Author: weeklyteam

週刊OSM 336

12/20/2016-12/26/2016

HDYC zeigt nun auch Informationen des OpenStreetCam-Profils HDYC で OpenStreetCam も登録できるようになりました 1

マッピング

  • 地物の変遷を時系列でタグ付けする方法が2014年に提案されましたが、議論が再燃しています。
  • Townlands.ieが昔の街区名も表示できるようになりました。なお上記の時系列タグが利用されています。
  • Philip Hunt氏が建物の形状を自動認識する方法とその改善について紹介しています。John Whelan氏は、こういった機械学習ツールを利用するためのガイドラインがあるのかメーリングリストで質問しています。
  • Daniel J H氏が円形交差点についての記事を書きました。ルート検索サービスOSRMでは、円形交差点とラウンドアバウトを区別して取り扱うので、正しくタグ付けしないと交通ルールに違反したルートを提示されてしまいます。

コミュニティ

  • OpenCageデータブログが、コスタリカにおけるOSMの状況についてJulio May氏にインタビューしました。
  • [1] Pascal Neis氏のHDYCが、関連アカウント登録対象としてOpenStreetCamに対応しました。
  • Alan氏がSTV投票システムの利点について説明しています。
  • ポケモンGoにOSMデータが使用されていると推測されています。最近ではポケモンGoプレイヤーがOSMデータを編集する例も見受けられるようになりました。ほとんどの編集は申し分ないのですが、一部の編集では実在しない公園や水場を書き込んでいる例もあります。本当にOSMデータが使用されているのか確実な証拠はありません。そのような状況では、ポケモンGoプレイヤーにたいして地図編集を啓蒙していくことが必要であるとGrant氏は考えています。Pascal氏のツールを使えば、怪しいデータ編集を検索することができます。
  • 交通機関乗り換えアプリTransportr(WeeklyOSMでの既報)がosmdroidからMapboxに移行を検討しているのですが、その場合にソフトウェアの自由という観点から問題が起きないか懸念しています。

イベント

  • バルセロナ市の近くにあるSolsona市は、人口1万人ほどの小さな都市です。市内にあるカタルーニャ地図研究所の学生がOSMデータ整備を進めています。Googleには「多くの欠点」があり、研究所のデータにも誤りがあります。ですが地元の人は正しいデータを知っています。そのためOSMが最適であると判断しました。Elpuntavui紙に本活動が掲載されました。

OSM人道支援

  • Douglas 氏は HOT と FSD ウガンダが開催した、金融サービスでクラウドソーシングや地理空間データを扱うワークショップの様子を報告しています。
  • OSM ラテンアメリカのイベント資金を支援するために作成された HOT のページです。可能ならラテンアメリカのイベントへの支援を!

switch2OSM

ソフトウェア

  • Lukas Martinelli 氏は Kickstarter.com で資金調達した MapboxGL スタイルエディタ Maputnik (以前お知らせしました)の開発状況を動画で公開しています。
  • Mapbox のデータチームが書いている OSM 日記では OSM で問題のありそうな変更セットが書かれています。そこに列挙されている問題の多くは、もともと Wille Marcel 氏が作った OSMCha で検出されたものだそうです。こちらの日記で Mapbox のManohar 氏が OSMCha を使って分かったことを詳しく説明しています。

プログラミング

  • OSMデフォルトマップがバージョン3になりました。Mapnik3に切り替わり、HStores対応がスタートしました。

リリース

Mapbox社がAndroid用SDKをバージョンアップしました。クラスタリングやAndroid向けMapboxサービスの統合などの機能が付きました。

SoftwareVersionRelease dateComment
Cruiser for Android *1.4.162016-12-20様々な改良
Cruiser for Desktop *1.2.162016-12-20
Mapbox GL JSv0.29.02016-12-20多くの変更点とバグ修正、リリースログをご覧ください
Mapillary Android *3.112016-12-20Google アカウントでのログインやサインアップがでます
OpenLayers3.20.12016-12-202件のバグ修正
GeoServer2.10.12016-12-214件の機能拡張と9件の修正
Komoot Android *var2016-12-21ちょっとした機能強化
Locus Map Free *3.21.02016-12-21多くの変更点とバグ修正、更新情報をご覧ください
Maps.me Android *var2016-12-21バグ修正と新しい地図データ
OSRM Backend5.5.22016-12-211件のバグ修正
iD2.0.22016-12-223つの新機能と6つのバグ修正
OpenStreetMap Carto Style3.0.12016-12-22バージョン3.0.0と同じ日に修正リリースがされました
Magic Earth *7.1.16.512016-12-23検索の最適化と新しいフォント
GEOS3.6.12016-12-244件のバグ修正

Provided by the OSM Software Watchlist.

(*) unfree software. See: freesoftware.

ご存知でしたか?

  • テーマ別マッピングツールMapContribに新しい機能が追加されました。ヒートマップ、プリセット作成に対応しました。また、テーマ作成機能を使うとテーマ情報を英語、フランス語、イタリア語に翻訳できます。なお、2016年OSM Advent Calendarでもhiga4さんから紹介されています。
  • Mapbox社のRamya Ragupathy氏による初心者向けJOSM入門です。

その他の “ジオ” な事柄

  • Geoamtics Canada誌が「2016年ジオ5大ニュース」を発表しました。
  • Uber社のErik K氏が、同社の地理情報処理方法やデータ処理ツールを紹介しています。データ処理ツールにはMapbox Studio等を使っているとのことです。
  • National Geographic誌が、今年度に紹介した地図の中から15個のベストマップをピックアップしました。旧日本軍が作成した軍用地図も含まれています。
  • ラグランジュ点に位置する地球観測人工衛星DSCOVRから地球を撮影した画像を、NASAがタイムラプス動画にしました。今年度に生じた地球規模の気象現象(3連台風、東南アジア森林火災など)を衛星から見た様子が紹介されています。

まもなく開催

場所名称開催日
デュッセルドルフStammtisch12/30/2016Germany
ミュンスターStammtisch / OSM Treffen01/05/2017Germany
ドルトムントStammtisch01/08/2017Germany
マニラ【MapAm❤re】OSM Workshop Series 6/8, San Juan01/09/2017Philippines
リヨンRencontre mensuelle mappeurs01/10/2017France
ナントRencontres mensuelles01/10/2017France
ベルリン103. Berlin-Brandenburg Stammtisch01/12/2017Germany
Ulloa1er encuentro comunidad OSMCo01/13/2017-01/15/2017Colombia

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Laura Barroso, Peda, Rogehm, derFred, k_zoar, muramototomoya.