週刊OSM 300

04/12/2016-04/18/2016

Logo
震災前と震災後のマッピング状況の比較 [1] | Pierre Beland作成の比較サイトSMCompare

マッピング

  • Chethan Gowda は JOSM で編集の競合を解決する方法を説明しています。
  • Aarthy Chandrasekhar は日々の編集作業を支援するために書いた2つの JOSM プラグイン(タスク作業向け設定一括変更、チェンジセットのリンク作成)について説明しています。
  • Keder は教育施設へのタグ付け手法を再定義するため、詳細な提案(Education 2.0) を公開しました。
  • ASTER航空画像(数値標高データが有名です)が誰でも利用可能になりました。Christoph Hormannが、JOSMで使えるようにImagico.deにリンクを作成しました。
  • PT-53 はまだ Bing に表示されていない新しいラウンドアバウトデータを Mapboxが削除したことについて、ドイツのフォーラムで抗議しています。
  • Malcolm Herring は towermast の使い分けについて再び提案しています。
  • Jerome はクナイプ(ハーブ療養プール)施設のタギングを拡張するための提案について、コメントの募集を開始しました。
  • Tom Pfeifer は service タグへ新しい値を追加するためのミニ投票を開始しています。

コミュニティ

  • Oliver Ritter はブログで、OSMとwikipediaが両方編集できるGeopedia について書いています。
  • FredM がネパールの求職情報紹介しています。OSM の知識が必要な仕事です。
  • Bjorn Sandvik は OSM のデータを使ってアルプスでのハイキング旅行を計画する方法を公開しました。
  • Gregory Marler は Steve Coast が書いたOSM本に対するレビューを書きました。
  • James Masts は Talk-us で他の編集者にコンタクトする方法を相談しています。学校の授業でOSMを編集したようなのですが、データが破壊されてしまいました。
  • Google Deutschland によると、ドイツの Wheelmap.org プロジェクトは Google Impact Challenge: Disabilities から €825,000 を受け取りました。

イベント

  • SotM2016の発表者募集! 発表ネタをお持ちの方はこちらからご応募ください。
  • 今年の FOSS4G BONN カンファレンスへの登録を開始しました。早期登録割引があります。

OSM人道支援

  • エクアドル太平洋岸で大地震が起き、約500名の死傷者が出ました。OSMではたくさんの人が災害マッピングに参加しています。非常に多くの声を受け、いくつかの活動に注力しています。また、現地のコミュニティにマッピングの協力を依頼しています。
  • メッセンジャーアプリTelegram上で、災害マッピング対応検討が進められています。

    ツイッターでは#MappingEcuadorで。

    マッパソンの予定もwikiに上がっています。OSM カレンダーもご確認ください。

  • エクアドル地震後のマッピング結果が出始めています。
  • [1]エクアドル地震で災害救助隊の活動を支援するため、 GIScienceハイデルベルクOpenStreetMap災害ルート検索システム とクライシスマッピングを立ち上げました。OpenRouteService災害マップは随時更新予定です。

    特に、OpenRouteService SOSでは通行可能/通行不可能のタグが考慮されるようになっており、リアルタイムに反映されます。

    他にも、目的地に行くルートのGPSトラックデータを作成してオフラインで使えるようにもなっています。また、瓦礫などにより通行できない地域を調べることもできます。これらの機能は捜索救助活動に役立つでしょう。

  • ベルギーで大規模「Missing Mapsマッパソン」が開催されました(Escadaのレポートです)。7大学の地理学科で実施され、約190人が参加しました。テレビの取材も受けました。
  • HOTメーリングリストでJohn Whelanが建物マッピングについて議論しています。四角い建物は四角に描くべきなのに、四角になっていないことが多いと言っています。
  • 熊本県の群発地震への対応として複数の HOT task が設定され、日本のコミュニティに対してマッピングの呼びかけがされました。
  • 国境なき医師団と Missing Maps によるマッパソン2016年4月28日にバルセロナで開催されます。
  • OSMコミュニティの協力で実施される人道支援マッピングによる効果についてMartin Dittusが動画で解説しています。

地図

  • Andrew Hill はアメリカの2014年にあった国勢調査のデータを使ってどのような場所に女性が多く住んでいるのかを視覚化するために、女性の人口割合を表示する地図作成しました。
  • Meggsimum はドイツ・プファルツのワイン街道のインタラクティブな地図を公開しました。
  • Argentina en Python は毎週エクアドルとペルーエリアのガーミンデバイス用マップを作成して公開しています。

オープンデータ

  • Miranda Katz は、各国外交官のニューヨーク市内駐車場未払い代金を表示するマップを作成しました。

ソフトウェア

  • メールクライアント Thunderbird ではバージョン45以降で OSM を使用できます。

プログラミング

  • 今年もOSMはGoogle Summer of Code参加します。学生参加枠は6名です。
  • MapJam は Google Maps と Mapbox ユーザに向けたオープンソースマップの開発者用 API を発表しました。
  • 「OSMを用いた歩行者用ルート検索」 (PDF)という学士論文をNathanael Long(シュトゥットガルト応用科学大学)が作成しました(Geofabrik社協力)。舗装道路や横断歩道を使ったルート検索が例示されています。

Releases

ソフトウェアバージョン更新日備考
Traccar Server3.52016-03-17
OpenLayers3.15.12016-04-07v3.15.0のバグ対応パッチ

provided by the OSM Software Watchlist

…ご存知でしたか?

