2017/10/24-2017/10/30
マッピング
- GeofabrikはブログでOpenStreetMap Inspectorでの公共交通機関に関する表示内容を変更したことをアナウンスしました。現在はパブリックトランスポートv2に準拠したルート検証を行い、エラーを表示しています。
- Simon Poole氏はカーシェアリング業者Mobility社が自社のシェアリング用自動車にタグ付けした
note=*
を削除することを提案 (自動翻訳)しています。マッパーに対してオブジェクトを変更しないように要請する内容が書かれているためです。 - Frederik Ramm氏はSEOスパムによる編集と疑われるPOIや説明タグを数日間に渡って削除しました。Frederikのいくつかの変更セットでは編集内容に関する議論が行われました[1] [2] [3] [4]。これらのPOIを見つけるためのアルゴリズムは、随時改良が加えられました。
- ionr氏は変更セットに
review_requested=yes
タグがついているレビュー要請の対応方法をドイツ語フォーラムで質問しています。レビュー要請のある変更セットはFind Suspicious OpenStreetMap Changesets、OSMChaやosm-qa-feedsで探すことができます。
コミュニティ
- Topi Tjukanov(@tjukanov)氏は「アメリカの地理空間的な中心地から車でアメリカ各地に向かう最適なルート」のアニメーション画像をツイートしました。彼はこのアニメーションをどのように作成したかをブログに投稿しています。
- acette氏はOSM Deep Historyの改良版でよりインタラクティブなインターフェイスを持ったOSM Visual Historyを作りました。OSM要素の履歴を表示することができます。ぜひ利用して作者へフィードバックをお寄せください。
- 先週お伝えしたOSM WikiのイベントカレンダーをWeeklyOSMで紹介する機能が年末で終了する件ですが、「問題」の編集をおこなったWikiの編集者をWikiからブロックするかどうかという話し合いがトークメーリングリストで行われました。
- Natenom氏がコミュニティの助けを借りてOpenStreetMapで初めて行った大きな編集についてブログを書いて(自動翻訳)います。幹線道路の移転やラウンドアバウトの建設などを編集したそうです。
インポート
- インポートメーリングリストでバーゼル・シュタット州(スイス)で計画されている半自動インポートについてスイスのマッパーがWikiのプロジェクトページを投稿しました。2015/2016年のインポートではプロジェクトがインポートメーリングリストでのレビューを受ける前に行われましたが、今回のプロジェクトでは同メーリングリストのレビューを求めています。
OpenStreetMap Foundation
- 今年のOSMF年次総会が12月9日に開催されます。総会の投票に参加するためには総会開催日の30日前に通常の正会員になっている必要があります。OSMFの組織運営に興味があるならすぐに会員になりましょう!
