週刊OSM 423

 

2018/08/21-2018/08/27

Pic

突出した高さを持つ山の地図 [1] | © gsa |
Leaflet | Map data © OpenStreetMap contributors, SRTM | Imagery © OpenTopoMap (CC-BY-SA)

マッピング

  • Frederik Ramm氏が開発者メーリングリストにあるコードスニペットを投稿しました。
    このコードはリレーションからメンバーとして登録されている数が最も多いウェイを検索することができるものです。このコードによっておかしなデータが発見されました。
  • 住居番号を持たない住所をタグ付けする場合、housenumberを使用しない、no_housenumber=yesをつける、housenumber=noをつける、といった選択肢のうちどうすればよいのか質問されています。
  • malenki氏のタグ付け提案winter_serviceへの投票が開始されました。
  • ドイツで、ある自然キャンプ場のデータが削除されました。それをきっかけにして、キャンプ場の場所を一般に公開していない場合にマッピングしてよいのか、ドイツ語フォーラムで議論されました。このキャンプ場では、予約して入場料を支払ったのちに、サイトの場所が連絡されることになっています。この処置はキャンプ場の保全を目的にしており、大勢の人が立ち入るようになった場合、サイトが閉鎖されるおそれもあります。

コミュニティ

  • Facebookがインポートしたデータの品質やコミュニティとの関わりについての不満が高まっていて、タイで最も活発な編集をする二人のマッパーが匙を投げようとしています。
  • ドイツでは、州の測量局が保有するデータを元にして登山用紙地図を作成します。しかし、測量局が地図を作成しない地域もあります。OSMから登山用紙地図を作成することの利点についてブログ記事が掲載されました。
  • バングラデシュで、気候変動の影響を受けやすい地域のコミュニティを強化するため、参加型OSMマッピングが実施されました。
  • gsa氏が山脈などの中で突出した高さを持つ山を表示する地図を作りました。山の山頂に立ってもほとんどの場合周囲により高い山を見ることになりますが、これらの山頂ではそのような風景ではなく、周りの山々を見下ろすことになります。このデータの抽出はOSMのnatural=peaknatural=volcanoのデータをGNU Octaveを使って計算しています。使われたコードはGitLabに公開されています。
  • OSMに独自のプロジェクト管理、コミュニケーション、タスク管理システムが必要であるとChristoph Hormann氏が意見を述べています。現在ではこれらの目的のためにGitHubを使うケースが多いのですが、オープンソースのツールをOSMコミュニティ内で運営したほうが良いとの意見です。GitHubはソフトウェア開発向けに整備されておりOSM編集者には馴染みにくいこと、GitHubは商用サイトでありOSMとは基本スタンスが違うことなどを理由として挙げています。
  • 最近リリースされたツールMeet Your Mapperの開発者Martijn van Exel氏はフィードバックに基づいてこのツイールを改良しました。このツールでは指定したエリアで編集したマッパーを見つけることができます。探すエリアの指定に行政界リレーションIDを使う方法の他に、地図上に矩形を書いて指定する方法が追加され、メインのOverpass APIが使えない場合に別のエンドポイントを使うオプションが用意されたり、見つかったマッパーのステータスをPascal Neis氏の「How did you contribute to OpenStreetMap?」で確認できるようになりました
  • アフリカのOpen Cities Africaプロジェクトでマッピングされたデータの品質チェックが行われました。変な形でマッピングされた建物は平均で27.8%存在し、都市によっては72%に達するとPierre Béland氏は分析しています。

OpenStreetMap Foundation

  • 8/16に開催されたOSMF理事会の議事録が公開されました。主なトピックは「マイクログラント」プログラムやGDPR、諮問委員会の活動などです。

イベント

  • OSMフランスにSotM2018ミラノのレポートが掲載されました。各発表の概要や、全体的な傾向について記載されています。なおSotM2018の発表動画の掲載数が増えています。

OSM人道支援

  • 北部ベニン地域のコミュニティが、HOTの少額支援金を受けてマッピングを実施したことをluc_kpogbe氏が報告しました。この地域では地図が一般に公開されておらず、地域のことをよく知って災害や伝染病に対応するためにマッピングが重要です。少額支援金で現地調査用のスマートフォンを購入することができました。
  • Rebecca Firth氏が、SotM 2018 ミラノでの《インクルージョン》についてHOTブログに記事を投稿しました。ジェンダー等のインクルージョンで変化が進んでいると感じ、ポジティブな印象を受けた理由について記載されています。

