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週刊OSM 749

2024/11/21-2024/11/27

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OpenStreetMapのデータは、英語またはフランス語に翻訳されたタグ付きでダウンロード可能 [1] |SeverinGeoLes Libres Geographesに実装 |マップデータ© OpenStreetMap貢献者)

速報

  • ResultMaps @ neis-one.orgは、2024年12月03日(火曜日)の日本時間13時から17時まで、データセンターの緊急メンテナンスの影響で一部が停止します。

コミュニティ

  • Enock4sethは、ガーナのアクラのマッパーに、OpenStreetMapの更新を古いBing画像だけに頼るのをやめるよう促し、Esri World Imageryがより新しく、より適切に連携していることを強調しています。
  • 最近リリースされたFoursquare 104MのPOIデータセットのデータ品質のレビューが公開されました。Apache 2.0がOSMのODbLと互換性がない可能性があるほか、10年間の旅行ログからの船や飛行機などの一時的なエントリがふくまれていたり、観光客が母語で残した活動記録であったり、交通渋滞に関する苦情であったり、荒らしや冒涜の事例があるなどの懸念、多数のPOIが実際の場所から何マイルも不正確に配置されているなどの問題がありました。
  • Simon Willisonさんは、OpenStreetMap\.orgの「共有」機能を推奨しています。これは、https://www.openstreetmap.org/export/embed.html を介して地図を埋め込むためのiframe HTMLを生成します。パラメータには、バウンディングボックス、マーカー、Mapnik、CycleMap、HOTなどのレイヤーが含まれているため、簡単な設定でマップをWebページに簡単に統合できます。
  • 最近、SotM 2024の動画がさらにアップロードされましたので、ぜひチェックしてみてください。
  • Pieter Vander Vennet氏は、Paul Dassori氏のValdiviaのスクリーンショットに示されているように、協同で開発されているOpenStreetMapツールのエコシステムに着目しています。iDエディタは、Panoramax.xyz を統合した連合システムであるPanoramax.xyz、Panoramax MapComplete、およびAwoのようなMapCompleteユーザーからの投稿を通じて、利用可能な画像とともに、場所を表すオレンジ色のドットを表示し、ジオロケーション写真の豊富なデータセットを表示します。

OpenStreetMap Foundation

  • Arnalie氏は、OSMFの提携に非公式のユーザーグループやテーマ別のユーザーグループを含める方法を提案することを目的としたOSMF-LCCWGのアフィリエーションモデル小委員会の立ち上げについて、振り返っています。ハイライトには、成功したボランティアのミートアップ、共同リーダーの計画セッション、インクルージョンを改善するための明確な目標が含まれます。次回のボランティアミートアップは2024年12月14日に予定されています。
  • Ubuntuで18年間使用した後、OpenStreetMapはインフラストラクチャをDebian 12(Bookworm)に移行し、パフォーマンスと安定性を向上させました。この移行は、パッケージ管理の改善とI/Oバウンドシステムのパフォーマンス修正によって推進され、Openstreetmap.orgのRuby on Railsのようなコアサービスのアップグレードが含まれていました。チームは、Debian のコミュニティとメンテナの対応とサポートを称賛しました

イベント

  • Panoramax の最初の月例オンラインミーティングが11月25日(月)に開催されました。集まった貢献者は、最新の情報、コミュニティでの洞察、地理空間画像連合プラットフォームの計画について話し合いました。特記すべき話題としては、機能開発、コラボレーションの機会、使用拡大の目標が含まれます。スクリーンキャストを視聴するか、議事録をご確認ください。次回のミーティングは12月17日(火)の予定です。
  • The State of the Map Kerala 2024 カンファレンスが11月16、17日、インド・ケララ州ワヤナド地方ポーコデの獣医学・動物科学学院で開催されました。150人を超えるマッパーがインド中から集まりました。年に一度のこのイベントは、マッピングコミュニティでの学び、共有、共働に焦点をおくものです。

