週刊OSM 715

2024/03/28-2024/04/03

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ルートを計画し、障害物を発見し、橋、ベンチ、溝などをマッピング [1] |© barfootstache & OsmAnd |マップデータ © OpenStreetMap貢献者

マッピング

  • [1] barefootstacheは、クロアチアの田園地帯を、水路を横断しながら、ずぶ濡れになりつつ、探検しました。
  • GovernorKeaganは、故郷でマッピングされていない建物や詳細を追加する、Gqeberha(南アフリカ、ポートエリザベス)マッピングの旅を共有しました。このタスクの治療的側面を強調しており、進捗状況を記録する構造化された、スクリーンショット付きの文書を更新していく予定です。
  • Jfd553は、マグダレン諸島詳細マッピングプロジェクトを記録しています。この9 か月間のプロジェクトで、既存のデータの修正と、地元の知識に基づく新しい地物を追加して、マップを充実させました。
  • ReDHumus.org のユーザーOMNIBUSさんが、#UNMappers 検証トレーニングへの参加について日記に書いています。”Who did it” RSSジェネレーターを使用して、興味のあるエリアの地図変更を追跡する方法と、技術に詳しくないユーザー向けにWebサイトでタイムラインを公開する方法について、学んだ内容を共有しています。
  • Supaplexは、NCKUでOpenStreetMap TaiwanとTomTomが主催し、HOTタスクマネージャーによるローカルプロジェクトの作成に焦点を当てたマッピングワークショップについて、詳細を報告しました。22人の学生が研修を受け、台南市西傑区の369棟の建物のマッピングに貢献しました。
  • traffic_signのタグ付けの拡張提案の投票は、4月15日までです。

マッピングキャンペーン

コミュニティ

  • B-unicyclingさんは、OSMベルギーから360度カメラの支援をうけて、地域の写真撮影を開始しました。これまでに12000枚の写真を撮影してMapillaryにアップロードしました。
  • 4月1日の出来事です
    • Osm2pgsqlがAIベースに切り替わりました。まずはロゴがAIで生成されました。
    • StreetCompleteの現在場所アイコンがニャンキャットに変わりました
    • TrickFoxyさんがOSM API v1.0⁴を提案しました。ウェイを廃止しすべてリレーションにするといった内容です。
  • NorthCrabさんは、次世代OSMウェブページNextGenを提案しており、開発を進めています。開発進捗報告の第3回目では、RapiDエディタの統合やタグの複数値のサポートなどを取り入れています。
  • Sven Geggusさんは、キャンプ場のタグ付け状況について分析を進めています。キャンプ場の補足情報(テントの有無など)がタグ付けされているサイトの比率は年々向上しているとのことです。
  • Volker Krauseさんは、ハンブルク市(ドイツ)で開催されたFOSSGIS2024の参加レポートを公開しました。屋内マッピング、公共交通機関、オープンデータといったトピックが取り上げられています。

OpenStreetMap Foundation

  • OSMFの役員選挙が10月19日に実施されることが決定しました。立候補権を得るためには、4月22日までに会員登録をすませておく必要があります。今年は4議席が改選されます。

イベント

  • SotM南アメリカ2024は12月7-8日にベレン市(ブラジル)で開催されます。Vitorさんは、現在ウェブサイトを作成中で、協力者を募集しています。
  • FOSS4G SotMオセアニア2024が11月5-8日にホバート市(オーストラリア)で開催されます。発表募集の締め切りは5月31日です。
  • FOSSGIS 2024の発表動画が公開されました。OSMデータ分析、オープンデータ、ソフトウェア開発といったトピックの発表があります。
  • SotM2024が9月6-8日にナイロビ市(ケニア)で開催されます。アフリカでのSotM開催は初となります。開催形式は現地とオンラインのハイブリッドです。現在発表募集中で、締め切りは4月23日です。
  • OSMブラジルコミュニティUmbraosmは、初心者向けマッピング講習会をオンラインで開催しました。

OSM research

  • ボゴタのスラム街を改善するために開発された共同マッピング戦略について説明している、南米の非公式居住地でのリモートデータ収集の方法論の作成について詳しく議論する2022年の論文がresearchgate.comに掲載されています。ボゴタのスラム街の700以上の名所をマッピングするためにOpenStreetMapとMapillaryを使用して、地元のNGOや国際的なボランティアを含むさまざまな利害関係者間のコラボレーションによる活動の利点に注目しており、他地域の同様の生活条件改善プログラムへマッピング活動の適用可能性を論じています。

OSM人道支援

  • リビアの洪水被災地でMapSwipeユーザーが収集したオープンデータが、人道支援活動家やマッパーがOpenStreetMapに入れるべき集落の特定に役立てていることを、Pete Masters氏が動画で紹介しています。

