週刊OSM 537

2020/10/27-2020/11/02

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ドイツのコロナウイルスマップ1 | © netgis.de | map data © OpenStreetMap contributors | © RKI, DIVI Intensivregister, BKG, LVermGeo Rlp 2020

マッピング

  • TheFive氏は、時々WeeklyOSMにOSMの地図エラーに関するメッセージが送られていることを報告しています。彼は、WeeklyOSMにメッセージを送るのではなく、地図メモを残すか、エラーの発見者が自身で編集する方法を紹介しています。
  • 林氏が日本の歴史街道ルートのマッピング指標の草案をOSM Wikiに作成しました。また。彼は長期マッピングの進捗管理をするためWikiによるマッピング状況記録よりもよい方法や、特定の地物をマッピングするためのタグ付けルールなどをタグの投票プロセスよりも簡単に決められる方法を尋ねています。
  • Volli氏の提案した、葬儀前に故人に面会できる安置所へのタグ付けamenity=chapel_of_restに対する投票が行われています。11/18が期限です。
  • 「Privatemajory, Luke」氏が、建物や集落で使われている電気の電力源を示すタグ electricity=*提案していました。提案は一度投票が開始されましたが、投票開始のメールがスレッドにつながっていなかったため、再び提案の状態に戻り、コメントを受け付けています。

コミュニティ

  • MapRouletteチームは、OSM WikiのユーザーページにあるUserboxesへMapRouletteの情報を追加できることを紹介しています。
  • DeBigCs氏はダブリン(アイルランド)の貧困地域はそうでない地域よりも地図が充実していないという主張を検証しています。
  • Jennings Anderson氏が、北米のOSMコミュニティの成長とマッピングパターンについてユーザー日記に書いています。
  • たびたびMapboxの帰属表示を批判してきたNuno Caldeira氏は、Mapboxの顧客であるFlickrに対して賞賛の声を送っています。帰属表示をしない言い訳として、小さい地図であることが挙げられますが、Flickrの例はどんな地図でも目に見える帰属表示が可能なことを示しています。
  • OpenStreetMap米国のニュースレター12号(2020年11月号)が公開されました。

OpenStreetMap Foundation

  • 12/12に開催されるOSMF年次総会の選挙日程が公開されています。
  • Mikel Maron氏は、OSM Foundationの多様性と包括性をより高めたいと考えており、これまであまりOSMFと関わりを持たなかった人々に対し、声を上げて彼に連絡するよう呼びかけています。

地方支部ニュース

  • OSMコソボはLUMBARDHI財団とデジタル化に関して協力する取り決めを交わしました
  • Maggie Cawley氏、Martijn van Exel氏、Steven Johnson氏は、OSMの成長や開発を奨励するOSM USチャータープログラムについて報告しています。
  • OSMフランスは、ウェブサイトに導入したデータポータルOSMdataの解説記事をブログに掲載しました。このシステムはOSMカメルーンが開発したものを改良して使用しています。ソースコードも公開されています。

イベント

  • アイルランドのOSMコミュニティは、国家遺産週間の中で歴史ある街クロンメルのマッピングを行いました。衛星画像からのマッピングや、コロナ対策をした上で自動車を走らせ、道路の両側を撮影してMapillaryへの登録が行われています。

OSM人道支援

  • HOTのRussell Deffner氏は、10/30にトルコで発生したM7.0の地震の災害対応として、イズミル市の地図作成の協力を求めています。

地図

  • Sven Geggus氏が開発したOpenCampingMapはキャンプ場に特化した地図です。キャンプ場のcapacityタグの定義と使われ方に乖離があるため、タグ付けメーリングリストで対応を相談しています。
  • AcquaMATはイタリアを中心に水飲み場情報が集められています。水飲み場の位置や写真の登録も可能です。
  • sven_s8氏が開発したコロナウイルスマップは、ドイツの空き病床数や発症者数などが可視化されています。

switch2OSM

ソフトウェア

  • JOSMの課題管理システムの課題が20000個に到達しました。この課題はWikipediaプラグインに関するバグで、数時間後に修正されました。
  • Mail.ru社はスマホ用地図アプリMaps.meをDaegu社に売却しました。Mail.ru社は2014年に5.4億ルーブル(7億円)で買収し、今回のDaegu社への売却価格は15億ルーブル(20億円)に達しました。
  • Felix Delattre氏はOSMラスタタイルスタックであるmod_tileのバージョン0.5を公開しました。

リリース

  • Quincy Morgan氏はiDエディタのバグフィクス版v2.19.4を公開しました
  • Tobias Zwick氏は、OSMエディタStreetCompleteでデータをダウンロードする場合に、OSM公式APIを使った場合とOverpassAPIを使った場合の速度を比較し、公式APIを使うことで大幅にダウンロード時間が短縮されることを示しました。なおOverpassAPIの開発者mmd氏によると、開発中のバージョンでは公式APIと同程度の速度が出せるようになっているとのことです。速度が改善されたStreetCompleteは v26.0-beta1で利用可能です。

ご存知でしたか?

メディア掲載

  • ザ・タイムズ・オブ・インディア紙は、ケーララ州(インド)のOSMコミュニティが、州内に1200以上ある地方自治体のオープンマップデータを作成したと報告しています。

その他の “ジオ” な事柄

  • オープン地理空間コンソーシアムOGCは地図表現の概念モデルに関する国際標準化文書策定しました。
  • 世界地図をピアノ演奏したら…?
  • QGIS 3.16 (Hannover)の全新機能を紹介する動画をMarios Kyriakou氏が作成しました。紹介する機能数がとても多いので、動画はものすごいスピードで進みます。ゆっくり説明を聞きたい人はPatricio Soriano氏の動画をどうぞ。
  • 南極の地理データセットQuantarcticaのバージョン4が準備中です。次期バージョンでどのようなデータセットを追加すべきかを検討するため、コミュニティからの意見を募っています

まもなく開催

場所名称開催日
OnlineState of the Map Japan 2020 Online2020-11-07japan
台北OSM x Wikidata #222020-11-09taiwan
Salt Lake City / VirtualOpenStreetMap Utah Map Night2020-11-10united states
ミュンヘンMünchner Stammtisch2020-11-11germany
チューリッヒ123. OSM Meetup Zurich2020-11-11switzerland
ベルリン149. Berlin-Brandenburg Stammtisch (Online)2020-11-12germany
Online2020 Pista ng Mapa2020-11-13-2020-11-27philippines
ケルン・ボン空港133. Bonner OSM-Stammtisch (Online)2020-11-17germany
ベルリンOSM-Verkehrswende #17 (Online)2020-11-17germany
ケルンKöln Stammtisch ONLINE2020-11-18germany
OnlineFOSS4G SotM Oceania 20202020-11-20oceania
ダービーDerby pub meetup2020-11-24united kingdom
Salt Lake City / VirtualOpenStreetMap Utah Map Night2020-11-24united states
デュッセルドルフDüsseldorfer OSM-Stammtisch [2]2020-11-25germany
台北OSM x Wikidata #232020-11-07taiwan

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nordpfeil, Rogehm, derFred, k_zoar, muramototomoya.

3 Replies to “週刊OSM 537”

  1. The earthquake’s center was north/northwest of Samos island, not in Izmir. Izmir had the most destruction though.

  2. Gratulacje w związku z polską wersją językową! 🙂 Congratulations on Polish language version! 🙂