Author: weeklyteam

週刊OSM 335

12/13/2016-12/19/2016

Screenshot von QuickMapServices

QuickMapServices – 200以上のジオサービスが掲載されています 1

私たちについて

  • お知らせ:ドイツ語WeeklyOSMチームは活動を半休止することを検討しましたが、活動を継続することにしました。

マッピング

コミュニティ

  • 坂ノ下さんが「東山ウィキペディアタウン&マッピングパーティ」のリポートを公開しました。
  • OpenStreetMap US がアメリカ OSM メンバーの「国勢調査」を行っていて、これまでの結果をヒートマップで見られるようになっています。
  • SotM南アメリカの講演動画が公開されました。スペイン語やポルトガル語の発表が多いのですが、英語の発表も三件あります。
  • Michael Reichert 氏が OSM Wiki の連絡手段にあるサービスのうち使われていないものを整理してはどうかと議論を呼びかけています。

OpenStreetMap Foundation

  • OSMF 選挙で再選が決まった Frederik Ramm 氏、 Kate Chapmann 氏、おめでとうございます。OSMF のメンバーに加わると投票できるようになりますよ!

イベント

  • クラウドソースによる国の地図情報整備に関する国際ワークショップがルーヴェン市(ベルギー)で4月3-4日に開催されます。スポンサーであるEuroSDRは、ヨーロッパの地理情報を管理する行政局と研究所や大学をつなぐことを目的としたNPOです。OSMコミュニティからの参加も期待されています。登録は無料です。
  • SotM南アメリカ2017の開催地を募集中です。

OSM人道支援

  • ファイナンシャルタイムズ紙のSeasonal Appealシリーズに、Missing MapsHOTが国境なき医師団と実施している活動が掲載されることになりました。本シリーズは活動への寄付促進を主眼としており、ホリデーシーズンに紙面を飾ることになります。
  • Mapbox が HOT への寄付を奨励するために太っ腹な応援をしています。12日間で150人が寄付した場合、Mapbox が 10,000ドルを寄付するそうです!
  • インドネシアのニュースサイト Jakarta Globe がアチェ地震の支援を行った HOT を紹介しています。
  • ファイナンシャルタイムズ紙の特集を受け、アフリカタイムズ紙でもMissing Mapsのアフリカにおける活動について特集されています。記事中ではMapSwipeアプリについても言及されています。
  • HOT がフィジーの首都スバでワークショップを開催し、iD エディタや OpenMapKit などのツールの使い方を25人の参加者に教えました。Mhairi O’Hara 氏は「参加者は興味を持って参加し、技術を習得できた」とワークショップの成功を報告しています。

プログラミング

  • OsmSharp をベースにしたマルチプラットフォームのオープンソースルーティングライブラリ Itinero の Wiki ページが作成されました。
  • Thomas Park氏がインタラクティブマップ向けのベクターマップスタイルエディタMVT Stylerを作成しました。オープンソースで公開されており、スタイル記法はMapbox GLを使用しています。
  • Paul Norman氏がOSMBorderを公開しました。OSMBorderは国境データの抽出・変換をおこなうもので、Wikimedia向けに開発しました。Wikipedia地図に紛争中の国境を表示することも可能です。フィードバック歓迎。

リリース

Vladimir Elistratov氏(vvoovv)がOSM 3D Blenderプラグインの新バージョンをリリースしました。本バージョンから有料化されましたが、ソースコードはまだ入手可能です。

SoftwareVersionRelease dateComment
PostGIS2.3.12016-11-26多くの変更点があります、リリース情報をご覧ください
Mapzen Lost2.1.22016-12-085件のバグ修正
Komoot Android *var2016-12-14ちょっとした機能拡張
Cruiser for Android *1.4.152016-12-15多数の改善
Cruiser for Desktop *1.2.152016-12-15オフライン経路検索
Mapillary iOS *4.5.102016-12-15エディタでのコンパスを修正
Maps.me Android *var2016-12-16バグフィックスと新しい地図データ
osm2pgsql ?0.92.02016-12-16多くの変更点があります、リリース情報をご覧ください
OSRM Backend5.5.12016-12-165.5.0のバグ修正
QGIS2.18.22016-12-16
QMapShack Lin/Mac/Win1.7.22016-12-16

Provided by the OSM Software Watchlist.

(*) unfree software. See: freesoftware.

ご存知でしたか?

  • Transportrは利用者のプライバシーに配慮したオープンソース交通機関乗り換えアプリです。まだ日本はサポートされていませんが、対応地域は拡大中とのことです。
  • ハイデルベルク大学の作った街灯マップ。ロンドンでの表示例はこちら
  • ドイツにあるテスト用道路では自動運転車が自己位置を正確に測るための特殊な標識が設置されています。
  • Bradon Levalds 氏が立ち上げた会社 KreateLabs ではレーザー加工でアクリル板に OSM データを書き込んでくれます。

メディア掲載

  • Register 社が Google ストリートビューに代わるものとして OpenStreetCam を紹介しています。

その他の “ジオ” な事柄

  • 12月12日からヨーロッパの衛星ナビゲーションシステム「Galileo」の運用が開始されました。
  • イタリア人研究者が調査した水域の変化についてニューヨークタイムズ紙が記事を書きました。記事では水域が30年にわたって変化する様子がアニメーション表示されており、OSMデータも使用されています。
  • Pierre L. Ibisch氏(持続可能な発展について研究するエーベルスヴァルデ大学所属)が、自然が残された地域と道路ネットワークの関係について研究した成果がScience誌に掲載されました。3600万kmのOSM道路データを使って計算をおこなったところ、地球上の80%の地域はまだ道路がほとんどなく自然が残されているにも関わらず、そういった地域は60万個に細分化されてしまっていることがわかりました。道路を敷設するのではなく、それに代わるインフラを整備する動きを世界的に進めていく必要があると研究者は考えています。National Geograhic紙およびThe Conversation紙にも掲載されました。
  • イタリア教育庁が、学校教育におけるオープンデータの利用(OSMデータを含む)を促進する授業を公募したところ、8つの学校から応募がありました。
  • [1] QuickMapServices (QMS)は200個以上のTMS、WMS、WFS、GeoJSONサービスのAPIカタログで、QGIS、NextGIS Mobile、ArcGISから利用可能です。アカウントを作成すれば誰でもデータ追加が可能であり、各対応アプリで即時に利用できるようになります。
  • 100年以上前に出版された自動車ナビブックがシュピーゲル・オンライン紙で紹介されました。「グーグルストリートビューの祖先」であると冗談交じりに書かれています。

まもなく開催

WhereWhatWhenCountry
LyonRencontre mensuelle mappeurs10.01.2017france
NantesRencontres mensuelles10.01.2017france
Berlin103. Berlin-Brandenburg Stammtisch12.01.2017germany
Ulloa1er encuentro comunidad OSMCo13.01.2017-15.01.2017colombia
BrusselsBrussels Meetup16.01.2017belgium
EssenStammtisch16.01.2017germany
Metro Manila【MapAm❤re】OSM Workshop Series 7/8, San Juan16.01.2017philippines
OsnabrückStammtisch / OSM Treffen18.01.2017germany
KarlsruheStammtisch18.01.2017germany
LeobenStammtisch Obersteiermark19.01.2017austria
UrspringStammtisch Ulmer Alb19.01.2017germany
Tokyo東京!街歩き!マッピングパーティ:第4回 根津神社21.01.2017japan

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Laura Barroso, Peda, Rogehm, derFred, k_zoar, muramototomoya.