Author: weeklyteam

週刊OSM 457

2019/04/16-2019/04/22

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    路肩駐車マップ 1 | Leaflet | Map data © OpenStreetMap contributors

マッピング

  • 会社の各支店にwikidata=を入れてよいのか、本店以外はbrand:wikidata=franchise:wikidata=にしたほうがよいのではないかとAndy Mabbett氏が質問しています。
  • junction=yesタグをエリアで描いている使用例はあるかDave F氏が質問したところ、Mateusz氏とTobias氏から使用事例が挙げられました。
  • 赤ちゃんおむつ交換台のタグchanging_tableをValor Naram氏が提案しました。
  • 警察施設の詳細をタグ付けする提案は、投票数が成立条件に達せず不成立となりました。
  • 道路のレーンturn:lanes=タグだけでは十分に表現できないような、レーンのつながりを表現するリレーションtype=connectivityをLeif Rasmussen氏が提案しました。すると2015年に提案されて放棄された類似タグtype=transitがあることをSimon Poole氏が指し示しました。
  • 高原マップの作成に適したタグについてJoseph Eisenberg氏が質問しました。すると高原のような範囲が曖昧な地物はOSMデータで表現することが難しいため、データはOSMの外に保持しておいて、別途レンダラーに提供したほうがよいとの意見が出ました。なおFrederik Ramm氏は、広大な地物のマッピングに執着しないほうがよいと述べました

コミュニティ

  • 2019年OSM大賞の候補者募集が開始されました
  • OSMは今年の8月で15周年を迎えます。記念パーティーの開催を予定されている方はぜひリストに登録ください。
  • OSMポルトガルコミュニティで、マデイラ島に建設中の病院のタグ付け方法について議論がありました。建設中、閉鎖後のタグや、もし病院が未認可の場合も「病院」としてタグ付けしてよいのか、などが議論されました。
  • Michael Reichert氏がドイツでOSM wikiの編集合宿を企画しています。
  • 最近では無効になったwikiページを削除する事例が増えてきています。OSM API 0.6のテストに関するページは7年前に削除されてしまっていたのですが、OSMの重要な歴史を消すようなものであるとIlya Zverev氏が批判の声を上げました。しかし続く議論では、OSM APIの最新状況「破壊行為」という言葉の使い方、OSMにおける管理者の存在・不在といった論争になりました。
  • API 0.6は2009年4月21日に公開され、先週で10周年を迎えました。Ilya Zverev氏はバージョン0.5から切り替えたときの状況や、現時点ではバージョン0.7に移行する可能性が低いことについて述べています

インポート

  • スウェーデンの環境保護局が公開したオープンデータを使って、土地被覆データ等をインポートする計画をGrigory Rechistov氏が立てました。すると、土地被覆データは衛星画像から自動分類されたものであり、OSMの分類基準とは違っているためインポートすべきではないとの意見も上がりました。

OpenStreetMap Foundation

  • 4月24日に開催されたOSMF役員会議で、GlobalLogic社に関する非公開議題が存在していることをChristoph Hormann氏が指摘しました。
  • GlobalLogic社は従業員のOSMF会員登録を自ら取り消したことにより自分の罪を認めたのかとRory McCann氏が質問しました。

イベント

  • SotM2020の立候補締め切りは6月15日です。
  • Christine Karch氏とDenis Helfer氏がストラスブール市(フランス)で年2回の定期ミーティングを計画しています。

地図

  • Philip Pierdomenico氏がOSMデータから珈琲地図を作ったことを報告しています。
  • 米国ユタ州等の運輸局が計430,000kmのストリートビュー画像をMapillaryに提供しました。提供された画像は交通標識の認識などに使われます。
  • Wheelmap.orgおよび創設者であるRaúl Krauthausen氏についてNeue Züricher Zeitung紙が解説記事を掲載しました。

オープンデータ

プログラミング

  • 2017年にyaugenka氏がiDでlanduseエリアをウェイオブジェクトから引きはがす機能を要望していましたが、Quincy Morgan氏がこの機能を実装してその動きを動画で紹介しています。
  • PostgreSQL管理ツールPgAdmin4のバージョン3.3からジオメトリビューアが追加され、OSMが背景地図に使われています。PostGISスクリプトのテスト中にデータビューアとジオメトリビューアを切り替えながら使うことができるので、外部ツールを使う必要がなくなります。
  • jguthrie100氏がiDエディタで同じ名称や住所のオブジェクトが作成された場合に警告を出す機能を作りました。

リリース

  • MapRouletteバージョン3.3が公開されました。このバージョンではレビュー機能が追加され、自分のタスクに「要レビュー」チェックを付けると、他の人がレビューするタスクに追加されるようになりました。

ご存知でしたか?