教育

  • Anne-Karoline Distelは、OpenCameraを使用してストリートレベルの画像をオープンデータとしてキャプチャし、PanoramaxのWebサイトにアップロードする方法を解説しています。このビデオはPeerTubeでも視聴できます。
  • IVIDES.orgは、Raquel Dezidério Souto博士によるOpenStreetMapとの協調マッピングとuMapとのWebマップに関するワークショップ > を開催しました。このセッションは、2024年に研究所がブラジル、中央アメリカ、アフリカ諸国のマッパーグループを対象に実施する17回の研修セッションの最後の回となります。プレゼンテーションはポルトガル語で行われ、トレーニング資料も公開されています

地図

  • WasteFreeMapはリサイクル回収地点のグローバルなクラウドソースのマップです。OpenStreetMapのデータとユーザーの投稿(写真、コメント、回収スケジュールなど)を組み合わせます。このプラットフォームは、透明性の向上と持続可能な廃棄物管理への参加を目指しつつ、世界中の恒久的および一時的なリサイクル拠点を取り上げています
  • OSM.org で灰色表示の地図にうんざりしていませんか?シンプルな uBlock Origin フィルターで修正できます。以下のルールを追加するとマップが明るくなります。
    openstreetmap.org##img.leaflet-tile:style(filter: brightness(1) !important)
    

    この修正はViolentmonkey スクリプトとしても入手できます

OSM in action

  • City Planner Playsは、OpenStreetMapデータに基づく現実世界の地図を使用して、世界中のどこでもバス会社を構築および管理できるゲームであるCity Bus Managerをレビューしました。ルートを計画し、スケジュールを最適化し、さまざまな都市で発生する固有の課題を克服しながらビジネスを成長させましょう。
  • Ubahnverleihは、Microsoft Flight Simulator 2024で使用された OpenStreetMapデータを調査し 、広範な飛行、建物の高さの比較、Overpass APIクエリの結果、データセットが2024年8月26日のplanetファイルに対応している可能性が高いと結論付けました。

オープンデータ

  • [1] Séverin Ménardは、Free Francophone Spatial Data Infrastructure (SDI) 内にETLサービスを導入し、28のフランス語圏のグローバルサウスの国のユーザーが、英語またはフランス語に翻訳されたタグ付きのOpenStreetMapデータにアクセスできるようにしました。このイノベーションによって、地理空間データの利用における言語の壁が埋まり、特に英語を話さない地域に利益をもたらします。分単位の更新でリアルタイム性も提供しています。ブログ記事で、背景、技術的なアプローチ、およびデータの取得方法 / について説明しました。

ソフトウェア

  • Martin Raifer氏は、State of the Map 2024での講演で、これまで実施してきたiDエディタの改善について振り返りました。主なポイントには、データの複雑さへの対処、最終チェック日のタグ付けなどの機能によるマップのメンテナンスのサポート、ライフサイクルマッピングの直感性の向上などでした。Mattiaのライフサイクルタグ付けなどの共同作業機能が、今後のiDバージョン2.31リリースに含まれるそうです。今後のコミュニティチャットは、12月4日(水)と1月8日(水)に予定されています。

プログラミング

  • GeoDeskチームは、最小限のハードウェア要件で効率的なインプロセスクエリ用に設計された、C++用の軽量でオープンソースのOpenStreetMapツールキットをリリースしました。OSM pbf ファイルをコンパクトなデータベース (地球全体は 100 GB 未満) に変換し、高度な地理空間クエリと操作をサポートするほか、追加機能として GEOS との互換性を提供します。広範な言語と統合するために将来的なC言語APIの提供などを計画しています。
  • osm-to-3dprintツールを使用すると、ユーザーはOpenStreetMapデータをエクスポートして、STL形式に変換することで、3Dプリンター用に準備できます。簡単にカスタマイズできるように設計され、広範囲のエクスポートに最適化されているため、モデルは最小限のファイルサイズで印刷可能であり、3D形状エラー(3Dモデルの厚みが0であったり、体積が定義できないエッジである非多様体エッジ)はありません。Python ベースのツールは、高さ調整と効率的な処理をサポートしているため、都市モデルの作成に最適です。

ご存知でしたか?

