2024/04/18-2024/04/24
マッピング
- Clay_Cさんは、米国のパイプラインおよび危険物安全管理委員会が公開しているデータを使ってパイプラインをマッピングする手順を説明しています。
- ウィキメディア・イタリアにOSMマッピングを始めるチュートリアルが掲載されました。
- トルティーヤ専門店のタグ
shop=tortilla
が提案され、議論が進められています。 - ドアやゲートが通常の状態で開いているのか閉まっているのかを示すタグ
open=*
が投票中です。締め切りは5月7日です。
マッピングキャンペーン
- OSMベルギーが5月8日にマッパソンを開催します。OSMメモの解決を進めることがテーマです。
コミュニティ
- Branko Kokanovicさんは、Insta360 ONE RSを使って360度ストリートビュー写真を撮影し、Mapillaryにアップロードする手順を説明しています。GoPro 360よりもきれいな写真が取れるが、アップロードまでの手順が煩雑であるとのことです。
- SotMフランス2024は6月28-30日にリヨン市で開催されます。スポンサー募集が完了し、現在は発表者を募集中です。
OpenStreetMap Foundation
イベント
- ドイツのOSM地域支部FOSSGIS e.V.は、2026~2028年の年次大会を開催する都市を募集しています。
- ソフトウェア研究組織IVIDES(ブラジル)は、河川マッピングに関するオンラインワークショップを5月10日に開催します。
- SotM米国2024が6月6-8日にユタ大学で開催されます。現在参加者を募集中です。
- OSMスイスは、連邦運輸局が作成したOSM利用報告書をテーマにしたミーティングを5月2日に開催します。
教育
- b-unicylingさんは、OSMメモを活用することを勧める動画を作成しました。
- ソフトウェア研究組織IVIDES(ブラジル)は、POIをインポートする方法を解説するワークショップを開催しました。ワークショップで使用した事例ファイルはRaquel Soutoさんのブログからダウンロードできます。
地図
- Agroecologyマップには、環境に配慮した登録農場が掲載されています。Marcelo Soares Souzaさんは、Android用アプリを開発しました。
- bopjesvlaさんは、オフラインまたはネットワークが細い環境向けの地図アプリtinyworldmapを開発しました。
- Christoph Hormannさんは、OSMマップデザインが将来的にどのように進むのか考察しています。Cartoの運用基準が不明瞭であること、ベクタータイルは運用コストが下がるが膨大なデータ処理をユーザ側に押し付ける形になることなどが述べられています。
switch2OSM
- Jacek Gęborysさんは、世界中のいくつかの都市で、駅から徒歩何分かかるかを色分けした地図を作成しました。OSMデータを使い、QGISでデータ処理しました。
- 買い物アプリlessy.appで使われている地図は、OSMデータを使いYandex風スタイルで作成されていることがOSMロシアコミュニティで指摘されています。
- ザールラント州(ドイツ)観光局はOSMの活用に関するセミナーを開催しました。euroPathfinderさんはセミナーへの参加レポートを作成しました。セミナーは観光専門家を対象に、OSMの基本やハイキング/サイクリングコースのデータ利用などについてトレーニングがありました。
プログラミング
リリース
- ルート検索ツールGraphHopperのバージョン9.0がリリースされました。GPXエクスポート機能などが新しくなっています。
- Aerosoft社とThera Bytes社は、PC用シミュレーションソフトGlobal Farmerを発表しました。OSMデータを使い、世界中のあらゆる農地で農業シミュレーションができます。
- Roland Olbrichtさんは、Overpass APIのバージョン0.762をリリースしました。オブジェクトの編集に一部でもかかわった
user_touched
の指定などが追加されました。
ご存知でしたか?
- 地図上でバウンディングボックスを選択して情報を取得するツールはいくつかあります。
- “How to map a”ページには、物の名前とそのタグが一覧表でまとめられています。
- Changelogページには、追加されたタグのページや削除されたタグのページがまとめられています。
- MyOSMaticは都市の地図を作成するのに役立ちます。
- RenderMyMapを使うと、現地調査に適したスタイルの印刷用地図を作成することができます。
メディア掲載
- ニュースサイトZDNetでPanoramaxが紹介されました。Panoramaxは、Googleストリートビューのように、街路写真を収集する無料のサービスで、IGNとOSMフランスが運営しています。これまでに1800万枚の写真が登録されました。
その他の “ジオ” な事柄
- ウィキデータ・イベント “Coordinate Me 2024 “は、2024年5月に開催される国際コンペティションです。座標位置プロパティを持つウィキデータの改善・新規作成や、世界的なデータカバレッジの向上に取り組みます。
- スイスの地図製作技術がGoogleマップの開発に及ぼした影響について論じた記事がswissinfo.chに掲載されました。スイスのEndoxon社は1990年代からストリートビュー写真の撮影を開始し、郵便データのデジタル化やデジタル地図の作成をおこなっていました。Googleは2006年にEndoxon社を買収し、その技術を取り込みました。
- Pierre Blanchetさんは、機械学習をもちいて、衛星写真から生垣を検出する手法を開発しました。
- ブロックチェーン上で地理情報を扱う技術である「位置証明PoLプロトコル」の解説記事がtradingviewに掲載されました。
- スタンフォード大学が開発したORBISを使うと、古代ローマのルート検索ができます。徒歩や早馬などの移動手段で、都市間の移動に必要な日数などを計算することもできます。
- AHNではオランダ全域の点群データをインタラクティブに閲覧することができます。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
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