – Map data © OpenStreetMap contributors 🙂

マッピング

  • SelfishSeahorse氏が、道路上にペイントされた歩行者用通路のタグpedestrian_lane=*提案しています。
  • StreetCred社(元MapzenCEOであるRandy Meech氏が設立)が所有するPOIデータをOSMに使用することができます。JOSMまたはiDで専用のタイルマップを指定してください。
  • ひとつの街灯に様々な機器が取り付けられているようなケースではどのようにマッピングしたらよいのかHanikatu氏が質問しました。複数のノードを作成する、さらにtype=nodeリレーションで関連付ける案などが挙げられました。
  • Amazonの物流部門が行っているトレース作業の中で、11年近く誤ったアクセスタグが付けられていた短い道路が発見されました。
  • Opensnowmap.orgはOSMで編集されたウィンタースポーツ関連地物を毎日、毎週といった単位で詳細に表示する機能が追加されました。
  • 日光浴ができる施設leisure=sunbathing_area投票は、72%の賛成を得ましたが、承認基準である74%にわずかに足りませんでした。
  • タグ付け提案「contact:phone or phone」は賛成46、反対60で提案の承認に必要な4分の3の票を得ることができませんでした。10年続く議論に終止符を打つために出されたこの提案は、より古くから使われ一般的なphone=*を残してcontact:phone=*を廃止することを目指していました。
  • OSMケララ(インド)が実施するマッパソンに自治体が協力してくれることになりました。英字紙 The Hindu にもこの活動が取り上げられています。
  • Luzandro氏が、オーストリア国土地理院BEVのデータを用いて、まだマッピングされていない道路を可視化しました。
  • Ilya Zverev氏が提案したロシアの国境検問所マッピングはMapRouletteを使って進められています。

コミュニティ

  • 気候変動をテーマにしたマッパソンClimathonがハイデルベルクで開催されました。自転車の活用を促すために、サイクリングコースのマッピングなどに取り組みました。
  • セルビアの集合住宅オープンデータを使ってマッピングの分析などの作業をしているBranko Kokanović氏は、作業の進捗状況についてのブログ記事を投稿しました。
  • 米国OSMがニュースレターの発行を始めました。第一回の内容は、遊び場マッピングや、イベント報告です。

OpenStreetMap Foundation

  • Dorothea Kazazi氏がOSMF理事会役員選挙について説明しています。立候補の締め切りは11月10日で、投票権を得るには11月14日までにOSMF会員登録を終える必要があります。11月9日現時点では8名が立候補しています。なお今回の選挙ではKate Chapman氏, Heather Leson氏, Mikel Maron氏, Frederik Ramm氏の議席が改選され、Mikel Maron氏は再立候補しています。
  • Frederik Ramm氏が、昨年度の理事会選挙の際に問題となった集団会員登録に関してOSMFの定款を改訂する理事会の案を案内しています。なお改訂にはOSMF会員の75%の賛成が必要となります。また、会員費を免除する条件を「財政的に困窮している」ことから「多大な貢献をおこなった」ことに変更する案も提示されています。詳細はPDFファイルでご確認ください。
  • Christoph Hormann氏が、これまでのOSMF理事会選挙の経験を踏まえて、候補者に対する提言を述べています。自身のバックグラウンドを明らかにし、質問には明確に答えることなどを求めています。
  • Joost Schouppe氏が1年間OSMF役員を勤めた感想を述べています。ベクトルタイル導入などの改革が必要であること、クリミア国境問題や集団会員登録問題への対処に労力を要したこと、役員活動には平均して週に数時間程度をかけていることなどが述べられています。

OSM人道支援

  • 11月にベルリンで開催される、予測に基づいたファイナスに関する国際会議で、ハイデルベルク大学GISチームがMissingMapsについて発表します。

教育

  • ハイデルベルク大学とベルリン工科大学が、ボランティア地理情報を活用して土地利用データの分類と地球観測ビッグデータの活用に取り組むプロジェクトを始めました

地図

  • フランスで電力網のマッピングが1000系統に達したことをInfos-Réseaux.comが紹介しています。
  • 11月の30日間で様々な主題図を作成していくマッピングチャレンジでは、Twitterのハッシュタグ#30daymapchallengeを付けてツイートされています。多くの参加者はOpenStreetMapを使った地図を作っており、Spanholz氏はこれらの地図でimgurアルバムを作成し、Redditで紹介しています。

switch2OSM

  • Stravaがランナーやサイクリスト、スイマー向けに開発したアプリではOSMの地図が使われています。
  • テスラの自動運転システムはルート検索にOSMデータを使っているようです。OSMデータを編集するとルート検索結果も改善されたとの報告があります。

