週刊OSM 496

2020/01/14-2020/01/20

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道路だけで作った地図 1 | © Leaflet | © map data OpenStreetMap contributors

マッピング

  • Andy Mabbett氏は、JOSMがbuilding=disusedに対して非推奨のタグだと警告していることに気づきましたが、OSM Wikiで代替のタグを見つけることができなかったようです。これに対し、Kevin Kenny氏はライフサイクルの接頭辞にあるdisused:building=*abandoned:building=*を使うようアドバイスしています。
  • 欧州水プロジェクトは飲むこともできる噴水や水飲み場に対してseasonalキーをタグ付けすることについて意見を求めています。
  • 欧州水プロジェクトは、喫茶店やレストランなどが無料の水を提供するかどうかをタグ付けするための提案を作成し、コミュニティからの意見を求めています。
  • ラプラタ川の河口で、川と海の境についての編集合戦が行われていました。
  • Mapillaryが検出した地物レイヤーをiDエディタで利用できるようになりました。

コミュニティ

  • OSMアイルランドが設定した、建物をマッピングするタスクプロジェクトではキルケニー州(アイルランド)の進捗率が70%に達したそうです。その他のエリアでも順調に作業が進められています。
  • Tobias Knerr氏が今年のGoogle Summer of Codeに提案したいアイデアを募集しています。いいアイデアのある方はOSM Wikiに追加をお願いします。
  • 新しくOSMF理事となったAllan Mustard氏がSWOT分析を行うため、マッパーの意見をWikiページ(自動翻訳)に書き込むようコミュニティに求めています。日本語版にはnyampire氏が翻訳した序文が掲載されています。
  • n76氏はネパールのトレッキング地図を作ろうとしたときに気づいた問題をユーザー日記に書いています。ネパールのname=タグでは、OSMの名称についてのルールに反してローマ字や翻訳された名前が登録されていたそうです。
  • OSM英国は共同作業のためにLoomioを使っていましたが、無料利用枠がなくなってしまったことにより今後どのプラットフォームを使うか議論が行われています。Harry Wood氏はOSMフォーラムにある英国のサブフォーラムを使うことを提案しています。この問題は、もう1年Loomioを使い、代替案の検討などを行うことになりました。
  • ガーナの学者Darkwah Manu(別名Sammyhawkrad)氏は、西部・中央アフリカの地域リスク理解会議とState of the Mapアフリカ2019の参加レポートをユーザー日記に投稿しました。

インポート

  • セルビアでadmin_level=9の行政境界をインポートする計画をBranko Kokanovic氏がアナウンスしました。
  • CJ Malone氏がワイト島(英国)のバス停名を更新するプロジェクトを発表しました。プロジェクトでは地元のバス会社Southern Vectisオープンデータを使って更新する予定です。
  • スウェーデンで居住区名のインポートが議論されています。詳細はwikiにまとめられています。

イベント

  • 7月にケープタウン(南アフリカ)で開催されるState of the Map 2020の奨学金申請は2/15までです。

OSM人道支援

  • HOT社が、10年前のハイチ地震を支援するために世界中から集まった人々によりHOTが設立されたとツイートしました。Simon Poole氏は、ハイチマッピングの初期参加者がHOTを設立したわけではないと述べました

地図

  • [1] Andrei Kashcha氏は任意の都市にあるすべての道路を使って地図を作れるサービスを作成し、使い方を動画で紹介しています。ソースコードはGitHubで公開されています。

switch2OSM

  • フランスの大統領官邸Elyséeで、地域特産品展が1/18-19に開催されました。公式ページに掲載された特産品マップにuMapが使用されています。

ライセンス

  • OSMのデータを使ったマッピング製品やサービスを提供するMapTilerでは、一時的に帰属表示がなくなっていましたが、すぐに修正されました。

プログラミング

  • OSMサーバーの構成管理ツールChefの改良についてMichal Migurski氏が検討状況をブログにまとめました
  • ルート検索ツールOSRMで自転車向けルートを検索する際に、交通量の多い道路を横断しないように設定することが可能であるかOSMフォーラムで質問がありました。OSRMにはその機能はないことが分かりましたが、この機能の実現方法についてコメントされています。

リリース

  • iDエディタが更新され、バージョン2.17.1になりました。自分で設置する場合にはNodejsが必要になりますが、Nodejs 8はサポートされなくなり、Nodejs 10以上が必要になりました。そのほか、タグに複数の値がある場合にドラッグ&ドロップで並べ替えができるようになる新機能や、使いやすさの向上が行われています。
  • OSMから道路網をダウンロードし、モデリングや投影、視覚化、分析を行うPythonパッケージOSMnxバージョン0.11.3になりました。

ご存知でしたか?