  • OpenMapChestは、OpenStreetMapデータを使用して毎週更新されるGarminマップを提供します。このガイドに従って、OSMから抽出して独自のGarminマップを作成することもできます。
  • … OpenHistoricalMapは、家系図のWebアプリケーションであるGramps Webのマップレイヤーとして利用できるようになりました。この統合により、家族の歴史や経時的な地政学的変化を調査するためのダイナミックな歴史的マップを、系図研究者が利用できるようになります。

メディア掲載

  • Pieter Vander Vennet氏は、ゲントでMapCompleteを使用して2つの監視カメラマッピングウォークを主導しました。地元のテレビ、新聞、VTMからの取材をうけて、カメラをマッピングすることで、OpenStreetMapのボランティアが都市空間の透明性が高まることを強調しました。

その他の “ジオ” な事柄

  • Daniel Estévez氏は、モバイルデバイスから位置データを収集するHTML5ジオロケーションAPIを使用して、ジオロケーションをMaia SDR(Software Defined Radio)のSigMFメタデータに統合する新機能の追加を発表しました。オプトイン機能により、ユーザーはいつでも自分の位置情報を含めたりクリアしたりすることができます。変更の詳細はGitHubのプルリクエストで確認できます。
  • NH Stone Wall Mapper アプリケーションは、ニューハンプシャー州環境サービス局が提供する対話型の ArcGIS マップ ビューアーを提供しており、水資源、大気質、土地管理などの環境データを探索できます
  • OpenCultureは、ジュール・ヴェルヌの『驚異の旅』Extraordinary Voyages42の地図すべてを紹介し、現実と架空の地理を融合しています。19世紀文学の最も象徴的なシリーズの1つに科学と想像力を融合させた、ヴェルヌの監督の下で制作された版画は、地図製作とストーリーテリングに対する情熱を大いに映しています。
  • Jan Adriaenssensは、ユーザーが地理参照された古地図上で自分の位置を確認できるウェブアプリ「Allmaps Here」をレビューしました。何世紀にもわたり作成された地図を通じて、アントワープやブリュッセルなどの都市を探索するユニークな方法になっています。Bert Spaanによって作成されたこのアプリは、古い地図と最新のジオロケーションを組み合わせて、都市の歴史と地理についての発見を可能にしています。

まもなく開催

場所イベント名オンライン開始日
ঢাকাState of the Map Asia 2024-11-29 – 2024-11-30flag
シャンベリMapathon débutant saison 24/25 CartONG 2024-12-02flag
ザルツブルクOSM Treffen Salzburg 2024-12-03flag
Missing Maps London: (Online) Mapathon [eng] 2024-12-03
シュトゥットガルトシュトゥットガルター OpenStreetMap-Treffen :osmcalpic:2024-12-04flag
iD コミュニティ チャット 2024-12-04
OSMインドアミートアップ 2024-12-04
LCCWG Monthly Meeting 2024-12-05
モンルージュRéunion des contributeurs de Montrouge et du Sud de Paris 2024-12-05flag
OSMF エンジニアリングWG会議 2024-12-06
コーベンハウンOSMmapperCPH 2024-12-08flag
中正區OpenStreetMap x Wikidata Taipei #71 2024-12-09flag
サンノゼサウスベイ・マップナイト2024-12-11flag
ソルトレイクシティOSM Utah Monthly Map Night 2024-12-12flag
ロレーン郡OpenStreetMap Midwest Meetup 2024-12-12flag
ŽilinaMissing Maps mapathon Žilina #15 2024-12-12flag
ミュンヘンMünchner OSM-Treffen 2024-12-12flag
ボーフムボーフム OSM Treffen 2024-12-12flag
LCCWG SubCommittee – OSMF Affiliation Models Volunteers Meetup 2024-12-14

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Aphaia_JP, Raquel Dezidério Souto, Strubbl, derFred, mcliquid, miurahr, muramototomoya.