2023/04/18-2023/04/24
マッピング
- HIFLDは米国施設のパブリックドメインデータです。SherbetSさんは、HIFLDデータをQGISを用いて、OSMに使えるフォーマットに変換する方法をまとめました。watmildonさんは、このデータをJOSM統合プラグインを使ってインポートする手順をまとめました。
- watmildonさんは、JOSM統合プラグインを使って、米国の住所データをインポートする方法をまとめました。また、インポートの際に気を付ける点も整理されています。
- スマホでiDエディタを使う際、通常使用されている
https://www.openstreetmap.org/edit?editor=id
ではなく、https://www.openstreetmap.org/id
からアクセスすると、画面を広く使えて便利であるとAnton Khorevさんがアドバイスしています。 - サンフランシスコの一部地域では、例えばテニスコートが複数個ある場所では
pitch
オブジェクトをひとつだけ作成し、コートの数をquantity=*
タグに入れています。publicerinationさんは、quantity=*
タグをcount=*
に変更したうえで、個々のコートをマッピングするよう修正を進めています。 - 地下に埋設された水道管等の位置を示す標識
marker=*
のサブタグとして、その場所にどのようなものが埋設されているのか(配管、電線など)を示すタグsubject=*
が提案されました。 - 公共交通機関の案内板等に音声案内機能がついているかどうかを示すタグ
*:speech_output=yes/no
に対する投票が実施されています。締め切りは5月2日です。
コミュニティ
- 欧州では、過去に牧場から牛乳を受取っていた歴史的な場所に、牛乳缶が設置されていることがあります。Anne-Karoline Distelさんはこの地物のマッピング事例を整理したところ、マッピング数が急激に増加しました。
- ジオモブポッドキャスト第177回に、メルボルンの鳥観図を作成したMelinda Clarkeさんへのインタビュー記事が掲載されました。
地図
- Knooppuntnetはオランダおよびベルギーの自転車道やハイキングコースの分析ができるウェブサービスです。デモ版が利用可能です。
オープンデータ
- OSM米国は、運輸省等と共同で、パブリックドメインの地図データを整備するプロジェクトを進めており、その進捗状況を報告しました。国のデータはパブリックドメインとして公開してOSMに入れることができますが、OSMデータを国のパブリックドメインデータに取り込むことはできません。そこで、まずパブリックドメインデータをユーザから受取って、それをOSMおよび国のデータに反映する仕組みを開発しています。
ソフトウェア
- GDAL 3.7では、XMLおよびPBF形式を読み取るためのOpenStreetMapドライバにより、
all_tags
およびother_tags
の書式について、HSTOREではなくJSONとして表現できる新しい設定法が導入されています。特に、OpenStreetMapデータを配布するようなogr2ogr
のユーザは、必要な地物を有効にすることができます。配付されるデータの受信者は、カラムを構文解析する目的でPostgreSQLやGDALに依存する必要が無くなりました。 - Stefan KellerさんはVelorouteをお勧めしています>
。これはサイクリストにとっての「ストリート表示」のようなものです! オープンソースで、OSMデータを使用しています。
プログラミング
- ユーザーのDarkonusは、OpenAIによる最先端の言語モデルであるGPT-4を使って実験することにしました。OSMデータの履歴を視覚化する新しいアプローチを考えています。従来式のOSMディープヒストリーテーブルや、GPT-4の支援で作成した新しい視覚化といった初期の試みを共有しています。
- Taginfoは、OpenStreetMapタグを分析する長年のOSMプロジェクトです。開発者のJochen Topfは、WebサイトのJavascriptとCSSを近代化して、パフォーマンスと最新のウェブテクノロジーとの互換性を向上させました。サイトの外観や機能はほとんど変わっていませんが、今回のアップデートにより、携帯電話などの小さな画面でのサポートが良くなる見込みです。このアップデート作業中に小さな問題はありましたが、Jochen氏はWebサイトの改善に満足しているそうです。今後の開発ではコンテンツの改善に重点を置く計画だということです。
ご存知でしたか?
- … Notes Map
?キーワードまたは特殊なハッシュダグ「#…」を使用して、OSM上のメモを識別しようとします。 - Foss-North 2023カンファレンスで、開発者のエドワード・ベッツ氏によって発表されたOSM⇔Wikidata matcherをご存知でしたでしょうか?
- SCEEと呼ばれるStreetCompleteの改造版があることを知ってました?通常のStreetCompleteでは高度な編集機能がないのですが、経験豊富なOSMコントリビュータを対象とした機能が付加されているもので、F-Droidからインストール可能です。
その他の “ジオ” な事柄
- Swisstopoは、Spotifyポッドキャスト(
のみ)のチャネルを発表しました ►。1つ目は、主要な地形的マップシリーズのデジタル化の段階に関するもので、2つ目は、氷河、湖、その他の水と湿地の特徴の地図作成の発展に関するものです。
まもなく開催
‘
Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
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