週刊OSM 750

2024-12-08

2024/11/28-2024/12/04

コミュニティ

  • DeBigCは、アイルランドのすべての建物をOpenStreetMap上で正確にマッピングするイニシアチブである#osmIRL_buildingsキャンペーンの進捗状況を振り返り、計画および住宅プロジェクトのデータギャップに対処します。当初の熱意はいくつかの郡をマッピングしましたが、時間の経過とともに、一貫性のないマッピング品質や燃え尽き症候群などの課題が浮上しています。この日記では、熟練したマッパーが建物のデータを検証し、改善して精度を向上させることを求めています。

  • ディエゴ・ロッセーリ博士は20年かけてコロンビアの1105全自治体に旅行しましたが、地図化されていない僻地の旅行計画ではOpenStreetMapが大いに頼りになりました > 。博士の使い方は協同でのマッピングツールとしてのOSMがもつユニークな価値を際立たせています。博士の旅は他の人たちを触発し、地図の品質が改善され、詳細な経路、公開の場での議論、博士の旅を記録した本がその結果残されました。

  • jbcharron は、電線が電柱や鉄塔などの支柱にどのように接続されるかを詳述した line_attachment タグをマッピングする新しい StreetComplete クエストを提案しました。新しいクエストの追加は、強力なリソースとコミュニティのサポートにより技術的には簡単ですが、そのプロセスには提案を洗練させる努力が必要です。このクエストは、StreetCompleteアプリのバージョンv60.0でデビューします。

  • ClaireVは、OpenStreetMapの歩行者データを改善することを目的としたOpen Marchabilitéプロジェクトに注目しています。このプロジェクトは、歩行性とアクセシビリティのデータを強化して利用しやすくしようと活動しています。プロジェクトの成果の一つが、フランスの都市のOSMで歩行者データがどれだけうまくマッピングされているかを評価するためのインタラクティブなウェブマップであるOSMarcheウェブアプリケーションです。

イベント

  • 北光社は、2025年2月15日に北海道札幌市で開催するState of the Map Japan 2024について投稿しました。イベントはFOSS4G Hokkaidoと共同開催されます。

  • 2025 State Of The Map U.S.のスピーカー募集カンファレンスは1月31日まで開催されています。今年のカンファレンスは、2025年6月19日から21日までボストンで開催されます。テーマは「Charting The Course」で、モビリティマッピングの成功と課題にスポットライトを当てています。SOTMUSプログラム委員会は、2025年1月31日まで に提案を提出するよう招待しています。

  • 12月16日に開催されるTrufiウェビナーでは、OSMの非公式な輸送データを研究した物理学者が、驚くべき効率性とユーザー中心の設計という調査結果について議論します。

教育

  • KuboF Hromoslavは、Erasmus+が資金提供するプロジェクトを通じて、OpenStreetMapの新しい貢献者を訓練する取り組みを強調しています。参加者がStreetCompleteのようなツールを使ってOSMを編集する方法を学んだワークショップやイベントについて、アクセスしやすく、コミュニティ主導の地図作成に焦点を当てて紹介しています。このイニシアチブでは、ウィキメディア、エスペラント、OSMの協力も検討し、技術スキルと市民参加の向上を目指しました。

  • Jean-Christophe Becquet氏は、Building a Dynamic Around OpenStreetMap with the Haut-Jura Regional Nature Parkプロジェクトの一部である「OpenStreetMap for Education Stakeholders」と題する記事を執筆しました。この記事はクリエイティブ・コモンズBY-SAライセンスの下で利用可能ですので、ご自由に共有してください。

OSM research

OSM人道支援

  • [1] 西ジャワ州スカブミ県は、2日間の激しい雨が降り、短期間で100mm以上の雨が降った後、深刻な洪水と土砂崩れに見舞われました。このニュースを知らされたインドネシアのOpenStreetMapコミュニティは、その地域周辺で人道的なマッピング活動を開始しました。

