2019/09/10-2019/09/16
マッピング
- Martijn Van Exel氏はSotM USで発表したMapRouletteのセッション動画を紹介しています。
- Dan Stowell氏は、英国のOSMコミュニティが行っている四半期プロジェクトでマッピングされた太陽光発電設備が100,000に達したとツイートしました。彼は屋上のソーラーパネルと大型のソーラーファームがマッピングされた位置をプロットしたブログを書いています。
- Joseph Eisenberg氏は空港の種別(国際空港、商用、私設など)を区分する
aerodrome=
タグを提案し、メーリングリストで議論しています。このタグにより、aeroway=airstrip
とaerodrome:type=*
を置き換えることが想定されています。なおこの提案は9/22時点ではキャンセルされています。 - 包装による廃棄物を減らすため、利用者自身が再利用可能な容器などに商品を入れて持ち帰れる店舗へのタグ付け、
reusable_packaging:offer=
とreusable_packaging:accept=
をAntoine Jaury氏が提案し、意見を求めています。 - Francesco Ansanelli氏は観光バス専用のバス停向けのタグ付け
highway=tourist_bus_stop
を提案し、Wikiページを作成しました。 - Simon Poole氏はAGISと協議を行い、2019年3月に撮影された航空写真をスイスOSMの地図プロキシに追加し、OSMエディタでも使えるように背景図に追加するプルリクエストを送っています。
- hüggelzwerg氏は
stop_area_group
を公共交通機関へのタグ付けルールPTv2に含めた方がいいと考えていて、ユーザー日記にその理由と利点を書いています。 - Microsoft社が生成した米国の約1億2500万個の建物ポリゴンが、RapiDエディタの実験的機能として利用できるようになりました。米国の領域を拡大していくと提案地物として表示されます。それぞれ詳細な情報についてはRapiDのウェブサイトやMicrosoftが公開している建物ポリゴンデータセットのGitHubページをご覧ください。
- Joseph Eisenberg氏による、キャンプ場へのタグ付けを拡充する提案への投票が行われています。投票の締め切りは9/23です。
- osm.orgで使用される編集ソフトに新規タグを導入するプロセスに関して、SotMでRoland Olbricht氏がミニ集会を開催します。ドイツ語メーリングリストで議題について意見を集めました。
コミュニティ
- オーストリアメーリングリストではライドシェア、オンデマンドタクシー会社LyftによるOSMデータの修正(#477でお伝えしました)について議論が行われました。Golemの記事ではLyftがエラーを自動修正しているかのように書かれていたためです。実際の修正はMapRouletteにタスクが登録され、手動で行われています。
- Sergey Golubev氏はロシアの都市の人口変動を探ろうとしています。
- Valery Trubin氏によるロシア人マッパーへのインタビューシリーズの最新版は、新人マッパーであるIvan氏およびVictor Vyalichkin氏です。Ilya Zverev氏は、新人ならではの視点について着目しました。
OpenStreetMap Foundation
- OSMコミュニティへのアンケート結果速報が公開されました。OSMF役員がアンケート結果にコメントを寄せています。
イベント
- SotM USのプログラムページからプレゼン動画を閲覧することができます。
OSM人道支援
- Martin Dittus氏は、人道支援マッピング活動に長期的に参画するようになるための要因に関して検討した結果を博士論文にまとめ、ブログに概要を書きました。イベント開催、コミュニケーション、勧誘活動、参加の動機、などの影響が評価されています。
- HOTが提供しているツールの稼働状況を確認するダッシュボードが紹介されています。
地図
- Saints of Europeは聖人にちなんで名前が付けられた町や都市を表示する地図です。
ライセンス
- CC BYライセンスで公開されたデータはそのまま使うことはできず、別途許可を取る必要があります。Graeme Fitzpatrick氏はCC BY 4.0で公開されているオーストラリアのQTopo mapsの利用許諾を申請したところ、管理局からは、CC BYであればOSMに利用することができるためODbLで公開する必要はない、との回答がありました。ライセンスワーキンググループのAndrew Harvey氏とSimon Poole氏からの補足説明もあります。
- Jez Nicholson氏は英国のタグ付けガイドラインにある著作権侵害に関するセクションを更新しました。英国陸地測量部のデータに対する言及が多くなったため、他の利用可能なデータソースについての意見を求めています。
ソフトウェア
- 公園の歩道の配置が良くないと、芝生エリアや花壇エリアを歩行者が歩くようになってしまいます。Ant road plannerサービスを使うとこれを避けることができるかもしれません。このサービスにはOSMデータが使われています。
プログラミング
- ロシアのNGO支援組織Teplitsaが開発したWordpress用OSMプラグインshMapperについて、IT系ニュースサイトhabrに解説記事が掲載されました。使い方を説明した動画もあります。
- OSM地図上にStravaヒートマップを表示する方法についてITウェブサイトhabrに解説記事が掲載されました。ただしStravaヒートマップをトレースしてOSMに使ってはいけません。
- なるべく多くの観光名所を回れるようなルートを検索するサービス”Sight Safari“について、開発者が解説記事をHabrに寄稿しました。
リリース
- Tobias Zwick氏がStreetComplete v14.0をリリースしました。様々な機能強化や新しいクエストの追加が行われ、ウェイの分割をすることもできるようになりました。
ご存知でしたか?
