2024/12/12-2024/12/18
マッピング
- 歩行者経路の一方通行制限をタグ付けし、歩行者の動きが制御されているエリアでの経路データを改善する
oneway:foot=*
を追加する提案は、12月31日火曜日まで投票を受け付けています。
コミュニティ
- アイルランドのカンファレンスでインディアノーラで学校の先生をしている人に出会い、ユーザのb-unicycling はOpenStreetMapでアメリカ・アイオワ州インディアノーラの街をマッピングすることにしました。彼女は最終的に 5000 以上の建物と 775 本の木のマッピングを行いました。
- Le_Sharkoïsteは世界的に有名な音楽アーティストにちなんで名付けられたOSMオブジェクトのコレクションをまとめました。
- ベルギーで最もタグ数の多いOSM要素に興味を持ったM!dgardは、GeofabrikからベルギーのOSMの .pbfファイルをダウンロードし、その答えを見つけるためのPythonスクリプトを作成しました。その結果、ベルギー、ブリュッセル、欧州連合理事会、ムーズ川、アイルランド大使館、そしてスヘルデ川のある海上標識が答えでした。
- Raquel Dezidério氏は、2024年のYouthMappers UFRJの活動の振り返りと、パートナーや協力者に感謝の意を表して、OSMユーザー日記を公開しています。
OpenStreetMap Foundation
- [1] 2024年12月15日、アムステルダムのインターネットサービスプロバイダー(ISP)サーバーに影響を与えるハードウェアルーターの障害により、OpenStreetMap(OSM)および関連サービスはUTC午前4時頃にオフラインになりました。OSM運営チーム(常駐1名+ボランティア)は、コミュニティフォーラムでオンライン復帰の進捗状況を報告しました。
- ISPは問題を確認し、カリフォルニアからアムステルダムのサイトに発送された交換用ルーターを待っていました。
- OSMのインフラストラクチャには、アムステルダムのプライマリデータベースとダブリンのフォロワーデータベースが含まれ、非同期レプリケーションを通じて同期されています。アムステルダムでのアップリンクの障害により、ダブリンとの同期が解除されるマップデータが少量発生しました。データの損失を避けるため、Dublin データベースはプライマリロールに昇格していません。また、4G VPNを介した手動同期もリスクが高すぎると判断されたため、OSMは予防措置として、データの整合性を維持するためにデータベースを読み取り専用モードにしました。
- その間、OSMの運用は成功裏にアムステルダムとダブリンで展開するための新しいISPサービスに移行し、交換用ルーターの迅速な配送と設置を待っていました。
- 2024 年 12 月 17 日 13:24:48 UTC 頃、すべてのサービスが再び稼働しました。OSMは現在、新しいIPv4インターネットプロバイダーであるEquinix Internetで運用されていますが、いくつかの問題が解決され次第、IPv6も追加される予定です。この 57 時間の停電後の最初の歴史的な変更セットは、KTim が StreetComplete アプリ バージョン 60.0 を使用して作成した、ドイツのリューネブルクの階段のマッピングでした。
- Metaは、OpenStreetMap Foundationのインフラと運用の強化、State of the Mapなどのイベントのサポート、共同マッピングイニシアチブの推進のために、OpenStreetMap Foundationに178,710ユーロを寄付しました。
イベント
- Frederik Ramm は、次回の Karlsruhe Hack Weekend が 2025年 2月15日から16日に予定されていることを発表しました。いつものように、開発者は自分のプロジェクトを持ち寄り、他の人とアイデアについて話し合います。
- FOSSGISは、2025年のFOSSGISカンファレンスのプログラムスケジュールを公開しました。
- SotM Asia 2024では、多くの人がその体験について書いています。
- 12月11日、Bastian Greshake Tzovaras氏がアルゼンチンのリオクアルトにある国立大学で、OSMやPanoramaxが市民科学にどのように活用されているのかについて講演を行いました。スライドはオープンライセンスで公開されています。
OSM research
- 研究者たちは、OpenStreetMapのデータ、特に高さタグ付きの建物のフットプリントを利用して、世界の都市建物の高さモデルを検証しました。OSMデータは、ブラジルや中国などの地域で重要な役割を果たし、科学研究におけるその価値を示し、高度な地理空間アプリケーションの信頼性を高めました。
- コミュニティマッピングやOpenStreetMapが都市の気候適応や開発計画・実施に貢献した良い例はありますか?オープンマッピングの支持者の連合は、正確な地理空間データとコミュニティの知識への効果的なルートとしてオープンコミュニティマッピングの使用の増加を主張するジャーナル記事の証拠として使用するケーススタディを探しています。
OSM人道支援
- Gendy54は、アフリカ南東沖のフランス領マヨット島を最近襲ったサイクロンの「チド」の被害に対する人道的マッピングプロジェクトを発表しました。
地図
- ButterflyOfFireは、アルジェリアの観光セクターのジオポータルについて書いています。フランス語のビデオで、プロジェクトの結果を知ることができます。
- Wolfmond は、Fediverse のユーザーが自分が居る場所を登録できる共有インタラクティブマップである fedikarte.deを 開発しました。
- Maps Maniaは、Amanda McCann WaterwayMapについて報告しています。この成功したグローバル流域インタラクティブマップは、OpenStreetMapデータを基礎として使用し、世界中の河川の構造と流れを視覚化します。
オープンデータ
- Trufi AssociationがOSMから生成した公共交通機関のデータ(GTFS)は、MobilityDatabaseの厳しいテストに合格しました。
ソフトウェア
- トランスフォームトランスポートは、「15分圏都市スコアのツールキット」をリリースしました。近接サービス分析の最適化ができるインタラクティブなマップを介して結果へアクセスできます。または、PTVにWebマップとして表示できます。
