週刊OSM 713

2024/03/14-2024/03/20

OSMの道路と交差点をosm2streetsで理解する [¹] |© OSM2Streets |地図データ © OpenStreetMap貢献者

マッピング

Daniel Capilla さんは、スペインのマラガの大都市道路網の階層分類について論じた記事を書きました。
Simon さんは、駐車場のインフラをマッピングする最良の方法と、そのために道路を分割しても問題ないかを尋ねて ► います。コメントの中で、Tobias Jordans氏は、Parkraum OSM ► によって開発されたサブセットの代替案を推奨しています。
エレベーターの寸法案の投票は、3月25日(月)まで受け付けています。

マッピングキャンペーン

UMBRAOSMは、FOSS4GやCOP30(国連気候変動会議)など、2024年と2025年にベレン市が主催する主要なイベントにむけて、ベレン市のデータ更新を目的として、Mapeia Belémマッピングプロジェクトが始動しました。
Watmildon氏は、OpenStreetMapでインポートされたUSA-TIGERデータセットのレビューを支援するウェブアプリケーションTIGERMapを紹介しました。現在、USA National Address Database の住所データも提供されています。

コミュニティ

OSM FranceはPanoramaxを代替するLibre Street Viewのホスティングを開始し、MapillaryユーザーにLibre Street Viewに自分のストリート写真を移行するよう、呼びかけました。
Eka Diweti氏は、OSMFメンバーシップキャンペーンのボランティアとしての経験を共有しました。
YouthMappers UFRJ(ブラジル、リオデジャネイロ)は、ブラジル国立空間データインフラストラクチャのブラジル地理空間データディレクトリのマネージャーであるRogério Borba博士への特別インタビューで1周年を祝いました。
GOwinは、UPミンダナオYouthMappersのMap-Piの日を祝いました。
アジアのOpenStreetMapコミュニティは、ボランティアによるライトニングトークで、毎月開催されるMap-py水曜日のイベントを締めくくり、コミュニティ活動やマッピング技術について共有しました。3月のライトニングトークは、(1)TomtomのKiran氏によるOSMユニバースの受け入れ、(2)KaartのTimmy氏によるOverpass Turbo Queries by Example、(3)インドネシアのバンドンにあるUPI YouthMappersによる「バスフレンドリー」マッピングの3つです。
プレゼンテーションファイルは、こちらから入手できます。来月のセッション紹介のリンクもあります。
Norbert Tretkowskiさんは、「パンくず」の代わりにOSMステッカーを貼りながらFOSSGIS会場に行きました。
Rebecca Nyinawumuntu Jeannette氏はOSM Rwanda Open Data Day 2024で自身の経験を共有しました。
Tommy Hoang Long氏はベトナムの国立公園や自然保護区のリストをエクスポートしましたが、そのうち半分しかOSMにマッピングされていないことに気づきました。
Map Kibera の Steve が、ナイロビの非公式集落の 1 つでの廃棄物管理マッピングのとりくみを紹介しています。
Watmildonはマイクロマッピングのビンゴカードを公開しました。以前はOSM DiscordのMapSpotユーザーによって設計されていました。

地方支部ニュース

1月から3月に、フィリピンのOpenStreetMapコミュニティを対象に「あなたを知る」アンケートを実施しました。GOwinは、参加者の回答からの分析を公開しています。
第10回State of the Map Franceの論文募集は、4月18日までPretalx ►で受け付けています。

イベント

3月26日には、史上初のGeomobエジンバラをお見逃しなく。エドが今週のgeoweirdnessの特集をスコットランド🏴にしました。
ポルトガル北部の「ウィキペディアン」のグループであるWikiNorteグループは、3月24日にWikiNorte7会議を開催します。ポルトガル版ウィキペディア編集者の非公式な会合と、OpenStreetMapの編集入門ワークショップ、そしてモビリティとアクセシビリティに注目したマッピングパーティーが同時開催されます。ブラガのミーニョ大学入口のラウンドアバウトに3月24日(日)午前11時に集合になります。
State of The Map 2024 の講演、ワークショップ、パネルの提出期限が 2024 年 4 月 23 日までと、Enock Seth Nyamador 氏により発表されました。

教育

OpenSchoolMaps.ch は、uMapを使用して主題図を作成する方法に関するチュートリアルをリリースしました。
® IVIDES.org は、書籍「協調マッピングのケーススタティ」に統合するために、章コンテンツを一般公募することを発表しました。原稿はポルトガル語(pt-BR)または英語(en-US)で書くことができ、二重盲検査読されます。本書は2025年4月に発売される予定です。
Volker Gringmuthは、「OpenStreetMap入門:一般的にハードウェアとプログラムに慣れていて、OpenStreetMap、自由世界マップの開発に参加したい人のためのチュートリアル」と題された40ページの本を出版しました。
Art Glück氏は、OpenStreetMapデータを使用してAdobe Illustratorでスケマティックマップを作成するためのビデオチュートリアルを公開しました。

