10/27/2015-11/2/2015
マッピング
- JOSMのリビジョン 8969から、新しい挙動が導入されました。ユーザがウェイを分割した際に、オブジェクトの履歴をどちらのオブジェクトに対して適用するかを尋ねるプロンプトが表示されます
- Mapboxが、道路に対して歩道ラインがあるかどうかを表示するマップを制作しました。また、ブログ投稿と、Githubの2つのイシューにはより詳しい情報があります。このプロジェクトのソースコードも公開されています
- Mapboxは、DigitalGlobeから最新の、最高品質の30cm解像度の画像を300万キロメートル四方の衛星写真を購入したことをアナウンスしました。MapboxのCEO, Eric Gundersonさん曰く “もちろん、この画像はすべて100%、OpenStreetMapのトレース用にオープンだ”。weeklyOSMより: Mapboxありがとう! 🙂
- Martijn van Excelさんがブログで、間違っていたり欠落したりしている一方通行データの修正を行うためのJOSMプラグインを紹介しています。リリースから一ヶ月で、欠落している情報の 20%が既に解決されています
- Pierre Bélandさんが、JOSMのNoFeatureスタイルを作成しました。このスタイルを使うと、highwayやbuilding、natural、landude、amenityなど、OSMの “主要タグ”が設定されていないオブジェクトがハイライト表示されるようになります
- Karussellさん (GraphHopper開発者) が、maxweightなど、OpenStreetMapで使われているタグのパース問題について提起しています。多くのコメントと提案が、彼の日記に寄せられています
コミュニティ
- escadaさんの日記 “A Mapper in the Spotlight: Clifford Snow” では、OSMマッピングにおける Clifford Snowさんの活動や、彼がこれまで行ってきたこと、OSMへの貢献内容についてのディスカッションが共有されています。こちらが Cliffordさんの heat mapです
- bdiscoeさんが、マッパーの貢献を表現するための、よりよい heat-mapのハイライトのさせかたについてアイデアを公開しています
- ベルギーの今月のマッパー: Olivier Rousselさん。こちらで escadaさんが、Oliverさんの貢献や、OpenStreetMapの活動について触れています
- Joost Schouppeさんが、Mapillaryを使った3週間の旅行の体験記を記しています
- Grefory Marlerさん (別名 Living with Dragons) に対する Open geoインタビュー。彼は OpenStreetMapのイングランド Durham市をほぼひとりでマッピングしています
- Andy Allanさんがブログで、OSMプロジェクトに貢献している開発者のほとんどは、まだ参加して一年以内だ、と指摘しています (マッパー全体をみてみても、パターンは似ています)
イベント
- 2016年3月19日と20日に開催予定の Chemnitz Linux Days (Chemnitzer Linux-Tage) の計画 (English) が始まりました。同様に、発表公募も行われています
OSM人道支援
- Camilla MahonさんがMapboxブログで、MapboxはDigitalGlobeと協働し、東アフガニスタンの地震被災エリアの最新衛生画像を入手するよう動いている旨を伝えています。Mikel Maronさんはブログで、Maning Sambaleさん率いるMapboxデータチームと、現地HOT活動への参加についても触れています
- Daily Utah Chronicleで、ハリケーンPatricia被害の対応マッピングに参加した地理学生についてレポートしています。Mapboxのブログで、ハリケーンのこと、そして関連するHOT活動についての投稿があり、Salt Lake Tribuneでは、アフガニスタン地震対応をカバーする記事が掲載されています
- Mikel Maronさんが、2005年から2010年までのHOTの道のりを、主要イベントとディスカッションを含めてビデオプレゼンテーションで紹介しています
- ユーザ “dekstop“さんが、HOT参加の不平等性を定量評価しようとしています。たいへん複雑です!