- 10月26日に行われたOSMF理事会の議事録が公開されています。「State of the Map」の商標を使う際のガイドライン、顧問委員会のメーリングリスト、2017年の年次総会について、現在申請されている新しい地域支部の手続の状況、SotM活動支援の費用についてが議題に挙がりました。
- State of the MapワーキンググループがOSMブログを更新し、会津若松で開催されたState of the Map 2017に参加した15人の奨学生が語るSotM 2017の体験談が掲載されました。SotM 2017は参加したすべての人に感動的な体験を与え、国際的なコミュニティへの窓口となっています。
イベント
- 11月12日から18日にかけてOSM Geography Awareness Weekが開催されます。近所で開催されるイベントがないかどうか地図をチェックしてみましょう。また、HOTはマッパソンの記録を更新するためにあなたの参加を呼びかけています。
OSM人道支援
- HOTメーリングリストでDale Kunce氏が新しいHOTの行動規範を発表しました。
- Tasking Managerバージョン3から送られてくるメールが多すぎるとJohn Whelan氏がHOTメーリングリストでぼやいています。
- Safwat Halaby氏はヨルダン川西岸地区地域で行われているHOTプロジェクトについてトークメーリングリストで不満を漏らしています。メーリングリストの議論ではHOTマッピングプロジェクトの作成者とマッパソン主催者それぞれに品質意識の欠如があるという声が上がっています。
地図
- ハイデルベルク大学地理情報学部が作成したOSMを背景に表示するドイツの気候保護地図Klimaschutzkarteは持続的な再生可能エネルギーや環境負荷の小さい交通に関する情報を提供しています。
- Christoph Hormann氏は高いズームレベルでの地図の可読性を向上させるためのレンダリング方法を彼のブログで提案しています。すべてのズームレベルで同じレンダリング方法を採るのは得策ではありません。紙の地図を作る場合には縮尺や主題、重要度によって表示内容を変更することで見やすくしています。デジタル地図ではあらゆる縮尺で情報一貫性と可読性を両方維持し続けなければいけないという紙にはなかった課題があります。
オープンデータ
- Nathaniel Vaughn Kelso氏はNatural Earthのデータセットバージョン4がリリースされたことをアナウンスしています。
ソフトウェア
- MapboxのDaniel Patterson氏はOSRMのデモサーバーを更新したことをOSRMメーリングリストでアナウンスし、変更内容を公開しています。
- Christoph Eckert氏はちょっとした休暇を利用してOsmAndとMAPS.MEを使い比べたレビューを書きました。
プログラミング
- Thomas Gratier氏がデルフト工科大学で修士課程を学ぶ学生による「Mapbox GL JSライブラリの分析」へのリンクをツイートしています。
- Anand Thaker氏がMapbox GL JS v0.41.0の表現機能についてMapboxブログで紹介しています。
- Roland Olbricht氏がOverpass APIの運用にsystemdを使った環境が不適切だと考えている理由を詳しく説明しています。最近systemdは繰り返しデータベースに不具合を起こし、Overpassに深刻なエラーを発生させています。Roland氏は別のアプローチも提示しています。
リリース
- JOSMの最新安定版は13053です。高DPIディスプレイでのユーザビリティが向上するなどしています。
- その他のソフトウェアに関するリリース情報はWambacher氏によるOSM Software Watchlistをご覧下さい。
その他の “ジオ” な事柄
- OpenLayersで埋め込み地図を作って共有できる無料APIであるSharelocはTopPlus Web Openの地図サービスを背景図にしてデモを提供しています。TopPlus Web OpenはOSMなどの無料データを使っています。
- ESRIアイルランドのPhil McLaughlin氏は地理学者の視点からクイーンズ大学ベルファストのオープンデータキャンプ2017についての考えを公開しました。
- Pocketnavigation.de
によるカシオのアウトドアスマートウォッチWSD F20 Proのテスト結果が掲載されています。OSMやGoogleマップの地図データを使った様々なナビゲーションアプリ、GPS測位の精度がテストされました。 - GeoawesomenessブログでOpen Geospatial Consortium(OGC)によって発表されたDiscrete Global Grid System(DGGS)標準についての紹介が公開されています。
- ガーナの郵便事業会社ガーナ・ポストは独自のシステムを構築したため来年からGoogleのシステムを使って住所を検索することがなくなり年間40万ドルのライセンス料を節約できます。しかしこの独自システムの構築費用も強い批判の対象となっています。
- Atlas Obscuraに掲載されている記事は気候変動が地図作成にもたらす課題を紹介しています。
- Googleマップで”gobshite(馬鹿者)”と検索すると、リヴァプールFCのアンフィールドスタジアムがヒットするようにいたずらされてしまいました。
- TelenavとWaylensが共同開発した特殊な車載カメラについてのプレスリリースが公開されました。GPSの測位データや撮影データは自動的にTelenav Cloudへ転送され、自律走行で使うOSMデータの改善に用いられます。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Nakaner, Spec80, derFred, k_zoar, muramototomoya.