週刊OSM 428

2018-10-05

2018/09/25-2018/10/01

マッピング

  • OpenStreetMapギニアは女性器切除(FGM)根絶の支援マッピング活動を始めたとツイートしています。

  • セネガルの学校データがエリアからノードに変更されて情報が失われていることにJean-Marc Liotier氏が気づきました。この編集は、次期選挙向けのプロジェクト"Senegal Vote"を進める組織wa mbedniによるものでした。どうやら、彼らが使うソフトはエリアデータを扱えないようなのです。Overpass APIを使えば簡単にできることを教えてあげたほうがよさそうです。

  • Erwin Olario氏が企業による編集をヒートマップで表示する地図をトゥートしています。Jennings Anderson氏が作ったこのツールでは企業ごとに年別の編集を見たり、編集頻度の移り変わりをアニメーションさせることができます。

コミュニティ

  • Simon Poole氏はアメリカ国内の編集傾向に驚いています。週末の編集よりも平日に活発な編集を行うマッパーが多いそうです。ボランティアマッパーよりも企業マッパーの方が多いのでしょうか。参考までにosmstats.neis-one.orgのグラフもご覧ください。

  • OSMフランスの月次プロジェクトで、電力網インポートおよび現地調査が7月に実施されました。品質管理ではOsmoseが活用されました。

  • Tomasz_W 氏が、OSM地図の公園の色を明るいパステルカラーから暗めの色に変更した経験について解説しています。

OpenStreetMap Foundation

  • チリのAltavoz社は南米向けで初のタイルキャッシュサーバーを提供
    (es)
    し始めました。

OSM人道支援

  • ダルエスサラーム(タンザニア)で学生向けマッピング講習が実施され、228街区がマッピングされました。災害リスク管理や河川・排水溝の清掃活動に活用される見込みです。

  • HOTが開発したMapCampaignerという新しいツールが発表されました。このツールはタグのキーを使ってプロジェクト参加者による編集のフォローアップをすることでデータ品質監視ツールとして使えます。

ボツワナの例ではbuilding:roofまたはbuilding:levelsのタグが追加されていない建物にフラグを立てています。

メーリングリストではOsmoseやOSMI、KeepRightのように建物のジオメトリなど、より重要なデータ品質の問題に対応できていないという批判を受けています。

  • ニジェール政府が世界銀行の支援を受け、GFDRR(災害被害低減および復興の世界組織)と協力して、ニアメ市(ニジェール首都)で洪水災害リスク対策向けのデータを収集しました。OSMニジェールコミュニティが保有するモバイルアプリ等を使って、ドローンで撮影した高解像度画像、一般家庭やインフラに関する15000個のポイントデータなどが集められました。

  • インドネシアのスラウェシ島で発生した地震および津波による災害を受けて、多くのマッピング活動(1,2)が進められています。マッピングデータは国連被害アセスメントに使用されたとのことです。ちなみに、この津波災害でおこった科学的事象がナショナルジオグラフィック誌で解説されています。

地図

  • [1] acsd氏が道路上の駐車スペースを視覚化するためのオンラインツールParking lanes viewerを作りました。ツールには編集機能もついています。

  • ITO Mapでは現在OpenStreetMapをベースとして使っているレイヤーに問題が発生していて、一部の地図は利用することができません。

  • Le Cartographeのブログには今までとは違った描かれ方をした海の地図が掲載されています。

switch2OSM

  • ベルギー国鉄は列車の位置をリアルタイムで表示する地図を作成しました。背景地図にはOSMが使われていて、帰属表示もばっちりです。

  • SomeoneElse氏はユーザー日記にCentOS上のDockerコンテナを使ってOSMのタイルサーバーを構築する手順を書きました。

ソフトウェア

  • JOSMの開発チームのVincent Privat氏がJava v11ではJOSMにとって必要な機能が削除されていると嘆いています。

  • Python用の視覚化ライブラリMatplotlibは多くの新機能が追加されたバージョン3.0のリリースがアナウンスされました。

  • iOS向けOSMエディタのGoMap!がGitHubを使ってオープンソース化したことを管理者のBryce Cogswell(別名bryceco)氏が発表しました。

  • Daniel氏はRoboSatのバージョン1.1.0がリリースされたことをユーザー日記に書きました。以前のバージョンから改善された点は訓練済モデルの微調整、トレーニングと予測の高速化、バグ修正などがあり、彼はこれらがコミュニティの貢献によって改善されたことに感謝しています。

  • 品質保証ツールのosmoseには道路ネットワークに接続されていない道路、交差した道路や重なった道水路のチェックが追加されました。

プログラミング

  • 都市部の緑地に関する一般認識および情報を改善するためのアプリ"meinGrün" (myGreen)の開発をおこなうため、ハイデルベルク大学が補助金を獲得しました。

ご存知でしたか?