オープンデータ

  • ビッグデータは大企業だけが活用するのではなく、民主化することが必要であるとDr Adrian Mallory氏が意見を述べています。記事ではOSMも言及されています。

リリース

  • JOSM バージョン15492(19.10)がリリースされました。新バージョンではTMSレイヤーでのズームレベルが最大24まで表示できるようになり、GeoJSONのインポートができるようになりました。httpsによるリモートコントロール機能が廃止されています。

メディア掲載

  • TV5Mondeがバマコ(マリ)で行われた公共交通機関マッピングプロジェクトについて報告しています。プロジェクトの詳細はWikiをご覧下さい。

その他の “ジオ” な事柄

  • 地図アーティストであるArchie Archambault氏へのインタビュー記事がcitylabに掲載されています。地図を作成する際には、現地調査を重視し、GPSに頼らず、心で感じたことを地図にしているとのことです。作成した地図は氏のHPで販売しています。東京の地図もあります。
  • Victor氏はGarmin FenixやGarmin EDGEで無料の地図を読み込む方法を紹介しています。
  • ハリー・ポッター:魔法同盟でイベントが行われました。イベントで重要な要素になる図書館はOSMにマッピングされたデータを使っていたそうです。
  • 草薙昭彦氏が第3回東京公共交通オープンデータチャレンジに向けて東京のリアルタイム公共交通デジタル3Dマップを作成しました。

まもなく開催

場所名称開催日
亀岡京都!街歩き!マッピングパーティ:第14回 鍬山神社2019-11-10japan
ブダペストOSM Hungary Meetup reboot2019-11-11hungary
台北OSM x Wikidata #102019-11-11taiwan
チューリッヒStammtisch Zürich2019-11-11switzerland
リヨンRencontre mensuelle pour tous2019-11-12france
ソルトレイクシティSLC Mappy Hour2019-11-12united states
ニトラMissing Maps Mapathon Nitra #42019-11-12slovakia
ハンブルクHamburger Mappertreffen2019-11-12germany
ウェリントンFOSS4G SotM Oceania 20192019-11-12-2019-11-15new zealand
ディーニュ=レ=バンHÉRuDi : l’Histoire Étonnante des Rues de Digne2019-11-12france
ミュンヘンMünchner Stammtisch2019-11-13germany
ヴッパータールOSM-Treffen Wuppertaler Stammtisch im Hutmacher 18 Uhr2019-11-13germany
ベルリン137. Berlin-Brandenburg Stammtisch2019-11-14germany
ナントRéunion mensuelle2019-11-14france
エンカルナシオンState of the Map Latam 20192019-11-14paraguay
NišMissing Maps Mapathon Niš #12019-11-16serbia
イスタンブールYer Çizenler2019-11-16turkey
ケルン・ボン空港Bonner Stammtisch2019-11-19germany
ReadingReading Missing Maps Mapathon2019-11-19united kingdom
リューネブルクLüneburger Mappertreffen2019-11-19germany
PrešovMissing Maps Mapathon Prešov #42019-11-21slovakia
グラン・バッサムState of the Map Africa 20192019-11-22-2019-11-24ivory coast
イズミルYer Çizenler Mapathon with HKMO-Izmir2019-11-23turkey
ブレーメンBremer Mappertreffen2019-11-25germany
ソルトレイクシティOSM Utah Mapping Night2019-11-26united states
デュッセルドルフStammtisch2019-11-27germany
SingenStammtisch Bodensee2019-11-27germany
キルケニーKilkenny Mapping Event2019-11-30ireland
ナントParticipation à « Nantes en sciences »2019-11-30france
ケープタウンState of the Map 20202020-07-03-2020-07-05south africa

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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