  • HOTは、ナイジェリアの洪水に対する対応プロジェクトを、詳細なアフターアクションレビューで締めくくりました。MSF、ナイジェリア赤十字社、人道支援マッパーズが、この地域でOSMデータをどのようにリクエストし、マッピングの優先事項を共有したかをご紹介します。

地図

  • GeoObserver は、メタンと二酸化炭素のデータにアクセスして実行可能にすることで温室効果ガス排出量の削減を促進することを目的として、世界中のメタンと二酸化炭素のスーパーエミッターの観測を提供する対話型の Web マップである carbonmapper に焦点を当てています。

  • dcapillaeはOSMユーザー日記でマラガ・クリスマス地図2024年版と題する記事を公開しました。OSMデータとともに掲示したクリスマス地図では2023年までのスペイン・マラガでのクリスマスのアトラクションを掲載しています。

  • クリストフ・ホルマンは、デジタル以前の古代の地図作成スタイルで使用されていたラインダッシュ技術の背後にある隠された複雑さを説明しています。定義された破線パターンをラインに沿って機械的かつ盲目的に繰り返すだけの問題にはならない、その問題を解説しています。これをヒントに、彼はAC-Styleのパイプラインの破線パターンレンダリングを改善しました。

  • Scyは、OpenStreetMapウェブサイトのスタイルを変更して、マップタイルの色を反転および色相回転するユーザースクリプトを開発しました。

  • Protomaps Extractsは、最大1億ノードを含む任意のエリアについて、詳細に更新されるOSM抽出を提供するウェブポータルで、OpenStreetMap US Community Projectに移行されており、現在 slice.openstreetmap.us で利用可能です。

OSM in action

  • EsriのGonzalo Espinoza氏は、全球の河川流量予測を提供するGEOGLOWSストリームフローサービスが、OpenStreetMapデータから取得した河川名を動的に表示するようになったと発表しました。これらの名前は、OpenStreetMapから直接GEOGLOWSサービスで自動的に更新されるため、欠落している川の名前がメインのOpenStreetMapデータベースに追加されると、数時間以内にGEOGLOWS 2.0ポップアップに表示されます。

  • ドイツ国鉄のCall a Bikeアプリの地図がOpenStreetMapを使用して表示できるようになりました。

  • Mastodonでは、Bastian Greshake Tzovaras氏がOSMのデータを使用して、アルゼンチンで最も頻繁に発生する地域の名前を調査しました。

オープンデータ

  • MaxarのOpen Data Programは人道支援活動を促進するために主な災害について発生前後それぞれの衛星画像を提供しています。画像はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 - 非営利4.0で公開され、救援団体が各種自然災害により効果的に対応する一助となります。サイトを訪れて最近の状況をご覧ください。

  • OpenStreetMap USは最新のパブリック・ドメイン・マップPDMapを発表しました。PDMapプロジェクトは、協働的なユーザ環境と人気のあるOpenStreetMapツールを通じて、全米のマッパーが編集・貢献・連邦政府のデータセットを利用することを可能にします。政府のデータセットとOSMが同時に改善されるのです。

プログラミング

  • Mapsyは、静的マップを簡単にレンダリングするPythonライブラリで、タイル化されたラスター、ポリゴン、ライン、シンボルなどのレイヤーをサポートしています。Cairoのレンダリングと互換性があるうえに、OpenStreetMapのタイルやカスタムジオメトリを組み込めるので、さまざまなアプリケーションに見た目に素敵なマップを組込むには、最有力なライブラリになっています。

  • osm-area-tagsリポジトリは、OpenStreetMapタグが閉じたウェイの「エリア」セマンティクスを認識して、ポリゴンと線形ループを区別するデータを提供してくれます。このプロジェクトは、タグが線形フィーチャとエリアフィーチャの両方を意味する可能性があるケースに対処することにより、タグ付けの明確さを向上させることをサポートしています。これは、iD エディターのエリア定義からのデータに基づいて構築され、マッピングの一貫性が向上します。

