週刊OSM 382

2017/11/07-2017/11/13

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ドレスデン市(ドイツ)の自転車交通網整備状況マップ 1 | © Mapbox, © OpenStreetMap Mitwikende, oDbL © Nils Larson

マッピング

  • Yuri Astrakhan氏が、彼が作成した一括編集ツール”Sophox”に関する議論をメーリングリストで再開しました。ですが、Yuri氏がOSMの不文律を無視しているとして、多くの人から批判の声が上がっています。
  • Enrico氏がタグ付けメーリングリストでフレスコ画のタグ付け方法を尋ねています。
  • sev_osm氏がツイッターモーメントで、アフリカ等のフランス語圏で実施されたワークショップをまとめました
  • 消火栓のタグ付けを拡張する提案の改訂版への投票が始まっています。期限は11月27日までです。以前の提案では採用に必要な票数を得ることができませんでした。
  • 地下鉄やライトレールへのタグ付けルールの提案への投票が始まっています。期限は11月24日までです。タグ付けメーリングリストでは既に地下鉄などをレンダリングした地図を配信している企業を含む何人かが提案を批判しています。
  • Gabe Appleton氏が信号機同士の相対的なタイミングをタグ付けする提案をしました。彼は建設的な議論が行われることを望んでいます。
  • ミュンヘンではWheelmap.orgにたくさんの人が参加していますが、POIを二重に登録したりずれた場所に登録したりといった問題が多いと、ドイツ語フォーラムでBeKri氏が不満を述べています。Wheelmap.orgの共同設立者であるHolgerが、新規参加者は既存タグのwheelchair=*toilet:wheelchair=*だけしか編集できなくなるように変更する計画であることを表明しました

コミュニティ

  • Jungle Bus開発チームのTwitterアカウントがアプリの翻訳へ参加してくれる人を募集しています。
  • 疑わしいOSM変更セットを探すSuspicious OpenStreetMap Changesetsから取得できるAtomフィードにbboxパラメータを指定できるようになったとPascal Neis氏がツイートしています。このオプションの追加により国名countryを省略できるようになります。
  • オープンデータが手に入ってもアームチェアマッピングだけでなく現地へ調査に行きましょうというユーザー日記をChristianA氏が書いています。
  • OSMのウィキデータリンクが間違っていたことが原因で、Mapboxのベクトルタイルで誤った表示がされました。
  • Kathmandu Living Labsが Women Leaders in Technology (WLiT)のフェローを招いてOSM講習会を開催しました。
  • Sentinel-2で撮影された衛星写真のスペクトルデータを処理して住宅地や湿地を抽出し、OSMの土地利用データと比較する方法について、Sterling Geo氏が解説記事を書きました。

インポート

  • 職業別電話帳を扱うCybo社はOpenStreetMapにPOIデータを提供したいと考えています。米国インポートメーリングリストの両方で議論のスレッドがあります。POIの座標がGoogleのジオコーディングAPIを使って取得したものらしいようでライセンス的にOSMで使うことはできないデータです。

OpenStreetMap Foundation

  • 3年前のOSMF年次総会で理事任期の制限について検討することが約束されました。この件について議論が行われていないため次の会期で理事会が行動を起こすのかどうかをSimon Poole氏がOSMFトークメーリングリストで問いかけています。
  • データワーキンググループが2017年第3四半期の活動報告書(PDF)を公開しました。
  • 事実上ドイツのOSMF地方支部であるFOSSGIS e.V.のメンバーがドイツのセカンダリOverpass APIインスタンスの運用のため資金調達(自動翻訳)をすることを検討しています。
  • 今年のOSMF年次総会は12月9日にIRCで開催される予定です。詳細は開催案内のメールに記載されています。今回の総会では2人の新しい理事が選出されることになっていて、OSMFのメンバーは11月25日まで立候補できます。OSM Wikiには選挙の詳細候補者に質問をするページが用意されています。

OSM人道支援

  • HOTはイラン、イラクで発生した震災への対応マッピングを呼びかけています。
  • John Whelan氏はマラウイ共和国で行われている建物マッピングタスクの確認作業についてHOTに助言を求めています。
  • OSMザンビアがHOTから「マイクログラント」プログラムの支援を受け、ザンビアにある多くの学校でマッピングトレーニングを行うことができました。
  • HOTは11月17日まで任意のエリア内で行われた編集を簡単に可視化するツールの開発者を募集していました
  • BBCラジオではMissing Mapsと赤十字による建物・道路・河川のマッピングが特集されています。

