週刊OSM 381

2017/10/31-2017/11/06

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How did you contributeに新機能が追加されました 1 | © Pascal Neis

私たちについて

  • SunCobalt氏がwikiカレンダーのパーサーを作成しました。作成されたパーサーをWeekly OSM管理システムOSMBCに組み込むことで、OSM wikiのイベントカレンダーをこれまで通り表示できるようになりました。読者に代わりましてSunCobalt氏に感謝申し上げます。

マッピング

  • 少なくとも1回以上の編集を行ったマッパーが100万人に達するだろうとPascal Neis氏がツイートしています。しかし、変更セットの中には編集の登録に失敗して空になっているものがあり、そういった変更セットを考慮して計算しなければいけないという指摘のリプライがついています。
  • パリ市内の自転車関連データの収集およびOSMへの登録が、有償業務で進められていますGéovélo社がとりまとめ、Carto’Cité社がOSMや自転車コミュニティとの窓口を担当しています。進捗は#CartoVeloIDFで確認できます。先日、有償マッピングについて議論が行われましたが、本プロジェクトではプロセスの詳細がwikiにまとめられています
  • Strava社がユーザのGPSデータを表示するヒートマップを更新しました。30億点もの座標データ(10テラバイト)で作られたヒートマップは、iDやJOSMで使うこともできます。
  • OSMのopening hoursタグの登録がまもなく100万件に達するだろうとypid氏が彼のユーザー日記で報告しています。

コミュニティ

  • [1] Pascal Neis氏が「How did you contribute to OpenStreetMap?」の更新をツイートしました。ツイートには変更部分にマークをした画像が添えられています。
  • 今年もOpenStreetMap Advent Calendarが作成されました。OSMに関する記事の投稿をすることができます。昨年一昨年の様子もご覧ください。
  • デジタル持続性に関するカンファレンス、DINAConの中でOSMコミュニティに賞が贈られたことがOSMブログで発表されました。このブログポストにはSotM 2017で発表されたOSM Awardの受賞一覧も紹介されています。
  • ナイジェリアのOpenStreetMapコミュニティがTwitterアカウントの運用を始めました。

インポート

  • Vincent Frison氏はパリ、ニースに続いてフランスのモンペリエにある建物の高さをインポートする予定です。オープンデータとして公開されているデジタル標高モデルとデジタル表層モデル(植物や建物の高さを含んでいる標高モデル)を使って行う作業の詳細な説明ページをWikiに作成しました。

OpenStreetMap Foundation

  • 11/2に実施されたライセンス・ワーキンググループの仮議事録が公開されました。主な議題は、”State of the Map”商標の利用指針、EU一般データ保護規則に関連したデータ保護などです。

イベント

  • FOSS4G Tokaiが2017年12月2日に開催されます。東海地方でのFOSS4G開催は今回が初となります。
  • State of the Mapラテンアメリカ2017のプログラムが公開されています。イベントの詳細はウェブサイトで確認できます。

OSM人道支援

  • 国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)がMissing Mapsプロジェクトとパートナーシップを結びました。マッピング活動の支援、データ活用方法の向上などが期待されます。
  • 国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)とインターナショナル・スクール・オブ・ジュネーブは高校生を対象としたMissing Mapsのイベントを開催しました。
  • MKnight氏はTasking Managerバージョン3のユーザーインターフェイスについて不満を漏らして(de)(自動翻訳)います。

地図

  • ドイツのOSM Cartoフォークを管理しているSven Geggusが現在の状況と問題点についてレポートしています。
  • OSMデフォルトマップで、低ズームレベルで表示する地物について議論されています。例えば、県境や県名をどのズームレベルで表示すべきか、といった内容です。国によって地物の密度は異なるので、状況に応じてレンダリング内容を変えたほうがよいという意見も出ましたが、ツールの制限があり実現には至りませんでした。

ソフトウェア

  • baditaflorin氏がシェープファイルをOSMデータに変換する方法について解説記事を書きました

プログラミング

  • Bryan Housel氏がiDエディタでOpenStreetCamの画像を見られるようにする機能の開発にと取り組んでいます。
  • 地図サービスCartoのユーザーから、PostGIS-Mapnikを使った大規模地理データをより早くレンダリングしたいというニーズが増えています。Paul Ramsey氏が、様々な方法の速度を比較し、最適化や今後の開発計画について解説記事を書きました。
  • Convergence氏はRedditでWebGLを使った新しい3Dレンダラーを発表しました。ニューヨークはこのように表示されます。

ご存知でしたか?