  • MapRouletteがお気に入りのチャレンジを募集中です。採用されたチャレンジは、チャレンジリストのトップに表示されます。
  • ポルトガルの軍用地図を使ったルート検索アプリ Cartas MilitaresAndroidiOSで利用可能です。
  • Bike Ottawaは自転車向け施設のマッピングガイドを公開しています。

その他の “ジオ” な事柄

  • 英国の行政境界構造は非常に複雑です。国会図書館が公開した文書には、管理主体によって境界の場所が大きく異なっていることが示されています
  • 地図の位置情報とOSMデータを使って俳句を自動生成するサービス、Haikuがスペイン語でも利用できるようになりました。
  • エッピンゲン市(ドイツ)にはビーバーが作ったダムによりできた池があり、この池がGoogleマップに表示されていることがHeilbronner Stimme紙に掲載されました。なおこの池はOSMにもマッピングされています。
  • ガーディアン紙がStravaの詳細な特集記事を書いています。
  • Christopher Barrington-Leigh(マギル大学)らは、都市の道路ネットワーク構造を解析した論文を発表しました。OSMデータおよび衛星写真を使用して解析をおこなったところ、都市の拡大によって切断された道路ネットワークが増加していることが分かりました。ゲーテッドコミュニティの形成などがその一因として挙げられています。
  • ファーウェイはTomTomから地図サービスの提供を受けることになりました。ファーウェイのスマホからはGoogleマップにアクセスできなくなったためです。
  • Business Insider紙のスタートアップ企業特集記事シリーズに、what3wordsピックアップされました。メルセデス・ベンツのナビシステムへの採用などがあったものの、収益性は十分でないことなどが述べられています。
  • ヒトコマ漫画XKCDに、全部南アメリカ大陸でできた世界地図が掲載されました。ちなみに、全部九州でできた世界地図というのもあります。

まもなく開催

場所 名称 開催日
イヴレーア Incontro mensile 2020-01-25 italy
ローマ Incontro mensile Roma 2020-01-27 italy
プラハ Missing Maps Mapathon Praha 2020-01-28 czech republic
チューリッヒ Missing Maps Mapathon Zürich 2020-01-29 switzerland
デュッセルドルフ Düsseldorfer OSM-Stammtisch 2020-01-29 germany
ハノーファー OpenStreetMap Sprechstunde 2020-01-29 germany
ブダペスト Budapest gathering 2020-02-03 hungary
ベルリン OSM-Verkehrswende #8 2020-02-04 germany
ロンドン Missing Maps London 2020-02-04 united kingdom
シュトゥットガルト Stuttgarter Stammtisch 2020-02-05 germany
ドルトムント Mappertreffen 2020-02-07 germany
レンヌ Réunion mensuelle 2020-02-10 france
グルノーブル Rencontre mensuelle 2020-02-10 france
台北 OSM x Wikidata #13 2020-02-10 taiwan
トロント Toronto Mappy Hour 2020-02-10 canada
リヨン Rencontre mensuelle pour tous 2020-02-11 france
ロンドン Move 2020 (featuring OSMUK) 2020-02-11-2020-02-12 united kingdom
チューリッヒ 114. OSM Meetup Zurich 2020-02-11 switzerland
ミュンヘン Münchner Stammtisch 2020-02-12 germany
ナント Rencontre mensuelle 2020-02-13 france
ベルリン 140. Berlin-Brandenburg Stammtisch 2020-02-14 germany
トリノ FOSS4G-it/OSMit 2020 2020-02-18-2020-02-22 italy
リガ State of the Map Baltics 2020-03-06 latvia
フライブルク FOSSGIS-Konferenz 2020-03-11-2020-03-14 germany
ケムニッツ Chemnitzer Linux-Tage 2020-03-14-2020-03-15 germany
ルムニク・ヴルチャ EuYoutH OSM Meeting 2020-04-27-2020-05-01 romania
グアルダ EuYoutH OSM Meeting 2020-06-24-2020-06-28 spain
ケープタウン State of the Map 2020 2020-07-03-2020-07-05 south africa

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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