Category: weeklyOSM

週刊OSM 312

07/05/2016-07/11/2016

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MapQuest のタイル配信は2016年7月11日に終了しました 1 | © MapQuest

マッピング

  • 汲み取り式便所のタグをpitlatrine=yesからtoilets:disposal=pitlatrineに一括変更する提案がBryce Nesbittから上げられました。
  • 宣伝目的のOSMオブジェクトをどう処理したらよいのかmueschelがドイツ語フォーラムで相談(自動翻訳)しています。 そのようなオブジェクトにはKeywords=*payment options=*〔ママ〕といったタグが付けられていることが多いようです。
  • 7月9日から MapRoulette の新バージョンが使えるようになりました。旧バージョンで作成したタスク(課題)を継続して新しいバージョンで利用する場合には転送の操作をする必要があります。Martijn van Exel がタスク(課題)を作成する人向けに2つのチュートリアルを書きました。パート1パート2。初めて利用する場合はチュートリアルを試してみてください。
  • public_transportタグの修正をTijmen Stamが提案しています。
  • 公園内の彫像(tourism = artwork)にtoilets:wheelchair = noといったタグがつけられていることが多いとTom Pfeiferが愚痴っています。Wheelmap経由でこのようなタグが付けられているようです。

コミュニティ

  • 米国の巨大ジオ会社が、ユーモア欠落症に苦しんでいます。”What 3 Words”のパロディーに耐えられなかったようです。なおメーリングリストでは、多文化圏で通じる住所表記方法についていろいろ提案が挙げられています。
  • メカニカルエディットのルールについて、疑義が投げかけられています。データワーキンググループ(DWG)が定めたルールは、投票による承認などの十分な議論を経ていないとの訴えです。

インポート

  • David MacNeilが、カナダのある地域で建物をインポートした内容について説明しています。ですが、本インポートはガイドラインに従っていませんでした。リバートを避けるため、事後承認を取りたいと考えているようです。
  • Lisa Mastaler(ハイデルベルク大学地理研究所)が、ハイデルベルク市内の歩道情報を(既存の道路タグに歩道タグを付け加える形で)インポートしようと計画しています。詳細はドイツ語メーリングリストを確認(自動翻訳)ください。

OpenStreetMap Foundation

OSM人道支援

  • コンゴ共和国イディウィ島における、Missing Mapsとの共同作業に関する、国境なき医師団によるレポートです。
  • 国境なき医師団はリモートマッピングが医師団の現地作業に対してどれだけ効果の高いものか、例を挙げています。

地図

  • MapQuest Openが7月11日をもって終了しました。詳細はエラータイルメーリングリスト、Richard Fairhurstのツイートで確認できます。
  • HistOSMは、遺跡などのhistoricタグがついたオブジェクトを表示する地図です。
  • Geraldine Sarmiento はいくつかの画材で 「sphere mapping」 を試しています。
  • 単位面積当たりのノード密度を表示する地図をtyr_asdが作成しました。ここ2年でノード密度がどのように変わったのか表示することもできます。

switch2OSM

オープンデータ

  • mapshop_be は、ベルギーの地理情報サービス会社 Aquaterra がベクトル地図のカタログを OSM タイルを使ったものに変更したと言っています。

プログラミング

  • ノード4294967296は32ビット符号なし整数型を突破した初ノードです。ユーロ2016の決勝戦キックオフ直後に作成されました。

リリース

SoftwareVersionRelease dateComment
QMapShack1.6.22016-07-03情報なし
Traccar Server3.62016-07-09ジオフェンシングの追加
Mapillary iOS4.4.12016-07-10いくつかの修正
ODL Studio1.3.42016-07-11ルート計算に多くの機能を追加

provided by the OSM Software Watchlist

ご存知でしたか?

  • カナダのミュージカルマップは15歳の Laef Kucheron によって作られました。
  • sfkeller によると、OSM2VectorTiles は非常に使いやすく、拡張可能なタイルデータで、世界中のデータを USB メモリーに入れるサイズにすることができるそうです。

その他の “ジオ” な事柄

  • CartoDB は CARTO と名称を変更しました。CartoCSSOpenStreetMap Carto と間違えないでくださいね。
  • geocacher.de はガーミンの最新アウトドアデバイス、Oregon 700 と Oregon 750t のプレビューを公開しました。Oregon 750t には OSM データがプリインストールされています。両デバイスはスマートフォンを介してインターネットから気象情報などの情報を取得できます。
  • ダルムシュタット工科大学は 「ui! Traffic」 というスマートフォンアプリを開発しています。このアプリは赤信号で止まらないように速度を調整する機能を持ち、アプリの背景地図画像には OSM が使われています。
  • トヨタは生産車両に搭載されたカメラや GPS デバイスからのデータを利用して非常に正確な地図を自動生成するシステムを発表しました。
  • ウィキデータ内の、国境をまたぐ建物をすべて取り出すための Wikidata query があります。
    OSM のデータで同じ事をするためには Overpass API を利用して、すべての国境とその付近にある建物をダウンロードし、PostGIS にデータを投入してから別のツールを使って空間検索を行うことで国境と交差している建物を取り出すことになります。

まもなく開催

場所名称開催日
TrentinoPresentation of a hiking map done using OpenStreetMap data, Storo15/07/2016italy
Kyoto京都国宝・浪漫マッピングパーティ:第1回 北野天満宮16/07/2016japan
Kyoto京都オープンデータソン2016 vol.1(青蓮院、円山公園、粟田神社)18/07/2016japan
NottinghamNottingham19/07/2016united kingdom
Seattle”’State of The Map US 2016”’23/07/2016-25/07/2016united states
Tokyo”’State of The Map Japan 2016”’06/08/2016japan

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weekly was produced by Hakuch, Laura Barroso, Nakaner, Rogehm, derFred, escada, k_zoar, mgehling, muramototomoya.