- OrnaはOpenStreetMapを使ったRPGアプリですが、ウェブサイト上で帰属表示のページを探すのは簡単ではありません。
- ライドシェアサービスJunoがドライバーの移動実績地図を公開しています。Ilya Zverev氏がインタビューの中で公開している理由を語りました。
- 英語で下品に聞こえる地名のオンラインマップです。例えば「近畿(Kinki)」は”Kinky(変態)”に聞こえるそうです。ソースコードはGithubで公開されています。
メディア掲載
- ロシアの通信社TASSはメルカトル図法がどのように作られていったかを伝えるサイトを用意しました。
その他の “ジオ” な事柄
- “Hollewegs”とは道路の両側が切り立っている「切通し」のことですが、Dirk Kloosterboer氏は”holloway”という名前の道路をOSMで探したところ、丘陵地帯には多く見つかりますが、山岳地帯にはほとんどないことが分かりました。
- GSAのプレスリリースの通り10億人のスマートフォンユーザーは欧州衛星ナビゲーションシステムGalileoを使うことができます。7月に1週間ほど障害に見舞われましたが既に復旧しました。開発中の新しいロケット、アリアン6によって衛星の準備が進められ、2021年には運用衛星24基、予備衛星6基体制で本格運用が開始される予定です。
- イングランドでは10~17世紀にかけて、ウナギで納税する地域が存在していました。
- 25回目となる測地学や地理情報ソフトウェアなどの展示会、INTERGEOは9/17~19日にシュトゥットガルト(ドイツ)で開催されました。イベントの詳細はINTERGEOレポート2019をご覧ください。
- Adam Van Etten氏(IT系投資企業IQT)は、衛星写真からの道路抽出に際してSpaceNet5データセットを使うことでOSMデータとGoogle衛星画像を使った場合よりも精度が23%改善されたことを解説しています。
- 米国ではトランプ大統領がハリケーンDorianの進路予想図を改変したのではないかと疑義が呈されました。政治における地図の改変に関するMark Monmonier氏へのインタビュー記事がcitylab.comに掲載されました。
まもなく開催
場所 | 名称 | 開催日 | 国 |
---|---|---|---|
ハイデルベルク | Erasmus+ EuYoutH OSM Meeting | 2019-09-18-2019-09-23 | |
ハイデルベルク | State of the Map 2019 [1] | 2019-09-21-2019-09-23 | |
ブレーメン | Bremer Mappertreffen | 2019-09-23 | |
ノッティンガム | Nottingham pub meetup | 2019-09-24 | |
マンハイム | Mannheimer Mapathons | 2019-09-25 | |
Singen | Stammtisch Bodensee | 2019-09-26 | |
リューベック | Lübecker Mappertreffen | 2019-09-26 | |
リガ | Latvian OSM Meetup | 2019-09-26 | Latvia |
デュッセルドルフ | Stammtisch | 2019-09-27 | |
ドルトムント | Mappertreffen | 2019-09-27 | |
名古屋 | 第2回まちマップ道場-伊勢湾台風被災地を訪ねる- | 2019-09-28 | |
ストラスブール | Rencontre périodique de Strasbourg | 2019-09-28 | |
亀岡市 | 京都!街歩き!マッピングパーティ:第12回 穴太寺(あなおじ) | 2019-09-29 | |
マインツ | Stammtisch | 2019-09-30 | |
ローマ | Incontro mensile | 2019-09-30 | |
ロンドン | London Missing Maps Mapathon | 2019-10-01 | |
シュトゥットガルト | Stuttgarter Stammtisch | 2019-10-02 | |
ブルノ | State of the Map CZ+SK 2019 | 2019-10-02-2019-10-03 | |
ボーフム | Mappertreffen | 2019-10-03 | |
ナント | Réunion mensuelle | 2019-10-03 | |
藤沢市 | 湘南マッピングパーティ | 2019-10-05 | |
Ballaghadereen | Map Ballaghadereen | 2019-10-05 | |
ブダペスト | OSM Hungary Meetup reboot | 2019-10-07 | |
リヨン | Rencontre mensuelle pour tous | 2019-10-08 | |
ミュンヘン | Münchner Stammtisch | 2019-10-08 | |
ソルトレイクシティ | SLC Mappy Hour | 2019-10-08 | |
ハンブルク | Hamburger Mappertreffen | 2019-10-08 | |
ケルン | Köln Stammtisch | 2019-10-09 | |
アルロン | Espace public numérique d’Arlon – Formation Consulter OpenStreetMap | 2019-10-09 | |
サンホセ | Civic Hack & Map Night | 2019-10-10 | |
ベルリン | 136. Berlin-Brandenburg Stammtisch | 2019-10-11 | |
ベルリン | Berlin Hack Weekend Oktober 2019 | 2019-10-12-2019-10-13 | |
グレーター・マンチェスター | Joy Diversion 8 | 2019-10-12 | |
Santa Fe | State of the Map Argentina 2019 | 2019-10-12 | |
プリズレン | State of the Map Southeast Europe | 2019-10-25-2019-10-27 | |
ダッカ | State of the Map Asia 2019 | 2019-11-01-2019-11-02 | |
ウェリントン | FOSS4G SotM Oceania 2019 | 2019-11-12-2019-11-15 | |
グラン・バッサム | State of the Map Africa 2019 | 2019-11-22-2019-11-24 |
‘
Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Rogehm, SK53, Silka123, SunCobalt, TheSwavu, derFred, geologist, k_zoar, muramototomoya, ᚛ᚏᚒᚐᚔᚏᚔᚋ᚜ 🏳️🌈.
Re: Orna’s attribution to OSM, there is also attribution in the app, but it’s at the bottom of its options menu rather than on the map itself
Maybe we could shoot the creator a suggestion on /r/OnraRPG to display more obvious attribution?