地図

  • Robin Wilson氏は、OSM地図を背景にイギリスの地名を検索・表示できるウェブアプリを立ち上げました。たとえば、「great」で始まり、「burgh」で終わる名前、「sea」を含む名前を検索すると、英国の地名の魅力的なパターンや現地の情報が表示されます。
  • ウェーハが作成したuMapマップがoutdoorseiten.net フォーラムで紹介されました。5000の避難所、給水所、およびハイカーや自転車旅行者が興味をもつような情報が登録されています。ボランティアが訪問して、説明を行なって、撮影して登録されています。現在、ドイツとその周辺地域のみ提供していますが、世界中の情報を登録できるので、拡大も可能です。
    参加を希望する人は、フォーラムに登録する必要があります。こちらに投稿して、情報を報告できます。
  • Tracestrackは、地形図にsac_scaleタグとtrail_visibilityタグのレンダリングを開始しました

ソフトウェア

  • Stadia Mapsは、最新のエンドポイントであるCacheable Static Mapsのリリースを発表しました。CDNや静的サイトなどのデジタルプロジェクトや、パンフレットや書籍などの印刷物で新しいユースケースが可能になっており、Static Map Images APIを特別な条件で拡張しています。
  • gearrice.com のOlivia Hudsonは、Android Autoユーザーにとって、Google MapsやWazeに代わるオープンソースとしてOrganic Mapsを取り上げ、オフラインマップのダウンロード、Android Autoの互換性、カスタマイズオプションが便利だと伝えています。

プログラミング

  • Retiolusは過去2週間にわたってOSM2GMapsアプリを開発しました。OSMベースのアプリリンクとGoogleMaps、AppleMaps、MagicEarthのリンク、またはその逆の変換を容易にし、ユーザーからのフィードバックによって強化されます。
  • Robin Wilson氏は、Valhallaの出力を処理するPythonコードを含むValhallaとDockerを使用して、OSMベースのルーティングをセルフホストすることがいかに簡単かを示すブログ記事を書きました

リリース

  • Vespucci 20.0.0リリースには、OAuth 2認証サポート、Android 4.1から4.4のサポート終了、円の作成や整列などの新しい幾何学的機能、ウェイファインディングの改善、競合解決の改善、プリセットでのローカライズされた値のサポートなど重要なアップデートが含まれています。また、新規ユーザーのオンボーディング エクスペリエンスも向上します。
  • Zverikは、オフラインマッピングの強化を目的として、ユーザーが色やメモのオプションを使用してマップまたはイメージレイヤーに線を落書きできる「ウォーキングペーパーモード」を備えたEveryDoorアプリのテストビルドをリリースしました。geojsonエクスポートをサポートし、タップ可能なメモ、スタイル選択、消しゴムモードなどのさまざまな改善が目的です。
  • GeoDesk for Python 0.1.10 では、OpenStreetMap の異常な地物を発見するのに役立つ、最小/最大面積と長さの新しいフィルターが導入されました。
  • Mapilioは、iDエディタを介してOpenStreetMapに画像レイヤーを統合することを発表しました。このパートナーシップは、精密なマッピングのための改良されたツールをマッパーに提供することを目指しています
  • オーディナンス・サーベイは、英国全土の100万キロメートルを超える道路、鉄道、パス、フェリーネットワークを統合することで、輸送計画立案者を支援する新製品であるOSマルチモーダルルーティングネットワーク(OS MRN)を発表しました。このイノベーションは、公共部門地理空間協定に基づく顧客からのフィードバックに応えて開発されたもので、輸送データの包括的なワンストップショップを提供することで、ルート計画を簡素化することを目的としています。
  • Androidのオーガニックマップバージョン2024.03.31-8では、OpenStreetMapのログイン機能が再び有効になります。その他の改善点としては、ヨーロッパの等値線標高データの改善、3月26日からのOpenStreetMapデータの更新、ブックマークリストの並べ替えや検索結果ボタンの拡大、クラッシュの修正やAndroid Autoの改善など、さまざまなインターフェースや機能の改善などがあります。
  • FacilMap バージョン 4.0.0 では、重要な UI/機能の更新、バグ修正、セルフホストインスタンスの変更、Vue 3 への移行、Bootstrap 5 の使用、現在地の高精度モードや QR コード共有などの新機能の導入などの技術的な変更が行われています。

ご存知でしたか?

