週刊OSM 477

2019/09/03-2019/09/09

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    Development Seed社が開発したチームマッピングサービス 1 | © kamicut, Development Seed

私たちについて

  • 先週、OSMF理事会の理事改選についてお伝えしました。先週挙げた3人の他にHeather Leson氏が任期前に退任するため、4人の理事が選ばれることになります。

マッピング

  • OSMギニアが違法ゴミ集積所のデータ収集についてアナウンスしています。集めたデータはuMapに写真付きで掲載されています。
  • Ruben氏は予約が必要な施設をタグ付けできるようopening_hours拡張提案しています。
  • Jeremiah Rose氏はSimple Indoor Taggingでマッピングされた建物内の通路へのタグ付けfootway=indoor提案していますが、highway=corridorとの違いは説明されていません。
  • Appleマップチームはアフリカ大陸にあるいくつかの国で、OSMの道路データが持つ経路計算についての問題をMapRouletteにアップロードしました。
  • SK53氏は、英国内でイベント広場のタグがバラバラであることを示し、タグの統一に挑戦しています。
  • センターラインがない道路のレーン数に関してドイツ語フォーラムで議論されています。 Zeit Online 紙の記事によると、センターラインがペイントされていなくても複数レーンがあるとみなされる場合があるそうです。
  • Lyft(ライドシェア、オンデマンドタクシー会社)が、OSMデータのエラー検出と修正に関する取り組みについて解説記事を書きました。
  • マイアミ大学の学生と地理情報システムの専門家達はハリケーン「ドリアン」の被害を受けたバハマを支援するために「バハマ マッパソン」を開始しました。

コミュニティ

  • アイルランドのOSMコミュニティが、アイルランド共和国と北アイルランド(英国)を一体としたOSM地方支部を申請しました。この国をまたいだ申請に対し、好意的な意見が多いですが、反対意見もあります。

インポート

  • Brian M. Sperlongano 氏はハワイ州オアフ島の国勢調査指定地域(CDP)で使われている行政界をインポートしたいと考えています。しかし、CDPのデータはboundary=administrativeの枠組みとは異なるため、タグ付けに問題が残ります。
  • SotM US 2019でFacebook社がRapiDエディタで建物を検出するデモを実施しました。

OpenStreetMap Foundation

  • Nuno Caldeira氏はFacebookの地図表示に地図の問題を報告するための機能が追加されたことに気づきました。しかしそこで報告してもOSMの地図メモが作成されるわけではなかったようです。彼は1年前にFacebookの誤った帰属表示を報告したり、3ヶ月前にはOSMFに対してFacebook社に帰属表示を修正するよう説得して欲しいと言ったりしています。
  • OSMFの商標「OpenStreetMap」の利用方針は以前としてメーリングリストで議論されています。誰もが現在のものに満足しているわけではないようです。
  • Michael Reichert氏はOpenStreetMap Foundationの会員になることの意義を説明し、マッパーに入会を勧めています。(自動翻訳)

イベント

  • 今年のState of the Mapのチケットは9/6に完売になりました。現地で参加できない場合でもライブストリーミングや録画を見ることができます。詳しくはプログラムをご覧ください。
  • フランクフルトで鉄道をテーマにしたマッピングパーティー実施されました。
  • FOSS4Gオセアニアが来年のイベントの開催地を探しています。
  • アフリカのフランス語圏国向けに、OSMリーダー養成ワークショップが開催されました
  • ラッパースヴィール大学(スイス)が来年のSotM開催地に立候補しました。
  • ドイツのオープンソースジオソフトウェアとOpenStreetMapの年次カンファレンスFOSSGIS 2020は2020年3月11日から14日にかけてフライブルクで開催されます。例年、最終日が土曜日に設定され、その日はOSM向けのプログラムとなります。
  • Missing Mapsは9/24にブリュッセルの国境なき医師団の事務所でマッパソンを開催します。
  • Ilya Zverev氏によるSotM USのレポートです(初日二日目最終日)。

教育

  • 人道支援や開発団体向けのマッピングサービスなどを提供するフランスのNGO、CartONGがシャンベリーで働けるデータベーススペシャリストを募集しています。

switch2OSM

  • Severin Kann氏は、ポーランドのクラクフトラムでリアルタイム位置情報がOpenStreetMap上に表示されるとツイートしています。

ソフトウェア

  • [1] Development Seed社が、マッピングを複数人で調整しコミュニティを形成するための mapping.team サービスを立ち上げました。現在はベータ版の利用が可能です。また、ソースコードがGitHubで公開されているので、開発に協力することも可能です。
  • Android用OSM編集アプリVespucciの、次期バージョンの新機能をSimon Poole氏が紹介しています。ベータ版は9月に公開予定です。

リリース

  • オフライン地図アプリOsmAndのiOS版バージョン3が公開されました。このバージョンでは、ホーム画面へのクイックアクション機能、コンテクストメニューからの地図ダウンロード機能、OSM編集画面でのタグ説明などが追加されました。

ご存知でしたか?

