Author: weeklyteam

週刊OSM 437

2018/11/27-2018/12/03

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スマホのGPS機能で測位した位置精度の参照ポイント 1 | © Kanton Zürich, Baudirektion, Amt für Raumentwicklung

私たちについて

マッピング

  • PoliMappers(YouthMapperのミラノ工科大学支部)がPoliMappersの冒険第2弾を実施します。12月の期間中に、OSMに関するクエストが毎日更新されます。クエスト種類はマッピングや人道支援活動など多岐にわたります。詳細はTwitterでご確認ください。
  • ミシュラン社とOSMコートジボワールが協力し、コートジボワール国内の主要道路ネットワークをマッピングするプロジェクトCartoRouteが実施されています。このプロジェクトでは、国内道路の状態、舗装、速度制限、信号機、休憩所、宿泊所、ガソリンスタンドをマッピングします。プロジェクトの様子はTwitterモーメントでご確認ください。
  • 500カ所以上で使われているにも関わらずOSM Wikiにページがなかったcycleway:surfaceについての説明が遂に作成されました。このタグを使うことで自転車道の物理的な表面の状態をタグ付けできます。同じ道路で自転車の通行帯だけ舗装状態が異なる場合にも有用です。
  • 11月15日に実施されたOSMF理事会で、組織的編集ガイドラインの改定版が承認されました。データワーキンググループがとりまとめたこのガイドラインは、組織的にマッピングする団体の文書化・透明度・マナーを改善することを目的としています。
  • ドイツにある選挙区の境界がメンテナンスされていないため、データの削除が提案(de)されました。データの削除は多くの支持を集めましたが反対する声もありました。
  • 道路上に路面電車のレールがある場合のタグ付けに関する投票が否決されました。ですが、投票時のコメントを参考にして、提案者のJukka Nikulainen氏は提案内容の修正を準備中です。

コミュニティ

  • ベルギーコミュニティの選ぶ「今月のマッパー」にトルコのイスタンブールにある大学で講師を務めるÜnen(別名 unen)氏が選ばれ、インタビューが公開されました。
  • 韓国人マッパーであるGPIOIPG氏が、鉄道駅の名称に-역(駅)を入れるかどうかアンケートを取りました。一般的には、鉄道駅の公式名称には「駅」は入っていません。ですが、「駅」が入った名称は案内板などによく使われています。アンケート結果は、80%の人が名称に-역(駅)を入れたほうがよいとの意見でした。アンケート結果についてフォーラムメーリングリストで意見を集めています。
  • Nakaner氏はlists.openstreetmap.orgで公開されている全てのメーリングリストから電子メールをダウンロードし、データベースに登録して集計を行いました。彼はユーザー日記に2つの記事(Part1, Part2)を作成し、メーリングリスト別に1年ごとの流通量を調べたり、投稿数の多い人をリストにしています。
  • SunCobalt氏はOSMFメンバーの人数が選挙直前に大きく増加することを示すためグラフを作りました。

OpenStreetMap Foundation

  • OSMF理事会選挙候補者の公約および質問への回答が公開されました。Christoph Hormann氏は要約を、Paul Normanは比較のためのマトリックスを作成しました。フォーラムメーリングリストでも議論されています。
  • OSMFメンバーシップワーキンググループ(MWG)は最近の活動を報告しています。会費を支払うための手ごろな送金手段がないメンバー向けの会費免除プログラムが開始され、MWGはその対応に忙しくなっています。WeeklyOSMや他のOSMFワーキンググループ同様にMWGも参加者を募集しています。
  • OSMF理事のMikel Maron氏が「Welcome Mat」のリリースをアナウンスしています。Welcome Matは外部団体向けに、OSMとは何か、コミュニティの状況、OSMの使い方、OSMプロジェクトへの協力方法などが説明されています。

イベント

  • 2019年2月20日から24日にかけてFOSS4G イタリア 2019がパドヴァ(イタリア)で開催される予定です。現在イベントの中で実施されるワークショップ企画の募集が行われています。