地図

Martijn van Exel は、今年の夏に State of the Map US 2024 を訪れている間に見たり、食べたり、飲んだり、したりするための「ソルトレイクシティへようこそ」という意見のこだわりのあるマップに取り組んでいます。
Christoph Hormann氏は、OpenStreetMapのマッピング用に南極地域の衛星画像を公開しました
Geoobserver は、ウィキペディアに掲載されている近くの興味深い場所を探索するための Web マップである nearbywiki.orgをレビューします。

switch2OSM

Gislarsさんは、ハンブルグ市内でOSM地図が使われているのを見つけました。
Kachelmannwetter.com は、稲妻を表示するための背景地図としてOpenStreetMapを使用しています。
Holly Branson氏とHOTチームとの対談では、災害対応とコミュニティ開発におけるオープンマッピングの重要な役割を強調し、革新的なAIの進歩と影響力のあるグローバル貢献を紹介しています。
Prajna氏は、OpenStreetMapのデータに基づいて構築されたOpenRailwayMapに基づくインドネシアの鉄道の最高速度データについて、Twitterのスレッドで話題になりました。コメント欄の人々は、OpenRailwayMapのデータ視覚化と、OpenStreetMapが鉄道仕様に関する詳細な情報をどのように保存できるかに興味をそそられ、魅了されています。また、ある公共交通アナリストは、現在のシステムに対する代替案の改善の可能性について、OpenRailwayMapを議論の根拠として利用しました。

オープンデータ

Open Knowledge Foundationの報告によると、Learnovation Foundation Networkは2024年3月7日にナイジェリアのクワラにあるムスタファ・アカンビ図書館・リソースセンターでWikidata Loves SDGs 2024イベントを開催し、少額の助成金支援を受けてオープンデータの日を祝いました。

ソフトウェア

Dustin Carlino氏は、OpenStreetMapの道路と交差点のデータ可視化ツールであるOSM2Streetsが大幅に刷新されたことを発表しました。OSMの車線タグ付けを解析するためのMuvライブラリに切り替え、SvelteとMaplibreアプリに改善が加えられたということです。
NorthCrabは、OSM NextGenプロジェクトに取り組んでいる間に、OpenStreetMapウェブサイトのセキュリティレビューを行いました。
TrickyFoxy氏は、より正確なOSMデータがあるのに、不正確なAI認識データを使用している地図製作者に失望しています。
Peter Kontschieder氏は、Mapillaryの3D空間ビジュアライゼーション機能であるNeural Radiance Fields(NeRF)のリリースを発表しました。これらのビジュアライゼーションは、Mapillaryにアップロードされた2D画像の再構成を使用して作成されます。

プログラミング

Isaac Boates氏は、Karlsruhe Hack Weekend February 2024の参加者の助けを借りて、osm2pgsql、osmium、osm2pgroutingなど、さまざまなOSM関連ユーティリティ用のDockerイメージを準備しました。

リリース

Ed Freyfogle さんは、OpenCage の Geosearch (位置情報の自動提案) サービスが改善されたことを発表しました。
Organic Mapsは、OSMログイン機能を修正するパッチアップデートをGoogle Playにリリースしました。

その他の “ジオ” な事柄

HeiGIT(Heidelberg Institute for Geoinformation Technology)は、新しい代表権のある経営責任者を探しています。
HeiGIT は、ハイデルベルク大学が2024 年 8 月 31 日までロバートアンドクリスティンダンジガー奨学金の申請者を探していると伝えています。この奨学金は、(主にガーナまたは西および中央アフリカの博士課程の学生で、ハイデルベルク大学で地理学(地質情報学を中心とする)または政治学の分野で博士号の取得を目指す人を支援するものです。
MapScaping ポッドキャストの Daniel O’Donohue が、SparkGeo の CEO である Will Cadell 氏に「現代の地理空間」というトピックについてインタビューしました。
欧州委員会のデジタル市場法により、EU のユーザーは Google で住所を検索し ► たり、クリックして Google マップにアクセスしたりできなくなります。
Mozillaは最近、Mozilla位置情報サービス(MLS)を終了すると発表しましたが、Organic Mapsの開発者であるRoman Tsisyk氏はこれを継続する意思を表明しました。

まもなく開催

場所	イベント名	オンライン	開始日
Hamburg	FOSSGIS 2024 – OSM-Samstag		2024-03-23
Kozhikode	FOSSMeet’24		2024-03-23
Braga (São Vítor)	Open Knowledge Braga 2024		2024-03-24
東區	TomTom 成大 OpenStreetMap Workshop		2024-03-25
ブレーメン	Bremer Mappertreffen		2024-03-25
グルノーブル	Rencontre « OpenStreetMap et territoires »		2024-03-26
Saint-Étienne	Rencontre Saint-Étienne et sud Loire		2024-03-26
Gent	OpenStreetMap-meetup in Gent		2024-03-26
	iD コミュニティチャット		2024-03-27
	[オンライン]OpenStreetMap Foundation理事会 – 公開ビデオ会議 :osmcalpic:		2024-03-28
ポツダム	Radnetz Brandenburg Mapping Abend #4		2024-03-28
	MapCompleteコミュニティオンライン・ミートアップ		2024-03-29
オハイオ	OpenStreetMapを使ったマッパソン: アテネ郡の地図インフラの改善 @ オハイオ大学		2024-03-29
デュッセルドルフ	デュッセルドルフ OpenStreetMap-Treffen (online) :osmcalpic:		2024-03-29
Mapiripán	Latam meeting – SOTM LATAM 2024 (2)		2024-03-30
臺北市	OpenStreetMap x Wikidata Taipei #63		2024-04-01
サンノゼ	サウスベイ・マップナイト	✓	2024-04-03
ベルリン	OSM-Verkehrswende #57	✓	2024-04-02
シュトゥットガルト	シュトゥットガルター OpenStreetMap-Treffen :osmcalpic:		2024-04-03
ドレスデン	OSM-Stammtisch Dresden		2024-04-04