  • Rphyrin氏は、ジャカルタの公共交通機関統合の記事で、たりない地物を修正しようとしたときの経験を共有しています。ウィキデータとコモンズを通じて欠落している線座標を追跡した後、MediaWiki Maplink拡張機能はOpenStreetMapから直接データを取得していることを発見しましたが、更新の処理には数日かかることがあります。忍耐強く待つことにしたので、変化が現れるのをひたすら待ちました。

リリース

  • Vespucciは、変更点などを自動的に生成する要約として、いくつかの改善点を強調しています。20.2 バージョンのすべての変更点については、リリースノートで確認してください。

  • Travoは、インタラクティブなマップ、オーディオストーリーテリング、歴史的な洞察を組み合わせて探索を強化するスマートフォンの都市ガイドです。単独の開発者Bnicovskiによって作成され、セルフガイドツアー、旅程計画、13の言語のサポートを特徴としており、8つの無料の都市と1回限りの購入で利用できます。広告やサブスクリプションはなく、好奇心旺盛な旅行者にとって便利な検索ツールになっています。HNユーザー向けの特別オファーコードHN2024を使用して、無料の都市データが利用できます。

  • osm2pgsql のリリース 2.0.1 では、以前のレプリケーションの scheme パラメータに関する小さな問題が修正され、デフォルトで osm2pgsql_find_changed_ways 関数と osm2pgsql-gen バイナリがインストールされています。

  • StreetCriticは、OpenStreetMapデータを使用して都市の街並みを評価するためのインタラクティブなツールです。ユーザーは、さまざまな側面から道路を評価し、改善のためのフィードバックを提供し、他の人が貢献したスコアを探索することで、都市デザインとインフラストラクチャの品質に関するコミュニティ主導の洞察を促進することを目指しています。

ご存知でしたか?

  • RSS/atomフィードを使うとOpenStreetMapの異なる側面を継続的に観察できます。

  • Thibault Molleman 氏はnwr(user:Steve)を使って Overpass クエリ上で特定のユーザが編集したオブジェクトをフィルタできることに気が付きました。nwr(user_touched:"Steve")を使えばどこからでも或るユーザが編集したオブジェクトをクエリすることができます。

メディア掲載

  • ポッドキャストの特別エピソードでは、OpenStreetMapの20周年を祝い、その起源、成果、将来の方向性について語ります。Focus on Linuxが主催し、FOSSGIS e.V.がサポートするこのエピソードでは、コミュニティの主要人物が、プロジェクトがオープンな地理空間データに与える影響について振り返っています。エピソードは、Podigeeで聴けます。

その他の “ジオ” な事柄

  • バークレー研究所の研究者は、AIを使用して過去の地図を分析し、カリフォルニア州とオクラホマ州にある1,300を超える文書化されていない孤立した油井とガス井を特定しています。この革新的なアプローチは、メタンやその他の有害物質を漏出している井戸の位置を特定し、環境浄化の取り組みや他の地域のスケーラブルなマッピングをサポートします。

  • 「How to Map Caves」のトークでは、コンパスや巻尺などの従来のツールから、レーザー測定、Bluetoothデータ転送、調整可能な3Dマップを作成するためのオープンソースソフトウェアなどの最新技術まで、洞窟マッピングの進化を探ります。

  • MITの研究者たちが開発したAIツールは、生成災害ネットワークと物理学に基づく洪水モデルを組み合わせ、将来の洪水予測シナリオを真に迫った衛星画像として示します。ハリケーン・ハーヴェイのデータを用いてヒューストンを対象に行ったテストでは、ツールの予測は正確で、リスクの視覚化によってコミュニティを支援しました。災害へのよりよい備えや避難のよりよい決定が目標です。この"Earth Intelligence Engine"を使ったオンライン実験ができます。

