2021/12/14-2021/12/20
マッピング
- PoliMappersは編集のスキルレベルを上げるツールとしてJOSMを勧めています。
- Bo Percival氏は、人道支援マッピングにおけるAIアシスト機能の効果を検証しました。初心者マッパーが
AIアシスト機能を使った場合、マッピング速度は向上するものの、データ品質は向上しませんでした。そのため、データ検証作業の負荷が増大するおそれがあります。 - Gonéo氏はリヨン市(フランス)の駐輪場データのインポートを計画中です。
- Muluba氏は、スマホ用データ収集アプリKoBo ToolBoxを使うとOSMデータを集めるのに便利だと述べています。
- 下記のタグ提案で意見を募集中です。
landuse=reservoir
タグを廃止し、water=reservoir
に切り替える- 道路端の駐車方法の詳細(
parking:lane
、parking:condition
)
コミュニティ
- Amanda McCann氏は自身が11月におこなったOSMF委員会の活動やマッピング活動をまとめました。
- Simon Weckert氏は昨年にスマホを99台持ってGoogleマップに偽の渋滞情報を作りました。Cyrille Borne氏は、違法性はないものの倫理的に問題があること、ITにおける倫理性を担保するにはOSMのようなプロジェクトが必要であることを述べています。
- Christoph Hormann氏は、OSMFが管理するメーリングリスト等には今後参加しないと述べています。OSMFはエチケットガイドラインを策定中ですが、多様な文化圏からの参加者をひとつの行動基準でしばることは不可能であると考えています。
- ティファナ市(メキシコ)で、建物データのインポートが計画中です。
- UN Mappersは、OSMを国連平和維持活動などに活用することを議論するカンファレンスUnite Maps Conferenceを開催しました。
OpenStreetMap Foundation
- Mateusz Konieczny氏は、今年の1月にOSMFが雇用している人のリストを質問しましたが、そのようなリストはないとの解答でした。その後にリストが作成され、現在の雇用者数はゼロとのことです。
地方支部ニュース
- OSGeoオセアニアが年間報告書を公開しました。
イベント
- SotM米国の発表者募集締め切りが1月8日まで延長されました。
オープンデータ
- カールスルーエ市(ドイツ)の公共交通機関が車いすに対応しているのかを可視化した路線図が作成されました。なお12月に地下鉄が開通し、開通前後の路線図を比較することもできます。
ソフトウェア
- Marcelo Prates氏が開発したPretty Mapsを元に、Haoming Zhuang氏はローカルの地理データファイルからPretty Maps風地図を生成するツールを開発しました。
ご存知でしたか?
- [1] MyOSMaticを使うと、
OSMデータから地域の地図を作成することができます。また様々な言語に対応しており、日本語にも対応しています。
その他の “ジオ” な事柄
- イリノイ州(米国)のアマゾン倉庫が竜巻の被害にあいました。Maxar社のTwitterアカウントは、被害の前後の航空写真を比較しています。
- Julien Coupey氏は地図をつかったカレンダーをオススメしています。なお地図のデザインはSotMハイデルベルクで作成された地図デザイン集を彷彿とさせると述べています。
- GISデータをGitのようにバージョン管理するツールKartがQGISプラグインから利用できるようになりました。
- パブリックドメインの地図データセットNatural Earthのバージョン5が公開されました。Ilya Zverev氏は概要を解説しています。
まもなく開催
‘
Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
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