- Bastian Greshake Tzovaras氏は、Amanda McCann氏による「osm-mapping-party-before-after」ツールのDockerベースバージョンの作成に取り組んでいます。目標は、すべての依存関係を手動でインストールすることなく、ビフォーアフターの比較マップを作成できるようにすることです。動作するプロトタイプはこのPRにあります。
- Thibault Mollemanさんは、OSMR(OpenStreetMap Router Project)にあるデバッグレイヤーの存在を学びました。車の例が提供されていました。
プログラミング
- Jeremy Keith は、Cache API と Service Worker を活用して、軽量のビットマップ・マップタイルと OpenFreeMap のより詳細なベクタータイルを切り替えることで、JavaScript をオフスレッドでキャッシュすることでパフォーマンスと柔軟性を維持しながら”The Session” のマップを段階的に強化する方法を説明しています。
- Jin Igarashiさんが maplibre-gl-terradraw に新しいメジャーコントロールを追加しました。1行のコードでMapLibreに追加でき、Maplibre GL Terra DrawのWebサイトでデモを見ることができます。CC BY-NC-SA 4.0 International の下でライセンスされています。
- Romika Thapaは、ダイナミックなマッピング、視覚化、データの双方向性を統合したインタラクティブなOpenStreetMap(OSM)ベースのWebアプリケーションの開発プロジェクトを進行しています。Leafletで構築されたこのインタラクティブなWebアプリでは、次のような機能を搭載予定です。地区、市町村、州などの地理的レイヤーを視覚化。名前による生徒の位置検索。リアルタイムの気象データをマップポップアップに統合。カスタムマップマーカーを使用して近くの学校を表示。
- Miles Alan は、Mobility Database から GTFS の時刻表データを直接取り込むことができる、オープンソースの公共交通機関旅行プランナーである Mobrouteを開発しました。
- エレンは、公共交通機関ネットワークでの多基準移動計画向けに調整されたRAPTORアルゴリズムのRustベースの実装であるFarboxを開発しました。Farboxは、メモリに制約のあるデバイスでも効率的に動作するように設計されており、OpenStreetMapデータを活用するオープンソースのルーティングエンジンであるValhallaの上に構築されています。
リリース
- 2024年12月12日、Vulkanに対応したMapLibre Androidの新バージョンがリリースされました。パッケージandroid-sdk-vulkan 11.7.0はMaven Centralの公開リポジトリから入手できます。
- ハイデルベルク地理情報技術研究所(HeiGIT)は、openrouteserviceバージョン9.0.0をリリースしました。このアップデートでは、独自のopenrouteserviceインスタンスを実行するユーザー向けのいくつかの重要な変更が行われています。
メディア掲載
- Die Sendung mit der Mausの特集では、信号機システムがどのように制御されているか調査して、ケルンが交通管理センターと連携して監視と意思決定にOpenStreetMapを使用していることに注目しています。
- ニューズウィーク誌は(いつものように)OpenStreetMapベースのインタラクティブマップを利用して、ベラルーシに最近配備されたロシアの戦術核兵器の範囲を説明しました。
その他の “ジオ” な事柄
- Ryan Abernathey は、地球と環境データサイエンスに関する書籍を出版しました。コンテンツはCC BY-SA 4.0国際版でライセンスされています。
- Framacarteやその他多くの興味深いプロジェクトを維持しているFramasoftは、(OpenStreetMapと同様に)20周年を祝っています。継続は力なり。
- Nordmagazinは、ドイツのAltenpleen消防署がGoogleマップ上の不正確なデータのために緊急事態の現場に到達できなかったという事件を報告しました。過去 5 年間、地方自治体から度重なる要請があったにもかかわらず、Google はこれらの変更を反映するように地図をまだ更新していません。
- Caitlin Dempsey は、Mapping Methane: the Launch of MethaneSAT and the Limitations of Satellite Data を出版し、一部のハイパースペクトル画像を使用してメタン排出に関するデータを取得する利点と制限について議論しています。
- Overture Mapsは、Amazon、Microsoft、Metaなどの大手企業とのパートナーシップにより、オープンマッピング技術を進歩させるため、多様なデータソースを統合する7TBの月間更新グローバル地理空間データセットを特徴とする新しいアップデートをリリースしました。
まもなく開催
場所 | イベント名 | オンライン | 開始日 | 国・地域 |
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Jevíčko | 2. jevíčský mapathon | 2024-12-20 | ||
gmina Krośniewice | Świąteczne mapowanie | 2024-12-20 | ||
バンガロール | OSMバンガロールマッピングパーティー :osmcalpic: | 2024-12-21 | ||
Hamburg | OSM@38C3 | 2024-12-27 – 2024-12-30 | ||
デュッセルドルフ | デュッセルドルフ OpenStreetMap-Treffen (online) :osmcalpic: | 2024-12-27 | ||
モアズ | Community-Hackday vom 3. – 5. Januar 2024 im JuNo, Moers Repelen | 2025-01-03 – 2025-01-05 |
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Aphaia_JP, MatthiasMatthias, Raquel Dezidério Souto, Strubbl, mcliquid, miurahr, muramototomoya.