  • OSM-Scienceメーリングリストでは学術的な側面から研究テーマや現地調査などが議論されています。
  • ガスを燃料とする自動車には、天然ガス(fuel:cng)自動車とLPG(fuel:lpg)自動車があります。両者に互換性はありませんので、区別してタグ付けするようにしましょう。

メディア掲載

  • OSGeoLiveはLinuxディストリビューションのひとつで、GIS関連のソフトウェアがあらかじめインストールされています。LinuxInsider誌にOSGeoLive最新版に関する記事が掲載されました。

その他の “ジオ” な事柄

  • maptiler社のブログにブカレストで開催されたFOSS4G 2019の参加レポートが掲載されました。
  • Mapbox社のブログに、同社のツールを使って進められているプロジェクトが15個紹介されています。
  • The Pudding誌に、その地域を代表する人物をWikipediaから解析して地図上に表示した米国地図が掲載されています。英国版もあります。
  • Googleマップのルート検索機能にライドシェアでの移動オプションが表示されるようになりました。
  • 北米測地基準NAD1983は最高峰の測量技術でしたが、人工衛星測地法による革命で一変してしまいました。2022年にはNAD83は新基準であるNATRF2022に切り替えられます。また1フィートの長さが米国測量フィートから国際フィートに切り替えられることも影響して、座標が最大で4mずれる場所もあるとのことです。
  • ポケモンGOニュースサイトSilph Roadに、ポケモンが発生しなくなるOSMタグを紹介する記事が掲載されました。もちろん、ポケモンが発生しなくなるような処理をしているのは運営元のNiantic社であり、OSMとは関係ありません。

まもなく開催

    場所名称開催日
    ヴッパータールOSM-Treffen Wuppertaler Stammtisch im Hutmacher 18 Uhr2019-09-11germany
    レオーベンStammtisch Obersteiermark2019-09-12austria
    ミュンヘンMünchner Stammtisch2019-09-12germany
    ベルリン135. Berlin-Brandenburg Stammtisch2019-09-12germany
    サンホセCivic Hack Night & Map Night2019-09-12united states
    ブダペストOSM Hungary Meetup reboot2019-09-16hungary
    ブラチスラヴァMissing Maps mapathon Bratislava #72019-09-16slovakia
    HabayRencontre des contributeurs du Pays d’Arlon2019-09-16belgium
    ケルン・ボン空港Bonner Stammtisch2019-09-17germany
    リューネブルクLüneburger Mappertreffen2019-09-17germany
    ReadingReading Missing Maps Mapathon2019-09-17united kingdom
    ザルツブルクMaptime Salzburg Mapathon2019-09-18austria
    エディンバラFOSS4GUK 20192019-09-18-2019-09-21united kingdom
    ハイデルベルクErasmus+ EuYoutH OSM Meeting2019-09-18-2019-09-23germany
    ハイデルベルクHOT Summit 20192019-09-19-2019-09-20germany
    ハイデルベルクState of the Map 2019 [1]2019-09-21-2019-09-23germany
    ナントJournées européennes du patrimoine2019-09-21france
    ブレーメンBremer Mappertreffen2019-09-23germany
    ノッティンガムNottingham pub meetup2019-09-24united kingdom
    マンハイムMannheimer Mapathons2019-09-25germany
    リューベックLübecker Mappertreffen2019-09-26germany
    デュッセルドルフStammtisch2019-09-27germany
    ドルトムントMappertreffen2019-09-27germany
    名古屋第2回まちマップ道場-伊勢湾台風被災地を訪ねる-2019-09-28japan
    ストラスブールRencontre périodique de Strasbourg2019-09-28france
    亀岡市京都!街歩き!マッピングパーティ:第12回 穴太寺(あなおじ)2019-09-29japan
    ロンドンLondon Missing Maps Mapathon2019-10-01united kingdom
    シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2019-10-02germany
    ブルノState of the Map CZ+SK 20192019-10-02-2019-10-03czech republic
    プリズレンState of the Map Southeast Europe2019-10-25-2019-10-27kosovo
    ダッカState of the Map Asia 20192019-11-01-2019-11-02bangladesh
    ウェリントンFOSS4G SotM Oceania 20192019-11-12-2019-11-15new zealand
    グラン・バッサムState of the Map Africa 20192019-11-22-2019-11-24ivory coast

    Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Rogehm, SunCobalt, TheSwavu, derFred, geologist, k_zoar, muramototomoya.

One Reply to “週刊OSM 477”

  1. I find it really awkward that Mapbox does not attribute OpenStreetMap at all. Not in the post. Not in the video. Not on the maps. How hard can it be? Maybe their employees just do not know? Would this make it better?