  • 予稿集『リオデジャネイロ州第7回地盤工学会議講演集』VII Jornada de Geotecnologias do Estado do Rio de Janeiro - JGEOTEC’ 2024 (ブラジル)が入手できます > 。パブリックアクセス化されたこのeBookには253人の著者からの106本の寄稿と9つのテーマ別特集があり、Editora IVIDES社から出版されています。詳しくはRaquel Dezidério Soutoの日記をご覧ください > 。

  • トロントの会計士、ダンカン・マッケイブは、10か月かけて120以上の慎重に計画されたルートを走り、Stravaで踊るスティックマンのアニメーションを作成しました。碁盤の目状の通りを利用して、ソフィ・トゥッカーの「パープルハット」に合わせた動きを振り付け、独創的な「Strava Art」で話題を呼びました。マッケイブの献身的な姿勢は、創造性と決意を示しており、Stravaやソーシャルメディアから賞賛の声が上がっています。

  • スコットランド国立図書館内に隠れている「ザ・ヴォイド」は、1830年代にジョージ4世橋に道を譲るために取り壊された古いエディンバラの通りのリバートンズウィンドの名残のある通路です。1990年代に発見されたこの忘れられた通りは、その建物や部屋が保存されており、商人や居酒屋から公開処刑まで、街の賑やかな過去を垣間見ることができ、現在は図書館の建物として部分的に使用されています。

まもなく開催

場所イベント名オンライン開始日国・地域
LCCWG Monthly Meeting 2024-12-05
ルーアンBalade urbaine à Rouen 2024-12-05
モンルージュRéunion des contributeurs de Montrouge et du Sud de Paris 2024-12-05
OSMF エンジニアリングWG会議 2024-12-06
コーベンハウンOSMmapperCPH 2024-12-08
ブリュッセルOpenStreetMapミートアップ in Brussels:osmcalpic:2024-12-09
ボンResearch & Development Mapathon zur Untersützung von Ärzte ohne Grenzen 2024-12-09
グルノーブルAtelier de décembre du groupe local de Grenoble 2024-12-09
台北OpenStreetMap x Wikidata Taipei #71 2024-12-09
サンノゼサウスベイ・マップナイト✓2024-12-11
Reunión Diciembre 2024 Asociación OSM España (Online) 2024-12-10
ソルトレイクシティOSM Utah Monthly Map Night 2024-12-12
ロレーン郡OpenStreetMap Midwest Meetup ✓2024-12-12
ŽilinaMissing Maps mapathon Žilina #15 2024-12-12
ミュンヘンMünchner OSM-Treffen 2024-12-12
ボーフムボーフム OSM Treffen 2024-12-12
モアズCommunity-Hackday vom 13. - 15. Dezember 2024 im JuNo, Moers Repelen 2024-12-13 - 2024-12-15
PadovaOSMit 2024 2024-12-14
LCCWG SubCommittee - OSMF Affiliation Models Volunteers Meetup 2024-12-14
ロンドン市London xmas pub meet-up 2024-12-16
アムステルダムMaptime Amsterdam: Christmas Mapping Party 2024-12-17
Missing Maps ロンドン: (Online) Mid-Month マッパソン [eng] 2024-12-17
リヨンRéunion du groupe local de Lyon 2024-12-17
ボン183. OSM-Stammtisch Bonn 2024-12-17
エディンバラ市OSM Edinburgh Social Meet-up 2024-12-17
カールスルーエStammtisch Karlsruhe 2024-12-18
シュタイナッハ・ピュルグ15. Österreichischer OSM-Stammtisch (online) 2024-12-18
チューリッヒResearch & Development online Mapathon to support Doctors Without Borders (online) ✓2024-12-18
[Online] Map-py Wednesday 2024-12-19
ハノーバーOSM-Stammtisch Hannover 2024-12-19

This weeklyOSM was produced by Aphaia_JP, Raquel IVIDES DATA, Strubbl, mcliquid, miurahr, muramototomoya.


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