週刊OSM 315

07/26/2016-08/01/2016

    Logo 宗谷岬から皇居と京都御所を経由して佐多岬まで OpenRouteService で経路検索1 | OpenRouteService で世界中の経路検索ができます。

マッピング

  • ポータブルOpenStreetMap (POSM)プロジェクトでは、OpenMapKit、FieldPapers、JOSMなどを使ったオフラインマッピングのやり方を検討中です。OSMデータを小さくすることで、サーバーを無線LANで運用し、インターネットがない環境でも編集ができるようになります。

  • geocodec はリオデジャネイロ オリンピックの会場の屋内マッピングを OSM と Google で比較しています。

  • OSMOSE-QA ツール(OSM の品質保証ツールの一つ)では世界中の OSM データを確認することができます。(Französisch)(自動翻訳)

  • Coleman McCormick は撮影した動画で OpenStreetMap を編集する方法について説明しています。

  • OSM Wiki で行われていた投票の結果、Education 2.0 は却下されました。

コミュニティ

  • 新しいマッパーを育てるためには、ポケモンGO と似た OSM Go をできるようにしなければならないと Benutzer -karlos- は考えています。彼はベースとなるアイデアを持っていますが、さらにアイデアや助言を求めています。

  • オーストラリアは少しずつ北に移動しています。豪州政府は国の座標を変更しようと計画していますが、それがOSMに及ぼす影響についてAndy Mabbettが質問しています。詳細は次のメッセージで。

  • 先週のweeklyOSMでも述べましたが、Steve Coastが立ち上げた参加費$99の「マップクラブ」キックスターターがキャンセルされました。その理由についてAlex Mahrouが説明しています。Steveによる回答はこちら

  • Celine Jacquins (mapeadora) の OSM、HOT、Mapillary やオープンデータに関する業績について、Katrin Humal が記事を公開しています。

  • 現地調査済みのデータを、Mapboxの編集チームがリモート編集で改悪してしまったことについて、Martien Schが批判しています(自動翻訳)。Martienが書き込んだチェンジセットコメントに対しても良い回答がありませんでした。

  • スペインOSMコミュニティもOSM支部を設立するようです(自動翻訳)。

  • オランダで「ようこそ新マッパー」プログラムをmarczoutendijk氏が実施していました。これは新しくマッピングを始めた人に対して有用な情報を送付する活動で、一年間実施しましたが、継続を断念しました。その教訓をブログで述べています。

  • Michal Migurski氏(Mapzen社)は、「従来型マッパー」はもはや不要であり、Mapzen社やFacebook社などのAIマッピング技術に任せてしまったほうがよいと主張しています。例えば、「Facebook社の技術はまさに飛躍的進歩である」と述べています(なお、タイではFacebook社の大規模編集ミスをリバートする羽目になりましたし、エジプトではFacebook社の編集に重大な欠陥が見つかっています)。全文を読むことをお勧めしますが、 Joost Schouppe氏のコメントだけでも読んでください。

インポート

  • エジプトの道路マッピングの品質が非常に悪いことをChetan Gowda氏が指摘しています。ブログのコメントによると、これらの編集はFacebook社の自動トレースが引き起こしたもののようです。

  • シアトル市内の歩道インポートをMeg Drouhard氏(ワシントン大学)が計画しています。talk-us、タグMLインポートMLなどで議論が進んでいます。

  • schleuss はアメリカのいくつかの都市で描かれている建物データを比較し、ロサンゼルス建物インポートプロジェクトによって建物が豊富になったことを明らかにしました。

OpenStreetMap Foundation

イベント

OSM人道支援

地図

  • Mateusz Konieczny氏が、地図表現を改善するために OSM cartoと他の地図の描画スタイルを比較しています。

  • [1] OpenRouteService は OpenStreetMap のデータを利用した経路検索サービスです。徒歩、自転車、乗用車、大型車などの他にも様々な移動手段における経路検索を世界中で利用できます。

switch2OSM

  • Uber で表示される地図は Google マップですが、使っている道路ネットワークは OSM ものではないかと Mateusz Konieczny が疑っています。Grant Slater は Uber に問いかけ、応答を待っているところです。SOTM USの懇親会(Uberがスポンサー)に参加した人なら知っているのかもしれませんね?

ソフトウェア

プログラミング

  • Anand Thakker は新しいプロジェクトを立ち上げました。新しい視点のアプローチをしています:「この方法では航空写真と OpenStreetMap を使って機械学習のトレーニングデータを簡単に構築できます。 OpenStreetMap データの種類別に色分けしたOSM QA タイルを使うのがポイントです。入力データとして使った航空写真とマップタイルを比較するのは非常に簡単なので機械学習に適しています。」

  • Marcos Dione は河川流域から中心線を計算する方法を説明しています。

  • Mapbox の法務担当が OSM2Vectortiles プロジェクトに言及しています。BSD ラインセスで配布されている MapBox Street Styleに問題があるとのことです。

リリース

ご存知でしたか?

  • MapGive(アメリカ国務省が主導する人道支援組織) はボランティアが、人道支援のためのマッピングをできるようにするステップバイステップガイドを提供しています。

  • 旅の中で OsmAnd の可能性を探求しましょう。 heise Download チームの Matthias Grote はこの多機能な OSM アプリの主要な機能を簡潔に解説しています。

  • iOS用モバイルエディタGo Mapはいかがですか。編集ミスが少なくなり編集が簡単になる工夫がされているとMatthijs Melissen氏が紹介 しています。

  • UMAP で画像を表示するための方法が何通りも紹介されています。ぜひスレッド全体をご覧ください。

メディア掲載

  • Jose Sierra はバレンシアで行われている OSM と HOT に焦点を当てた地理空間情報の専門家の教育について報告 (Spanish)しています。(自動翻訳)

その他の “ジオ” な事柄

  • Troy Lambert は地図が視覚に訴える魅力的な使われ方をしている例を説明しています。

  • どうやら Apple はアップルマップを開発するための秘密のオフィスをベルリンに開設し、そこで Here Map の開発者をヘッドハントしたようです。

  • Brian McClendon はアメリカの道路にマッピングカーを走らせる、など Uber 社のマッピングへの取り組みについて、Uber のブログで書いています。

  • UN OpenGIS Initiative は文書などで使用するロゴを決めるコンテストを開催します。締め切りは今年の8月31日です。UN OpenGIS Initiative は国連の業務要件を満たしているオープンソース GIS ソフトウェアを開発しています。

  • Gonzalo Ciruelos は各国の形状がどれくらい真円に近いか、数学的なアルゴリズムを使ったコードで計算して順位を付けました。日本はこのアルゴリズムによれば206カ国の中で189位になっています。

まもなく開催

This weekly was produced by Hakuch, Laura Barroso, Nakaner, Peda, Rogehm, derFred, escada, k_zoar, mgehling, muramototomoya.