地図

  • ズームレベル17でamenityタグのオブジェクトが小さな茶色い四角で表示されるのは情報密度が高すぎるのではないかという議論がOSM Cartoの開発者達の間で行われています。
  • Nils Larsen氏が、ドレスデン市の自転車交通網整備状況を可視化する地図を作成しました。
  • Komzpa氏がエリアで作成されたplace=*タグの名前をOSMデフォルトマップでレンダリングするプルリクエストを作成しましたplace=*タグはノードで作成されていることが多く、二重レンダリングされないよう注意する必要があるとのコメントもついています。

ソフトウェア

  • Pieter Vander Vennet氏はOsmAndに独自のルーティングプロファイルを作る方法を説明しています。

プログラミング

  • Osm2pgsqlやOSRMで使うLuaスクリプトの効率的なデバッグ方法についてRichard Fairhurst氏が解説記事を書きました。

ご存知でしたか?

その他の “ジオ” な事柄

  • ロンドンのオックスフォードストリートが段階的に歩行者専用道路になっていく予定で2018年までに800mが車両進入禁止になるとCityLabが報告しています。OpenStreetMapのデータも更新する必要があります。
  • オンラインマガジンMARTECHSERIESによるCARTO創設者Javier de la Torre氏へのインタビュー記事
  • スペインのオンラインマガジン NOSOLOSIG の最新号で、旧石器時代に作成された世界最古の地図 についてレポートされています。地図は石に彫られており、明らかに地理的な場所を確認できる絵が刻まれています。スペインのPamplonaの北20kmに位置するArraitz村の近くにあるAbauntzの洞窟 の発掘中に見つかりました。それゆえに、その地図は「Abauntzの地図」と呼ばれています。 (es) (自動翻訳)
  • Gulf Newsが世界で2番目の「ルーブル美術館」がアブダビにオープンしたことを報じています。 もちろんもう既にOSMには 入力済みです。ただ、タグ付けがまだ明らかに不完全です 😉
  • prMacによると、拡張現実(AR)用の「セオドライト」アプリには、人里離れた場所においても使える素晴らしいOSMデータが含まれており、もうすぐiPhone X用がリリースされるようです。
  • ミラノから来たある旅行者の車がComoにある古い路地ではまってしまいました。なぜなら、彼は自分の目よりカーナビを信じてしまったからです。そのナビの地図はOpenStreetMapベースではありませんでしたが、この事故をきっかけにして、地元のOSMコミュニティではこの地域で同様の問題が生じないように地図データを再確認することにしました。

まもなく開催

場所名称開催日
online via MumbleOpenStreetMap Foundation public board meeting2017-11-16everywhere
ディーニュ=レ=バンCartopartie : Libre information sur les services de santé2017-11-16france
フォート・コリンズCSU Ger Community Mapping Center Mapathon Colorado State University2017-11-16united states
蘇州市OpenStreetMap Youth Promotion2017-11-18china
ヘルシンキHOT-OSM Finland Geoweek Mapathon 20172017-11-18finland
ブラジル連邦共和国Brasília OpenStreetMap Edit challenge begins with a focus on road characteristics2017-11-19brazil
ロンドンRaincatcher Mapathon for Tanzania2017-11-21united kingdom
リューネブルクMappertreffen2017-11-21germany
ノッティンガムPub Meetup2017-11-21united kingdom
エディンバラPub meeting2017-11-21united kingdom
ViersenOSM Stammtisch Viersen2017-11-21germany
リューベックLübecker Stammtisch2017-11-23germany
Apach (Moselle) – Schengen (Luxembourg) – Perl (Saarland)1. OpenSaar-Lor-Lux Stammtisch2017-11-24germany
ブレーメンBremer Mappertreffen2017-11-27germany
ボン100! Bonner Stammtisch2017-11-28germany
ブリュッセルMissing Maps @ MSF/HI2017-11-28belgium
デュッセルドルフStammtisch2017-11-29germany
リマState of the Map LatAm 20172017-11-29-2017-12-02perú
エッセンMappertreffen2017-12-01germany
ヤウンデState of the Map Cameroun 20172017-12-01-2017-12-03cameroun
ドルトムントMappertreffen2017-12-03germany
ロストックRostocker Treffen2017-12-05germany
アルバカーキMAPABQ (join us!)2017-12-06united states
シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2017-12-06germany
モントリオールLes Mercredis cartographie2017-12-06canada
ドレスデンStammtisch2017-12-07germany
ダルエスサラームState of the Map Tanzania 20172017-12-08-2017-12-10tanzania
ローマFOSS4G-IT 20182018-02-19-2018-02-22italy
ボンFOSSGIS 20182018-03-21-2018-03-24germany
ポズナンState of the Map Poland 20182018-04-13-2018-04-14poland
ミラノState of the Map 2018 (international conference)2018-07-28-2018-07-30italy

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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