2023/01/10-2023/01/16
速報
- 次のOSMF理事会は1月26日にオンラインで開催されます。予定されている議事は以下の通りです。
- 会計報告
- 予算計画
- 長期戦略
- 諮問委員会報告
- 団体紹介:YoutuMappers
- 質疑応答
毎月の予定や過去の議事録はこちらで確認できます。
私たちについて
- 週刊OSMは今週号からライセンスがCC BY-SAからCC0に変更されます。みなさん、自由にお使いください。もちろん帰属表示をしていただけると幸いです。
マッピング
- Facebook/Meta社が#ProfanityCleanupというハッシュタグで、「冒涜的な」単語が付けられた名称タグの修正を進めています。しかし、「冒涜的」に見える単語であっても、正しい名称である場合もあり、問題点が議論されています。
- SomeoneElseさんは、公的には道路であるが自然に還ってしまった道はOSMに入れないほうがよいことを、現地調査での実例と共に説明しています。
- Mateusz Koniecznyさんは、
surface=fine_gravel
とsurface=compacted
の使い方について意見を求めています。 - 以下のタグ提案で投票を実施中です。
utility=*
:工場や電柱などでタグごとに定義されていたユーティリティ(電力、信号、水道など)のサブタグを統一する提案。締め切りは1月26日です。
コミュニティ
- Geomobポッドキャストの第164回に、Simon Pooleさんへのインタビューが掲載されました。Simonさんは、元OSMF理事長で、Vespucciエディタの開発者でもあります。OSMの課題と今後の見通しについて話しています。
- OSM運営チームは、以前に運用されていたフォーラムのデータをコミュニティに移す作業が完了したことを報告 しています。
地方支部ニュース
- OSMポーランドは、オープンAEDマップの開発に関して、CloudFerro社と協定を結んだことを発表しました。CloudFerro社からはサーバーなどが提供されます。
イベント
- dukeraさんは、GEOINT(地理空間情報を用いて機密情報を分析する活動)にOverpassを活用する方法を動画でプレゼンしています。
- Edward Bettsさんは、2月4-5日に開催されるFOSDEM(フリー・オープンソースソフトウェアの開発者が集まる大会)で、OSMとwikidataのリンクについて発表する予定です。
OSM research
ライセンス
- MapCompleteには画像をアップロードする機能がありますが、画像にどのようなライセンスが付けられているのかをPieter Vander Vennetさんが調査しました。デフォルトのCC0/PDを付ける人が大半ですが、パワーユーザはCC BY-SAをつける傾向がありました。また画像アップロード数のランキングも発表されています。
ソフトウェア
- Anne-Karoline Distelさんは、フィールドペーパーが止まっていることを報告したところ、その後サーバーが再起動され正常に動くようになりました。フィールドペーパーは、資金難を表明したStamen社により運営されており、フィールドペーパーの代替を求める声も挙がっています。
- James Milnerさんの報告によると、ChatGPTはGeoJSONをうまく生成してくれるようです。
- OSMデータ分析ツールGeoDeskに、統計処理機能が追加されました。店舗数が一番多いチェーン店、一番長い川、といった検索式が例示されています。
プログラミング
リリース
- 品質チェックツールOsmoseに、新しいチェック項目が追加 され、農地に巨大な建物がある場合に警告を出すようになりました。
ご存知でしたか?
メディア掲載
- OSMデータを使った登山アプリを使ってハイキングした人が、通行困難なルートに直面して遭難した事故が英国で発生しました。 The Great Outdoors 誌では、いくつかの地図アプリで遭難が発生した現場のルートがどのように表示されるのかを比較分析しました。コースの難易度を表すタグもありますが、使われているとも限りません。
- The Great Outdoors 誌の記事をうけて、Alex Roddieさんは登山地図にクラウドソースデータを利用することに関する利点や欠点をまとめました。様々な意見も寄せられています。
- Netzpolitikは、StreetCompleteおよびその他のFOSSツールをインストールして、GAFAMを避けることを推奨>しています。
その他の “ジオ” な事柄
- Googleマップは、ARによる「ライブ表示」機能のユーザーに、位置情報とナビゲーションを提供する、VPS: ビジュアル・ポジショニング・システムを導入しました。
- Giorgia Tolfo氏は、Living with Machinesプロジェクトが19世紀のOrdnance Surveyの地図を大英図書館からデジタル化していることについて、ブログに書いています。この作業は、National Library of Scotlandによってホストされている有名な歴史的地図を補完するものです。これは、まだデジタルで利用できない地図に焦点を当てているためです。Living with Machinesは、英国の国立AI研究機関であるTuring Instituteの主要なデジタル・ヒューマニティーズプロジェクトです。
- アメリカ地理学会は、「今週のマップ」と「南極の氷床の下の土地はどうなっているのか?」と題した記事を発表しました。
- Christoph Hormann氏は、マップデザインのオープンライセンスについて書いています。
- Abhishek Nagaraj氏とScott Stern氏は、地図の特徴的な経済プロジェクト設定と経済地理における地理情報の役割についてのエッセイを執筆しました。
- 天文学者も、地図を作成しました。上から宇宙を見る体験をどうぞ!
まもなく開催
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