  • Bexhill-OSMでは、英国ベクスヒル=オン=シー地区の詳細情報が閲覧できるようになっています。

  • reCAPTCHAはウェブサイトへの登録自動化を防ぐためのサービスですが、ReMAPTCHAを使えば道路がつながっていないOSMデータを見つけ出すのに役立ちます。

メディア掲載

  • スイス放送協会のドイツ語放送SRFはMissing Mapsプロジェクトがアフリカの村の地図をリモートマッピングや現地調査で充実させる作業の短編ドキュメンタリーを放送しました。

  • Steve Bernard氏が、Redditで「ファイナンシャルタイムズ紙で地図表現とデータ可視化をやってるデザイン編集者だけど何か質問ある?」スレをたてました。

  • サン・マルク市(ハイチ)のOSMコミュニティが、市役所が実施する市内建物数の管理に協力することを申し出ています。ただし予算が乏しいため支援金が必要です。

その他の “ジオ” な事柄

  • Sasha氏はGoogleのウェブサイトdevelopers.google.comでもマップAPIの制限を超えたためエラーメッセージが表示されたとツイートしています。

  • 米国のシェアサイクルが、サイクルポートを持たない形式に変わりつつあります。自転車にはGPSが取り付けられており、利用者は近くにあるシェアサイクルの場所を検索して利用し、どこにでも乗り捨てることができます。また、利用者の移動経路を収集することで、自転車用インフラの改善に役立てることもできます。

  • ベルギーの国防省は航空写真に映る機密領域の部分にぼかしを入れないことを理由にGoogleを提訴する考えでいます。

  • 地理空間データのアップロード、管理、可視化をおこなうツールXYZ StudioをHERE社が公開しました。MapBox studioに対抗する意図なのかもしれません。

  • ナビアプリがユーザの個人情報を適切に管理しているのか、mobilsecured.deが調査しました。OSMデータを使っているアプリはユーザ情報も適切に保護しているだろうと考えていましたが、そうでもありませんでした。

  • wheelmap.orgを運営しているNPO団体 Sozialhelden が、新しく Elevate プロジェクトを始めました。鉄道会社等からエレベータ故障情報を受け取り、車椅子使用者向けにリアルタイムで情報提供するものです。この機能はwheelmap.orgに組み込まれます。

まもなく開催

場所名称開催日国
OffenbachOpenStreetMap @ BendMakeChange-Festival2018-10-07
germany
レンヌRéunion mensuelle2018-10-08
france
リヨンRencontre mensuelle pour tous2018-10-09
france
ミュンヘンMünchner Stammtisch2018-10-09
germany
サンホセCivic Hack Night & Map Night[1]2018-10-11
united states
ベルリン124. Berlin-Brandenburg Stammtisch2018-10-12
germany
ナントParticipation au « Village des sciences » lors de la Fête de la Science à l’Hôtel de région2018-10-12-2018-10-14
france
Frankfurt am MainIntergeo 20182018-10-15-2018-10-18
germany
ケルン・ボン空港Bonner Stammtisch2018-10-16
germany
リューネブルクLüneburger Mappertreffen2018-10-16
germany
リューベックLübecker Mappertreffen2018-10-25
germany
カールスルーエStammtisch2018-10-17
germany
カールスルーエKarlsruher Hackweekend2018-10-20-2018-10-21
germany
ノッティンガムPub Meetup2018-10-23
united kingdom
アルロンEspace public numérique d’Arlon - Formation Consulter OpenStreetMap2018-10-23
belgium
ブレーメンBremer Mappertreffen2018-10-22
germany
ケルンKöln Stammtisch2018-10-24
germany
デトロイトState of the Map US 20182018-10-05-2018-10-07
united states
バンガロールState of the Map Asia 20182018-11-17-2018-11-18
india
メルボルンFOSS4G SotM Oceania 20182018-11-20-2018-11-23
australia

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Polyglot, rogehm, SK53, Spanholz, derFred, geologist, k_zoar, muramototomoya.


コメントを残す

Comments loading…