地図

  • OSMデフォルトマップを管理しているDaniel Koć氏が、マップスタイルの個人的方針をブログにまとめました。都市部と山間部を同じ基準でレンダリングするのは難しいため、どちらかといえば都市部のレンダリングを優先することにしている理由が述べられています。
  • ドイツ語フォーラムでDiscostou36氏が幼児のいる家族に便利な施設をピックアップする地図が作られれば便利だと投稿したところ、amilopowers氏がuMapでそのアイデアを実現しました。

switch2OSM

  • Neil Gunto(自転車旅行向けの記事、掲示板、資料等を掲載しているcrazyguyonabikeの運営者)に、サイトで使用している地図をOSMに切り替えたことについて解説記事が掲載されました。Googleマップの使用料金があがったため、代替サービスに切り替えることにし、最終的にはStadia Maps/OpenCage Geocoder/Leafletを組み合わせた方法を採用しています。

オープンデータ

  • ベルギーの地籍がオープンデータになりました。ただし、Joost Schouppe氏はデータ品質に問題があることも指摘しています。

ライセンス

  • Linux FoundationのCommunity Data License AgreementがOSMで使用可能か、Maurizio Napolitano氏がメーリングリストで質問しています。このライセンスで公開されているwhosonfirst(世界の地名集)のインポートを検討しているとのことです。

ソフトウェア

  • ガーミンが独自データによるナビゲーションの公開を停止してストアから削除するとSygicが似た名前で別のナビゲーションアプリを公開しました。このアプリはOSMデータによるナビゲーションをする「Be on Road」というアプリの名前を変更したものです。

プログラミング

  • Kevin Kenny氏が運営している米国マップでは、Phil Gold氏/Richard Weait氏が開発したコードを使って道路標識をレンダリングしています。しかし、オリジナルコードの開発が止まってしまい、最新状況に対応できなくなってしまいました。そこで、道路標識向けのコード開発を手伝ってくれる人を米国メーリングリストで募集しています。
  • Christoph Hormann氏が築堤のレンダリングについてブログ記事を書きました。OSMデフォルト地図ではman_made=embankmentウェイはレンダリングされますが、道路や鉄道ウェイにつけられたembankment=yescutting=yesはレンダリングされません。後者のレンダリングは意外に難しく、どうやればうまくいくのかが解説されています。

リリース

  • GNOMEのATKラッパーが原因でDebianやUbuntuで発生するバグに対応するためにJOSMの修正版がリリースされました。このバージョンにはいくつかのバグ修正も含まれています、
  • Nominatimのバージョン3.2.0がリリースされました。新しい出力形式としてGeoJSONとGeocodeJSONがサポートされています。逆ジオコーディングアルゴリズムが改善され、人口密度の低い地域や行政界単位の検索での検索結果が改善されています。

ご存知でしたか?

その他の “ジオ” な事柄

  • Googleマップの価格が上がったことでOliver Beattie氏は自身が運営する人気ツールRadius-Toolの継続を諦めなければならないかと不満をツイートしたところ、すぐに代わりの地図としてOSMを使う提案がされました。
  • リモートセンシングやGIS、衛星画像などのテクノロジーがインド南部のケーララ州で発生した大規模な洪水とその後の災害管理で重要な役割を担っていることをGeospatial Worldが説明しています。
  • EU離脱後の英国はEUの測位衛星ガリレオの運営からも離脱することになるため、英国独自の衛星測位システムを構築する計画が挙がっています。

まもなく開催

場所名称開催日
ダルエスサラームFOSS4G & HOT Summit 20182018-08-29-2018-08-31tanzania
ロンドンMissing Maps Mapathon2018-09-04united kingdom
Praha – Brno – OstravaKvartální pivo2018-09-05czech republic
シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2018-09-05germany
ボーフムMappertreffen2018-09-06germany
リヨンRencontre mensuelle pour tous2018-09-11france
ベルリン123. Berlin-Brandenburg Stammtisch2018-09-13germany
ミュンヘンMünchner Stammtisch2018-09-13germany
ポサーダスMapatón de parajes y caminos2018-09-15argentina
ベルリンBerliner Hackweekend2018-09-15-2018-09-16germany
グルノーブルRencontre mensuelle2018-09-17france
ケルン・ボン空港Bonner Stammtisch2018-09-18germany
リューネブルクLüneburger Mappertreffen2018-09-18germany
ノッティンガムPub Meetup2018-09-18united kingdom
LonseeStammtisch Ulmer Alb2018-09-18germany
カールスルーエStammtisch2018-09-19germany
Mumble CreekOpenStreetMap Foundation public board meeting2018-09-20everywhere
ブエノスアイレスState of the Map Latam 20182018-09-24-2018-09-25argentina
デトロイトState of the Map US 20182018-10-05-2018-10-07united states
バンガロールState of the Map Asia 20182018-11-17-2018-11-18india
メルボルンFOSS4G SotM Oceania 20182018-11-20-2018-11-23australia
リューベックLübecker Mappertreffen2018-09-27germany
マニラMaptime! Manila2018-09-27philippines
デュッセルドルフStammtisch2018-09-28germany

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Rogehm, SunCobalt, derFred, k_zoar, muramototomoya.