OSM人道支援

  • OpenGovHubとHOTのスタッフが12/4にワシントンD.CのOpenGovHubオフィスでマッパソンを開催しました。
  • HOTは2018年4月からスタートした少額支援金プログラムから支援を受けた8つのコミュニティについて進捗を報告しています。それぞれのコミュニティは災害の影響を最小限に抑えるためにOSMのデータを改善していっています。

地図

  • OpenStreetBrowserでスポーツやショッピングレイヤーが入っているレジャーカテゴリーに新しく水泳施設や入浴施設を表示するためのレイヤーが追加されました。skunk氏のブログによると「Swimming and Bathing」のレイヤーには水泳と入浴に関する全ての施設が表示されるそうです。

switch2OSM

プログラミング

  • ハイデルベルク大学のGIS研究グループが、OpenRouteService APIの内容、パラメータ、レスポンス等を確認できる API Playground公開しました。

リリース

  • JOSMのバージョン18.11がリリースされました。JOSMのウィンドウを閉じたときにレイヤー名やタグなどが表示されている右側の各パネルの高さが保存されるようになり、「新しいレイヤーとしてダウンロード」がチェックボックスから独立したボタンになりました。他にも多くの機能が強化されています。また、OSMウェブサイトのAPI変更に伴って発生していたGPSデータログのレンダリング不具合も修正されました。

ご存知でしたか?

その他の “ジオ” な事柄

  • スイスで役目を終えた国境標石が、国立博物館(チューリッヒ)に移設されました。現在はこの標石にQRコードが取り付けられ、スマホGPS座標の位置精度参照ポイントとして使われるようになっています。
  • 欧州衛星ナビゲーションコンペ・バーデン=ヴュルテンベルク州部門が開催され、OSMデータを使った歩行者ナビを出したiXpoint社が優勝しました。
  • Gaël Musquet氏(OSMFフランス支部設立者)がフランス国家勲章受章しました。氏はコミュニティ全体の成果だと述べています。
  • PythonとCartopyライブラリを使って、航空機のADS-B位置データをOSMベースマップに乗せる方法のチュートリアルがgeodoseに掲載されました。

まもなく開催

場所名称開催日
AlicePoliMappers Adventures 2018: One mapping quest each day2018-12-01-2018-12-31everywhere
ニアメOSM and GIS training camp at CNF2018-12-03-2018-12-07niger
TångstadFoundation board elections voting opens2018-12-08
ワガドゥグーMapathon Independance Day at La Ruche2018-12-10burkina faso
レンヌRéunion mensuelle2018-12-10france
リヨンRencontre mensuelle pour tous2018-12-11france
チューリッヒJubilee Stammtisch Zurich with Fondue2018-12-11switzerland
ザルツブルクMaptime Salzburg2018-12-12austria
マンハイムMannheimer Mapathons – now in Ludwigshafen!2018-12-12germany
ヘルシンキMissing Maps Mapathon at Finnish Red Cross HQ – Dec 20182018-12-13finland
ミュンヘンMünchner Stammtisch2018-12-13germany
ベルリン126. Berlin-Brandenburg Stammtisch2018-12-14germany
online via IRCFoundation Annual General Meeting2018-12-15everywhere
ケルン・ボン空港Bonner Stammtisch2018-12-18germany
リューネブルクLüneburger Mappertreffen2018-12-18germany
ノッティンガムPub Meetup2018-12-18united kingdom
ReuttiStammtisch Ulmer Alb2018-12-18germany
レンヌRecensement des panneaux publicitaires2018-12-23france
ライプツィヒOpenStreetMap assembly2018-12-27-2018-12-30germany
ハイデルベルクState of the Map 2019 (international conference)2019-09-21-2019-09-23germany

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Rogehm, SunCobalt, derFred, k_zoar, muramototomoya.