その他の “ジオ” な事柄

  • Steve氏がアルバータ市(カナダ)のフリーWiFiスポットのマップをMapboxのiOS store locatorで作成しました。
  • サンフランシスコ国際空港でOpenStreetMapベースのMapbox地図が使われているとJinal Foflia氏がツイートしています。
  • ガーディアン紙はOpenStreetMapのデータを使って世界中の主要都市における海面上昇の影響を説明しています。
  • Gerry McGovern氏が、ルート検索が引き起こす渋滞について記事を書きました。皆が「最速」ルートを走ろうとするので、交通渋滞が発生し、かえって時間がかかってしまうのです。
  • AIマッピングを得意とするベンチャー企業MapDataをMapbox社が買収しました。来年にはARマップ作成SDKが登場するとのことです。
  • Dimi(@sztanko)氏がBing Mapsの撮影車とGoogleストリートビューカーの遭遇をツイートしています。
  • デジタル社会における「オープン」の重要性に関する記事が掲載されました。教会が独占していた知識がグーテンベルクの活版印刷によって「オープン」になったのと同じように、現代においても「オープン」が重要なのです。OSMも「オープン」の一例として取り上げられています。

まもなく開催

場所名称開催日
東京東京!街歩き!マッピングパーティ:第13回 大宮八幡宮2017-11-11japan
サンティアゴReunión OSM Chile Noviembre 20172017-11-11chile
レンヌRéunion mensuelle2017-11-13france
台北OSMGeo Week Taipei2017-11-13taiwan
チューリッヒStammtisch Zürich2017-11-13switzerland
リヨンRencontre mensuelle2017-11-14france
ナントRéunion mensuelle2017-11-14france
ハイデルベルクDisastermappers Missing Maps mapathon to support OSM GeoWeek2017-11-14germany
カールスルーエStammtisch2017-11-15germany
ウルムMapping Munyu (OSM Geo Week)2017-11-15germany
レンヌCartopartie humanitaire de Bamako (OSM Geo Week)2017-11-15france
グリーリーUNC Mapathon University of Northern Colorado2017-11-15united states
online via MumbleOpenStreetMap Foundation public board meeting2017-11-16everywhere
ディーニュ=レ=バンCartopartie : Libre information sur les services de santé2017-11-16france
フォート・コリンズCSU Ger Community Mapping Center Mapathon Colorado State University2017-11-16united states
ヘルシンキHOT-OSM Finland Geoweek Mapathon 20172017-11-18finland
ボン100! Bonner Stammtisch2017-11-21germany
リューネブルクMappertreffen2017-11-21germany
ノッティンガムPub Meetup2017-11-21united kingdom
エディンバラPub meeting2017-11-21united kingdom
リューベックLübecker Stammtisch2017-11-23germany
Perl(DE)-Apach(FR)-Schengen(LU)1. OpenSaar-Lor-Lux Stammtisch2017-11-24luxembourg
リマState of the Map LatAm 20172017-11-29-2017-12-02perú
ヤウンデState of the Map Cameroun 20172017-12-01-2017-12-03cameroun
ダルエスサラームState of the Map Tanzania 20172017-12-08-2017-12-10tanzania
ボンFOSSGIS 20182018-03-21-2018-03-24germany
ポズナンState of the Map Poland 20182018-04-13-2018-04-14poland
ミラノState of the Map 2018 (international conference)2018-07-28-2018-07-30italy

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, SK53, Say-no, Spanholz, TheFive, derFred, k_zoar, muramototomoya.

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