  • この PHP プログラムは OSM オブジェクトの世代間差分を視覚化できます。
  • アメリカ地質調査所のデータを利用した地震マップ ogee
  • Mapnificent では、都市の中で定められた時間内に公共交通機関を使って到達できる範囲を示す方法を動画で説明しています。
  • Florian Pigorschs の Flopp’s map ではジオキャッシングを楽しむ人のために地理的特徴を地図上に表示することができます。
  • これインドの多言語マップです。インドでは4つの異なる語族に属している100以上の言語が話されています。OSM では世界中の多言語マップを作成することに挑めます。
  • Pascal Neis のサイトでは過去30日以内の変更セットをコメントから検索することができます。

その他の “ジオ” な事柄

  • スポーツ好きの Ivo は世界中の天気を視覚化できるサイト Windyty作成しました。
  • オックスフォードインターネット研究所は、 Github ユーザに関するマップなど、いくつかの非常に興味深い情報を地図と共に公開しています。
  • 最近オープンしたスタンフォード大学の David Rumsey 地図センター図書館では1万を超える古地図を保存しています。動画での説明もあります。
  • オーストリアの都市グラーツにある Vexcel ホールディング社はマイクロソフトの Ultracam 部門(デジタル航空画像を撮影するモンスターカメラの開発部)を買収しました。

今後のイベント

DondeQueFechaPais
ZurichMissing Maps: Humanitarian Mapping20/04/2016switzerland
BadalonaMapes per ajudar a l’Equador21/04/2016Barcelona
NewcastleFoMSF Missing Maps Mapathon21/04/2016united kingdom
HeidelbergEcuador Disaster Mapathon at Heidelberg University21/04/2016germany
ColoradoGIS in Higher Ed. Humanitarian Mapathon Nighthawk Brewery, Broomfield21/04/2016us
Manila”’OpenStreetMap for Beginners on FOSS4G-PH 2016”’22/04/2016philippines
SantiagoInternational Space Apps Challenge22/04/2016-24/04/2016chile
CochabambaCharla OSM en Flisol22/04/2016bolivia
SeattleMissing Maps Mapathon23/04/2016us
SaltaCharla OSM en Flisol23/04/2016argentina
Curuzu CuatiaCharla OSM en Flisol23/04/2016argentina
Buenos AiresTaller de mapeo OSM en Flisol23/04/2016argentina
BerlinHack Weekend30/04/2016-01/05/2016germany
Metro ManilaMapping Party: UP Village Quezon City30/04/2016philippines
LiguriaGenova @ Zenzero, via Torti 20:30 with ALID02/05/2016italy
TrentinoAla @ library 20:3002/05/2016italy
Manila Metro ManilaMapping Party with #MapPHL, Quiapo07/05/2016philippines
BogotaMapping party – Bogota: Usaquen07/05/2016colombia
LyonRencontre mensuelle mappeurs10/05/2016france
TrentinoBesenello @ library 14:00. With support of Portobeseno and the Besenello Municipality14/05/2016italy
Kyoto京都世界遺産マッピングパーティ:第13回 特別編 延暦寺(西塔、横川)(再)14/05/2016japan
DerbyDerby17/05/2016united kingdom
Clermont-FerrandState of the Map France 201620/05/2016-22/05/2016france
MilanoState of the Map Italy 201620/05/2016-22/05/2016italy
BrnoState of the Map CZ+SK 201621/05/2016czech republic
NottinghamNottingham21/06/2016united kingdom
SalzburgFOSSGIS 201604/07/2016-06/07/2016austria
SalzburgAGIT 201606/07/2016-08/07/2016austria
NottinghamNottingham19/07/2016united kingdom
SeattleState of The Map US 201623/07/2016-25/07/2016united states
TokyoState of The Map Japan 201606/08/2016japan
Bonn”’FOSS4G 2016 Code Sprint”’20/08/2016-22/08/2016germany
Bonn”’Workshops at FOSS4G 2016”’22/08/2016-23/08/2016germany
DerbyDerby23/08/2016united kingdom
Bonn”’FOSS4G 2016”’24/08/2016-26/08/2016germany
Bonn”’FOSS4G 2016 Code Sprint Part II”’27/08/2016-28/08/2016germany

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weekly was produced by Hakuch, Nakaner, Peda, Rogehm, Ziltoidium, derFred, escada, k_zoar, mgehling, muramototomoya.

5 Replies to “週刊OSM 300”