週刊OSM 474

2019-08-23

2019/08/13-2019/08/19

マッピング

  • Kevin Kenny氏は値の読みやすさや、有用性を高めるためにprotect_class=*を改善したprotection_class=*の提案作成に取り組んできました。提案へのフィードバックも受付中です。

  • MaggPi氏はJupyter Notebookで衛星画像を処理する方法を紹介しています。OSMと衛星画像を使ってノッティンガム(イングランド)の公園を検出し、その結果をOSMのデータや衛星画像と比較しています。

  • マッピング対象をお探しですか? MapRouletteにあるチャレンジをいくつか紹介します。

  • Marc Zoutendijk氏がlanduse=village_greenタグの利用状況に関するブログ記事を書きました。このタグは当初の想定とは違った使われ方をされており、地域によっても使われ方が違うようです。

  • Nvk氏はTilezenプロジェクトで、係争中の国境を各当事国の視点から国境線を地図上に表示する機能を追加しました。またFrodrigo氏は上記の国境表示をインタラクティブに変更できるデモマップを公開しました。

  • 道路の右側と左側で異なる名前がついている道路のタグ付け方法がフォーラムで議論されています。どうやらこういった道路は珍しいものではないようです。地図スタイルのリポジトリでは4年前にissueが作成されており、4200を超えるウェイにタグ付けされています。

  • 英国四半期プロジェクトでは屋根に取り付けられた太陽電池をマッピングしています。このデータを使うことで、太陽電池による発電量予測精度が向上し、化石燃料の使用を削減できるようになるかもしれません。動画でマッピング方法が解説されており、これまでに25000個の太陽電池がマッピングされたとのことです。

  • 自動運転のための地図作成にフォーカスした会社lvl5は買収されましたが、彼らのストリートビュー画像はMapillaryにアップロードされており、まもなくOSMの編集でも利用できるようになります。

コミュニティ

  • JOSMの中心的開発者Vincent Privat氏は今年のOSM大賞のコアシステム賞にノミネートされたうちの1つに不満を抱いています。

  • Erica Hagen氏とMikel Maron氏がMap Kiberaを始めてから10年、Mikel氏はある有名な出来事について振り返っています。

  • iDエディタ内でOSM自身が持つコミュニケーション手段を他の外部サービスよりも優先的に表示させることをFrederik Ramm氏が提案しています。OSM Community IndexでもJoost Schouppe氏が同じ提案を行っていました。

OpenStreetMap Foundation

  • 7/11と8/8に行われたライセンスワーキンググループ会議の議事録が公開されています。帰属表示のガイドラインやブレグジットにいて議論されています。

  • OSMFの英国地方支部になっているOpenStreetMap UK CIC Ltdは前会計年度の年次報告と財務報告をOSMFに提出しました。

イベント

  • アイルランド国立大学ゴールウェイ校がアイルランドOSM地方支部と共同でOSMミーティングを8月31日に開催します。

  • ハイデルベルク大学GIS研究グループが、時間帯によって交通制限が変わる場合のルート検索技術に関する無料ワークショップを9月20日に開催します。

  • あなたはState of the Map 2019に参加しますか? Christoph Hormann氏は発表されているプログラムを精査してお勧めのセッションを紹介しています。さらに登壇者や奨学金の状況を分析し、次のSotM 2020はフィリピンで開催されるだろうと予測しています。

OSM人道支援

  • Overpass TurboはOSMデータの取り出しと表示に優れていますが、OSMに馴染みの薄い利用者にとっては使いにくいことがあります。これがHOTがエクスポートツールを開発した理由です。HOTのエクスポートツールを使うと、データを利用したい領域と利用したい地物を選択し、GISで使いやすいデータ形式でエクスポートできます。利用者は地物のタグ付け方法を知る必要がなく、データのリストから選択するだけでエクスポートできるようになっています。

  • Melanie Chabot氏(カナダ赤十字社GISコーディネータ)が、先住民コミュニティの災害対応力向上のためにMissing Mapsを取り入れた方法について解説記事を書きました。

地図

  • フラウンホーファー研究機構のサーバに地物の英語名称が併記された地図タイルが公開されています。ただし無断での利用は禁止されています。

  • 赤ちゃん用施設マップ Babykarte がフランス語に対応しました。

プログラミング

  • ロシアの不動産サイト"Domofond“はYandex地図をベースマップとして使い、その上にOSMデータを表示する地図を使っています。

  • Zkir氏が開発した教会や歴史的建造物の3Dデータチェッカーが更新され、ページ内に3Dモデルが表示されるようになりました。例えばこんな感じです。

リリース

  • コチャバンバ市(ボリビア)の公共交通機関スマホアプリTrufiがiOSに対応しました。

ご存知でしたか?