メディア掲載

  • スペインでの2016年の選挙に関して分析した記事にOSM地図が使われていますが、ほとんどの地図に著作権者表示がありません。
  • New York Times紙に掲載されたノートルダム大聖堂の火災に関する記事では、大聖堂の構造、写真、地図などが掲載されており、OSM地図が使われています。

その他の “ジオ” な事柄

  • ロンドンの郵便番号はEで始まりますが、イルフォード地区はロンドン域内であるにも関わらずIGの郵便番号が与えられています。イルフォード在住のChowdhry氏は郵便番号をEに変更するよう議会に要請して15年もの間戦い続けています
  • 上海モーターショーでMapbox社がVision SDK発表しました。このSDKを使うと、ARナビ・レーンガイド、ライブ交通情報などをアプリに組み込むことができます。他にも、センサやカメラのライブデータと既存地図データを組み合わせて使うことができる"AIマップ"という機能もあります。
  • Kenneth Field氏とMax Roberts氏が鉄道路線図の作成に関してツイッター上で感情的なやり取りをしています。
  • GPSで地元のデータを集めることでマラリアの分析に役立つことがビル&メリンダ・ゲイツ財団の報告記事に掲載されています。
  • ヒマラヤの氷が融けることによって発生する鉄砲水の被害は予想以上に大きいことがナショナルジオグラフィック誌で報告されました。研究者は分析にOSMデータを使用しています。
  • Uber社のビジュアライゼーション担当部門長であったNico Belmonte氏がMapbox社の地図部門ジェネラルマネージャーに就任しました。
  • カリブ諸島GISカンファレンスURISA 2019が11月18-21日にポートオブスペイン市(トリニダード・トバゴ)で開催されます。参加申し込みはこちらから。

まもなく開催

    場所名称開催日
    グラーツGrazer Linuxtage 20192019-04-26-2019-04-27austria
    レシステンシアTaller de edición en FLISoL20192019-04-27argentina
    コルドバCharla relámpago sobre Wikipedia y OpenStreetMap en FLISoL20192019-04-27argentina
    LujánCharla Mapeo comunitario con comentarios sobre la investigación de usos del suelo en la cuenca del río Luján en FLISoL20192019-04-27argentina
    レンヌRecensement des parcs et jardins2019-04-28france
    ブダペストOktogon buffet dinner & mapping2019-04-29hungary
    カイエンヌRencontre mensuelle2019-04-30france
    Mannheim University of Music and Performing ArtsMannheimer Mapathons2019-05-02germany
    ボーフムMappertreffen2019-05-02germany
    ナントRéunion mensuelle2019-05-02france
    ツィッタウのOSM-Stammtisch Zittau2019-05-03germany
    台北OSM x Wikidata #42019-05-06taiwan
    エッセンMappertreffen2019-05-07germany
    ミュンヘンMünchner Stammtisch2019-05-08germany
    ザルツブルクMaptime Salzburg – Mapathon2019-05-08austria
    ヴッパータールWuppertaler Stammtisch im Hutmacher 18 Uhr2019-05-08germany
    ベルリン131. Berlin-Brandenburg Stammtisch2019-05-09germany
    イヴレーアIncontro Mensile2019-05-11italy
    京都市京都!街歩き!マッピングパーティ:第8回 柳谷観音2019-05-12japan
    レンヌRéunion mensuelle2019-05-13france
    ボルドーRéunion mensuelle2019-05-13france
    リヨンRencontre mensuelle pour tous2019-05-14france
    ソルトレイクシティSLC Mappy Hour2019-05-14united states
    ハンブルクHamburger Mappertreffen2019-05-14germany
    トゥールーズRencontre mensuelle2019-05-15france
    カールスルーエStammtisch2019-05-15germany
    モンペリエState of the Map France 20192019-06-14-2019-06-16france
    アングラ・ド・エロイズモErasmus+ EuYoutH_OSM Meeting2019-06-24-2019-06-29portugal
    ミネアポリスState of the Map US 20192019-09-06-2019-09-08united states
    エディンバラFOSS4GUK 20192019-09-18-2019-09-21united kingdom
    ハイデルベルクErasmus+ EuYoutH_OSM Meeting2019-09-18-2019-09-23germany
    ハイデルベルクHOT Summit 20192019-09-19-2019-09-20germany
    ハイデルベルクState of the Map 2019 (international conference)2019-09-21-2019-09-23germany
    グラン・バッサムState of the Map Africa 20192019-11-22-2019-11-24ivory coast

    Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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