2023/03/28-2023/04/03
マッピング
- Andres Gomez Casanovaさんは、ストリートビュー画像を登録することができるサービスをリストアップし、OSMに利用可能であるかチェックしました。
- CactiStaccingCraneさんはベトナムで森林のマッピングを始めました。インポート可能なデータは入手できなかったようです。
- chris_debianさんは、道路の路面情報を集めるアプリについて調査しています。有望なアプリSmartRoadSenseの開発者に、協力を呼びかけるとのことです。
- chris66さんは建物の3D情報の入力に力を入れており、教会等を3D化した結果をいくつか紹介しています。
- EdoBooさんは、工業団地の詳細マッピングに取り組んでいます。
- Rabi Shresthaさんは、OSMデータ品質の向上に取り組んでいます。道路と建物が重なっているような品質が悪い状態では、現地調査しても正しいデータを集めることができません。
- ルイジアナ州(米国)の道路区分を定義する提案が投票を実施中です。投票締め切りは4月12日です。
イベント
- ベルリン市(ドイツ)で2023 FOSSGISが開催され、会議での様々な数字が公開されました。例えば、参加者は3416杯のコーヒーを飲んだとのことです。
- HeiGITは、クラウドソースによる都市モデル作成に関する学会を4月24日に共催します。
OSM人道支援
- Samson Ngumenaweさんは、人道支援マッピングで入力されたデータの品質を自動でチェックするツールの開発について紹介しています。
- Delphine Montagneさんは、トルコ・シリア大地震のHOTマッピングで、検証チームに参加しました。検証ではどのような作業を実施したのかをまとめました。
地図
- Geofabrikは、ベクトルタイルパッケージをダウンロードサーバで利用できるようにすることを開始しました。
- Amapandaは、OSMデータを使用する河川流域マップを、マストドンに投稿しました。ソースはGitHubで入手できます。
- Wambacherはドイツの郵便番号マップを作成しました。これは、品質分析とトラブルシューティングに使用することを目的としています。
- Clay Smalleyさんは、南半球で道路標識アイコンが逆さに表示されるバグを4月1日に報告しました。
- 台湾の軍事委員会が検討している防衛計画で、ベースマップにOSMが使われていることをSupaplexさんが紹介しています。
- timethy96さんは、都市計画に使用するデータをOSMから生成するサービスを公開しました。
ソフトウェア
- 自転車用のOSMベースのベクターマップで、曲がり角ごとの道順案内、静かな道路/トレイルガイダンス、その他の詳しい情報を探せますか?Richard Fairhurstさんがが便利なアプリを提供しています。Android版も間もなく公開される予定です。
プログラミング
- Kai Johnsonさんは、「わずかな予算で個人的なプログラムサーバ」を構築するためのハードウェアとOverpassの要件を詳細に説明しています。ロックされたSlack上のコミュニティフォーラムでおこなった質問について、mmdはいくつかの事実についてコメントと提案をしています。
リリース
- AndroidおよびiOS向けのOsmAnd 4.4は、4月1日にリリースされました。
- Richardは、Tilemaker v2.4のリリースを発表しました。Tilemakerは、
.osm.pbf
OpenStreetMapの書式データを取得し、そのデータからベクトルタイルを作成するコマンドラインユーティリティです。今回のリリースでは、ツールの速度が最適化されます。
ご存知でしたか?
osm2pgsql
は徐々にhstore
の使用からjson
でのタグ保存に移行しています。
メディア掲載
- ポーランドのコンピュータポータル Pure PC では、Googleマップに代わるものを推奨して>います。提案された候補の多くはOpenStreetMapをベースにしています。
- 韓国の済州島当局と国土交通部が共同で開催した熟練者政策協議では、済州島全体に「15分都市」の概念を導入する議論がおこなわれました。済州島都市再生サポートセンターのチーム・リーダーであるキム・セギュン氏は、歩行者中心の都市の基盤として、参加型オープンソース・マッピング・プラットフォームとしてのOpenStreetMapが重要であると強調しました。
その他の “ジオ” な事柄
- オーストラリア南東部のシティ・オブ・カナダ・ベイの議会は、誤解を招くような交通情報を理由に、Heath ストリートの自転車レーンを廃止する予定です。
- HeiGITは、第2回国連地図会議に参加しました。Alexander Zipf教授とBenjamin Herfort氏は、オープンデータを使った実務経験を生かして、オープンソースプログラムとオープンデータに基づいて「より大きな国連マップを構築する」方法に関する重要な議論に参加しています。この会議で、UNICEF、FAO、WHO、WFPなどの国連機関が実施するほとんどの地図と地理空間分析は、OSMデータが存在しなければ実現不可能だ、ということが明らかになりました。
- The Economist誌 は、Geoff Boeingの研究(我々が以前に報告したもの)を広範に利用して、都市グリッドの将来を考察しました。
- ほとんどの都市では、その歩行者用の道路ネットワークがマッピングできていません。そこで研究者たちは最初のオープンソースツールを開発しました。MITの研究者たちが開発したTILE2NETは、空中の画像と画像の認識を利用して、舗装道路と横断歩道の完全な地図を作成するオープンソースのツールです。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
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