  • 自動船舶識別装置を利用して船舶の現在位置をリアルタイムで表示するVessel Finderは、OSM地図をベースマップに使っています。

  • changeタグは「車線変更禁止」、overtakingタグは「追い越し禁止」です。では「追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止」は?

  • Nebo.liveにはクラスノヤルスク市(ロシア)の現在の大気汚染度が表示されています。

  • ロシアのドローン飛行禁止マップ。ロシア以外も禁止エリアが表示されていますが、ドローンの規制は国によって異なりますので注意してください。日本のドローン飛行禁止エリアはこちらなどで確認ください。

  • スマホアプリ開発者向けの地図カスタマイズ方法(地図タイル編、ベクターマップ編、Overpass turbo編)

メディア掲載

  • OSMの編集内容がニュースになることはめったにありませんがこれは稀な例です。ドイツのAlbtalstraße道路は落石のために2015年以降通行禁止となり、highwayタグがabandoned:highwayに変更されてレンダリングされなくなりました。地域のホームページがOSMベースの地図を使っており、この道路が表示されなくなったために、行政がこの道路の廃止を決定したと考える人も出てしまいました。

その他の “ジオ” な事柄

  • Huawei社がGoogleマップの代替製品に取り組む計画を示し、“Map Kit"を10月にリリースする予定です。

  • Radio Gardenは、インターネットラジオを地理インターフェースで選局できます。

  • ロンドン交通局が世界最大の自転車向け施設オープンデータを公開したのは今月のことですが、さっそくスタートアップ企業Beelineがデータの活用に乗り出しました。OSMベースのナビツール開発に取り組んでいるとのことです。

  • Yanko Designが様々な都市の光る地図を制作・販売しています。この地図はOSMのデータから作られています。

まもなく開催

場所名称開催日国
亀岡市京都!街歩き!マッピングパーティ:第11回 出雲大神宮2019-08-24
japan
ブレーメンBremer Mappertreffen2019-08-26
germany
スバMissing Maps Fiji2019-08-27-2019-08-30
fiji
ソルトレイクシティSLC Map Night2019-08-27
united states
ViersenOSM Stammtisch Viersen2019-08-27
germany
デュッセルドルフStammtisch2019-08-28
germany
ドルトムントMappertreffen2019-08-30
germany
ゴールウェイGalway mapping party2019-08-31
ireland
La Balme-de-SillingyIncontro comunità piemontese2019-08-31
italy
前橋市オープンストリートマップセミナーとマッピングパーティ2019-09-01
japan
ロンドンMissing Maps Mapathon London2019-09-03
united kingdom
シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2019-09-04
germany
ボーフムMappertreffen2019-09-05
germany
ドレスデンStammtisch Dresden2019-09-05
germany
モンルージュRencontre des contributeurs de Montrouge et alentours2019-09-05
france
ミネアポリスState of the Map U.S. 2019 [1]2019-09-06-2019-09-08
united states
ソルトレイクシティSLC GeoBeers2019-09-10
united states
ハンブルクHamburger Mappertreffen2019-09-10
germany
レオーベンStammtisch Obersteiermark2019-09-12
austria
ミュンヘンMünchner Stammtisch2019-09-12
germany
ベルリン135. Berlin-Brandenburg Stammtisch2019-09-12
germany
サンホセCivic Hack Night & Map Night2019-09-12
united states
エディンバラFOSS4GUK 20192019-09-18-2019-09-21
united kingdom
ハイデルベルクErasmus+ EuYoutH OSM Meeting2019-09-18-2019-09-23
germany
ハイデルベルクHOT Summit 20192019-09-19-2019-09-20
germany
ハイデルベルクState of the Map 2019 [2]2019-09-21-2019-09-23
germany
ダッカState of the Map Asia 20192019-11-01-2019-11-02
bangladesh
ウェリントンFOSS4G SotM Oceania 20192019-11-12-2019-11-15
new zealand
グラン・バッサムState of the Map Africa 20192019-11-22-2019-11-24
ivory coast

This weeklyOSM was produced by Nakaner, rogehm, Silka123, SunCobalt, Andrew Davidson, derFred, k_zoar, muramototomoya, ᚛ᚏᚒᚐᚔᚏᚔᚋ᚜ 🏳️‍🌈.


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