  • Öffiは、ヨーロッパ各国や米国の電車やバスの遅延や代替サービスなど、リアルタイムの情報をユーザーに提供して公共交通機関をサポートするAndroidアプリです。
  • 交通標識ツール (de) > en は、ドイツの交通標識のタグをまとめるのに使用できますよ

メディア掲載

  • chip.de は OpenCycleMap がサイクリングツアーをリアルな体験にしてくれると主張する記事を掲出 しています。この記事では、マップの凡例、表示される POI、および編集オプションについて説明しています。
  • GeoObserverは、ボルチモアのフランシス・スコット・キー橋が全長300mのコンテナ船の衝突事故で崩壊した際の迅速な対応に代表されるように、OpenStreetMapの迅速な更新に注目しています。事故から2時間34分以内に、OpenStreetMapは橋の状態を反映するように地図を更新し、最新の地図データを提供する効率を実証しました。
  • アガフォンキン氏が、OpenStreetMap.org のようなインタラクティブマップ用のオープンソースのJavaScriptマッピングライブラリであるLeafletを作成した経緯をYouTubeで振り返っています。また、紛争が続くウクライナでの生活にも触れ、アガフォンキンさんの仕事への影響も語っています。

その他の “ジオ” な事柄

  • 140人以上の参加があった「Data above and below ground」をモットーに開催されたOpen Data Days Vienna 2024で、議会の拡張オープンデータ提供に関する洞察を提供するとともに、ガイド付きツアーや議会の活動に関連するさまざまなオープンデータショーケースでの議論を通じた、民主主義における透明性とアクセシビリティの重要性への理解をすすめることができました。
  • 電源の相互接続を備えた洋上風力設備の詳細を示すマップが公開されています。この主題図は Esri のツールを使用して開発されてます。
  • 気候変動と闘うための新しい都市周辺林の世界的な可能性を評価する研究が、nature.com で発表されています。このような地理空間データの情報源は、土地利用の分析にもとづき気候変動からの回復の取り組みを導く都市林業を推進するために、気候変動の状況下、とても重要なものです。
  • Esri の Marianna Kantor が、空間解析と人工知能を組み合わせて意思決定と予測能力を向上させる GeoAI の変革的な役割について説明しています。航行可能な水路を維持するために GeoAI を使用して効率的に浚渫することで年間 1 億ドルを節約した米国陸軍工兵隊を引き合いに出し、複数セクターにわたる適用可能性に注目しています。

まもなく開催

場所イベント名オンライン開始日
モンルージュRéunion des contributeurs de Montrouge et du Sud de Paris 2024-04-04flag
ドレスデンOSM-Stammtisch Dresden 2024-04-04flag
Rio de Janeiro💻 Oficina de mapeamento de POIs no OpenStreetMap – YouthMappers UFRJ 2024-04-05flag
バンガロールOSMバンガロールマッピングパーティー :osmcalpic:2024-04-06flag
リッチモンドMapRVAハッピーアワー:osmcalpic:2024-04-09flag
ポツダムRadnetz Brandenburg Mapping Abend #5 2024-04-08flag
グルノーブルAtelier du groupe local OpenStreetMap 2024-04-08flag
ソルトレイクシティOSM Utah Monthly Map Night 2024-04-10flag
Aachen5. Treffen Aachener Stammtisch 2.0 2024-04-09flag
ミュンヘンMünchner OSM-Treffen 2024-04-09flag
HamburgHamburger Mappertreffen 2024-04-09flag
UN Mappers training – Validating OSM data – session #6 2024-04-10
ロレーン郡OpenStreetMap Midwest Meetup 2024-04-11flag
チューリッヒ162. OSM-Stammtisch 2024-04-11flag
OpenStreetMap visual impaired accessibility initiative – kickoff (online) 2024-04-13
City of BelmontSocial Mapping Sunday: Ascot Bridge 2024-04-14flag
コーベンハウンOSMmapperCPH 2024-04-14flag
アムステルダムMaptime Amsterdam – Spring Mapping:osmcalpic:2024-04-15flag
ハノーバーOSM-Stammtisch Hannover 2024-04-15flag
ベルリンDRK Beginner Online Mapathon 2024-04-15flag
EnglandOSM UK Chat 2024-04-15flag
サンノゼサウスベイ・マップナイト2024-04-17flag
ボン174. OSM-Stammtisch Bonn 2024-04-16flag
[Online] Map-py Wednesday 2024-04-17
BielefeldOSM Ostwestfalen-Lippe 2024-04-17flag
KielMapping-Party “Surveillance under surveillance” Kiel 2024-04-17flag
カールスルーエStammtisch Karlsruhe 2024-04-17flag

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by MatthiasMatthias, Michael Montani, Strubbl, TheSwavu, mcliquid, miurahr, muramototomoya.

One Reply to “週刊OSM 715”

  1. The Annual General Meeting has been moved to keep the OSM Foundation actionable, not for paperwork only.

    Like any serious organization, our employees and contractors, the community and also our donors expect us to spend diligently and ensure we are afloat even after disasters (i.e. hold sufficient reserves). It is industry standard for that purpose to plan ahead spending over a year, i.e. have a yearly budget ready at the beginning of the year. Obviously, this planning peaks during November and flows into December if one wants to be finished before the year starts, conflicting with the existing board election schedule. The new election schedule gives a newly elected board a chance to set priorities as it sees fit.