マップ
- OpenRailwayMapでは、オーストリアの鉄道信号の大部分が可視化されています
- [1] OSM Carto 2.36.0が、osm.orgのタイルを配信する OSMFのタイルサーバにて、10月30日にリリースされました。新しいカラースキーマは、Mateusz Koniecznyさんの手により、Google Summer of Codeの期間に開発されました。ひとつ大きな変更は、道路のカラースキーマの変更です。解説については、OSMFのブログや、Talk、Talk-de (English) といったメーリングリスト、ドイツ語フォーラム (English) も参照ください。Talk-gbでの議論では、変更前のカラースキーマのタイルを配信するタイルサーバを作成しよう、という動きもあります。Richard Fairhurstさんは、そうしたタイルサーバ (OpenStreetMapで表示されているようなレイヤ) をメンテしてゆくのは非常に多くの労力と時間が必要になることを伝えています
- “Arriving in Berlin”フレームワークのなかで、4人の難民とHaus Leo (English) の住民が、救援組織、オフィス、医者、無料WiFi、警察などの場所とコンタクトポイントを示したベルリンの地図を作成しました。プロジェクトのコーディネータである Ralf Rebmannさんは “uMapをつかって作成されたこのマッピングプロジェクトは、the Berliner Stadtmission と the Haus der Kulturen der Weltの共同作業であり、OpenStreetMapなくしては不可能だった” と語っています
オープンデータ
- ポーランド Wroclawの市当局は、3Dマッピングで使えるデータとしていくつかの斜面用航空写真をリリース しました。ポーランド語のフォーラムも参照してください (English)
- Adam Horanさんが talk-auメーリングリストで、オーストラリアのビクトリア州政府が公開している “Victoria: Parks and Conservation Reserves” データが、OSMで利用可能なライセンスかどうかを質問しています。このデータはポータルとデータの説明が食い違っており、即座に正しい回答を得ることは難しいようです
- Mikel Maronさんが彼のMapboxブログで、US政府は Open Dataの方向性について “躍進” を遂げたとレポートしています
- weeklyOSMより: Wikidata3周年おめでとう!
ソフトウェア
- OpenGIS.chでは、 QGIS 2.5Dレンダリングのためのクラウドファンディングを展開中です。達成まではまだ 4.500 €, ~5.000 US$, ~3.200 Łが必要です
- GraphHopper経路探索エンジンをベースに、新しい経路最適化APIが提供開始されました。暫くの間、この機能はベータテスト段階です
- Elektrobitのナビゲーションアプリ “EB Dirigo” がapk形式 (English) とGoogle Playでダウンロード可能になりました。このアプリは “無料/free” ですが、”自由/Free”ではありません
- Simon PooleさんがJOSMの標準テンプレートをフォークし、その他のよく使われるタグ、特に amenity=social_facility を追加しました。このテンプレートはVespucciでも使われています
- BRouterバージョン 1.3.2が、2015年11月1日にリリースされました
- スイス Hochschule RapperwilのGeometaLabのアナウンス: “私たちは様々なバージョンの #Nominatim #DockerHub の @Dockerを比較して、パフォーマンスのボトルネックを探しています”
- Node.jsのモジュール csvgeocode では、緯度経度情報を住所リストに変換可能です。GoogleやMapbox、OSM Nominatim、MappenあるいはTexas A & M’s をバックエンドに選択することができます
- Yuri Astrakhanさんが devメーリングリストで質問したベクタータイルの使い方について、は一読の価値があります
- SQLiteバージョン 3.9.2が2015年11月2日にリリースされました
- TobWenさんが、Mapnik 3と、Mapnik 2.x系の比較についてのイシューを立ち上げました
- 変数につける名前には気をつけましょうね!
- リリース
Software | Version | Release Date | Comment |
---|---|---|---|
Route Converter | 2.17 | 2015-10-23 | |
JOSM | 8969 | 2015-10-30 | |
BRouter | 1.3.2 | 2015-11-01 | |
SQLite | 3.9.2 | 2015-11-02 | |
Atlas | 1.1.17 | 2015-11-02 |
…ご存知でしたか?
- Dave Hansenさんは継続的に、使用するメモリカードの容量や必要な詳細さ、場所などで最適化した “US全土” のGarminマップダウンロードを作成しています。Daveさんはデータの更新が行われるたびに、talk-usメーリングリストで告知しています。告知の際には、ダウンロードに関する情報や短いFAQが書かれています
その他の “ジオ” な事柄
- Mapillaryのユーザによる写真アップロードが100万キロメートルを突破しました。マイル単位への変換と数年来の記録がブログ投稿されています
- Brian Timoneyさんが JS.Geoで、5つの Mapping Industry Trendsに触れています
- Spatially Adjustedのレポート: Appleがインドア測位サービスをリリース準備
- Andy Mabbettさん: “今朝、素晴らしいプレゼンに出会った。Dr. Matthew Sangsterさんの Romantic Londonでは、ロンドンを建物単位で描いた最初の地図のデジタル化と、他の地図への重畳が行われている” データセットは自由な利用が可能ですが、British Libraryは地図の画像に著作権を主張しています。 Read more …
- Google celebrated the 200th birthday of George Boole with a “Google Doodle“; OpenStreetMap added a lasting gift. Ziltoidium researched the location via Wikipedia and added a note. Independently, Vincent de Phily added the buildings with his local knowledge. Nice example for co-working to improve OSM!