2023/03/07-2023/03/13
マッピング
- Jake Coppingerさんは、iPhoneのLiDAR機能で地形の3Dモデルを作成し、OpenDroneMapを使って航空写真のようにマッピングに使用する手順を説明しています。
- valhikesさんは、国立公園のマッピングに関連して、マッパーに必要な視点について考えています。一般的には、マッパーは現地調査の結果を地図に反映します。しかし、valhikesさんは現状の規制を考慮しなければならないと考えています。たとえみんなが道路を通行しているとしても、法的には立入禁止とされている場合もあるのです。
- 航空救助隊の基地として提案されたタグ
emergency=air_rescue_service
に対して投票が実施され、賛成多数で承認されました。
コミュニティ
- 国際女性デーを記念して、OSMFのブログGeoladies PHの活動がOSMFのブログで紹介されています。
- Pieter Vander Vennetさんは、MapCompleteに関するアンケート調査結果をまとめました。ユーザ分布、マッピングテーマ、ブランド認知度が整理されています。
- OSMフォーラムのデータをコミュニティに移動する作業が完了しました。フォーラムへのURLは引き続き有効であり、コミュニティにリダイレクトされます。
- watmildonさんは、自治体が道路の名前を変更したことを検知できるように Google Alerts を設定しています。
OpenStreetMap Foundation
- Steve Coastさん(OSM創設者)は、現在のOSMFはゾンビのような状態であり、やりなおしが必要と考えています。また、資金調達のために、スポンサー企業の優先枠を設けた会議の開催を提案しています。
地方支部ニュース
- OSMベルギーは信号マッピングプロジェクトを開始しました。公的データを定期的にMapRouletteにインポートしてマッピングに使用します。この方法はTomTom社の提案によるものです。
- Minh Nguyenさん(OSM米国会長)は、踏切データのマッピングを進めることを呼びかけています。米国交通安全局は、2015年に発生した事故をうけて、ナビ用データ所有企業に対してデータの改善を依頼していることに応えたものです。
- OSMChaはまもなく8周年を迎えますが、2021年ごろからメンテナンスが低調な状態です。OSM米国はOSMChaの改善に取り組むプロジェクトを開始することを発表しました。OSMChaの開発者であるWille Marcelさんは、コミュニティとの協力を歓迎しています。
イベント
- OSMハックウィークエンド・ベルリンは4月15-16日に開催され、実装したいアイディアがあるプログラマ達が集まります。
OSM research
地図
- Paul Normanさんは、新しい地図スタイルStreet Spiritを開発中です。この地図は現在地の表示に適したスタイルの開発を目指しています。ソースコードやデモ版が利用可能です。
- AmazonはOSMデータを使ったOpen Dataマップの提供開始をアナウンスしました。
- Mark Stosbergさんは、歩道の整備が必要な地域を選ぶ指標を検討しました。人口密度や事故発生頻度などに基づいて計算をおこない、ブルーミントン市(米国)を例に歩道の整備が必要なエリアを可視化しました。
ソフトウェア
- BuntingLabsは、OSMデータにアクセスできるAPIを公開しました。Overpassなど他のAPIと比べて簡単に使えるとのことです。
- スマホ用地図アプリOsmAndの登山向け機能について解説されています。
プログラミング
- Daniele Santiniさんは、OSMとwikidataをリンクしたマップを作るためのフレームワークを開発しました。例として、お墓マップや名前由来マップが作成されています。
- Paul Normanさんは、OSM APIの認証について、Basic認証およびOAuth 1.0aを廃止して、OAuth 2.0に移行する計画を明らかにしました。OSMデータにアクセスするソフトウェア開発者の方などは注意してください。
リリース
- Organic Mapsの最新版が公開されました。UIの修正や医療関連施設の細分化などが改善されています。
ご存知でしたか?
- [1] ベルギーでは道路マッピング率向上プロジェクトが進められています。公的データとOSMデータを比較して、マッピングが必要な地域が可視化されています。また、公的データの改善にも繋がっています。
- …WhatIsWhereは、複雑なクエリ言語を使用せずに、Overpassターボのようなクエリ検索を作成するのに役立ちます。
メディア掲載
- (Osmose-QAメンテナの)Frédéric Rodrigoさんは、OpenStreetMapデータを同期させながら、この同期したコピーデータの質を確保するという課題を検討しました。この記事では、既存のツールと戦略について説明しています。
その他の “ジオ” な事柄
- heise は、研究者が(AIサポートとともに)北アフリカの広い領域のすべての木を数えているプロジェクトについて報告しました►。
- Jens Wiesehahnさんは、Twitterで表示できる、土壌のテクスチャを示すドイツの地形地図を作成しました。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by MatthiasMatthias, Strubbl, TheSwavu, miurahr, muramototomoya.