09.06.-15.06.2015
サーバハードウェア新規購入のための基金キャンペーン
- 募金はもうお済みですか? OpenStreetMap Foundationがサーバ機器を更改するための基金募集が開始されて一週間ほどが過ぎました。現在、£56,000 (€78100、あるいは米ドル$89,000) のうち、4/5ほどが既に達成されています。単体の募金額としては、Mapbox社とMapzen社それぞれから行われた $20,000 (約 £12,900, €17,800) が最高額となっています。
マッピング
- Joost Schouppeさんが、Level0エディタとOverpass turboを使った強力な編集能力についてレポートしています
- Frederik Rammさんが、特にHOT / Missing Maps活動を念頭に、アームチェアマッピングの利点と欠点をまとめました
- Richard Weltyさんが、README=* タグが付与されているタグは、その内容を地図上に表示させるべきだ、という意見を述べています。もし航空写真の撮影年度が非常に古い場合には、README=*タグにその旨が記されるべきだ、とのことです(例: 新しいビルや、取り壊されたビルなど)
コミュニティ
- Frederik Rammさんが、“VGI in land administration”プロジェクトから、”研究プロジェクト (reseach project)” のメールを受け取ったひとがいるかどうか確認しています
- Pascal Neisさんの変更セットディスカッション統計ページが、国ごとにフィルタをかけられるようになりました (see his tweet).
インポート
- Pavel Kwiecianさんによれば、チェコ共和国の土地利用情報インポートが完了した、とのことです (see his OSM diary)
- Rovert Buchholzさんが importsメーリングリストで、彼が行っているOpenStreetMapの使い方がコミュニティにとって問題ないかを質問しています。彼は、ベルリン市の建物 3Dデータ(建物の高さ情報)をインポートしたいと考えています
イベント
- ユーザ “maning”さんが、5月に行われたIloilo市のマッピングパーティについて報告しています
- ベルリンで11月に開催される WhereCampの講演公募は、9月26日が締め切りです
- これから開催予定のイベントは、OSMイベントカレンダーに掲載されています
OSM人道支援
- Milo van der Lindenさんが、HOT−IRCの挨拶ボットをセットアップしました
地図
- Richard Fairhurstさんが開発している cycle.travelの自転車経路探索が、アメリカでも使えるようになりました。ただし、郊外を走る highway=residentialタグと tiger:reviewed=noタグが付与されているウェイ (つまり、TIGERインポートの後に誰からもレビューされていないウェイ) は、データ品質に問題があるため、経路探索から考慮されない仕様になっています
ソフトウェア
- Simonさんが、Vespucci 0.9.6 (AndroidのOSMエディタ)の最初のリリース候補版をアナウンスしました。Google Storeからは、ベータ版のプログラムもダウンロード可能です
- 前回の記事 (#255) でも触れましたが、ニューヨークで開催されたSotM−USに持ち込まれたApple Watchが、OSMマップを動作させた最初のApple Watchだったようです。しかし、Maps.meはさらに先を行っていました! (via @ШТОСМ)
- QField (Android用、QGIS互換のGISソフト) のベータ版がGoogle Play Storeで公開されました
- Githubで、Leafletの R用インターフェースが公開されています。プログラム言語 RをLeaflet上で簡単に動作させることが可能です
- Milo Yipさんが、高速に動作するJOSNパーサ RapidJSONの使い方を公開しました(via @kkaefer)
- Mapnikプロジェクトのウェブサイトが更新されました
- tassiaさんが、OpenAerialMapのQGISプラグインのドラフト版をプレゼンしています
ご存知でしたか?
- … OSMの生データを使って、テストやお試しができるサンドボックスがあります。このサンドボックスでは、オブジェクトを勝手に作ったり壊したり、本番のOSMデータに影響をあたえることなく、好きなようにテストを行うことができます
その他の “ジオ” な事柄
- Appleは、米国、英国、アイルランドでApple Maps向けの場所めぐりをしています。対象都市の一覧は、Appleのウェブサイトで公開されています
- AOLの子会社Mapquestのタイルは、将来的にMapboxでレンダリングされるようになるそうです。さらに加えて、製品の見直しも計画中です(TechCrunch、これもAOL所有企業です)。MapboxはTwitterで、Mapquestを歓迎しています
- Fred Johansenさんが、“history with automated event maps”を可視化するウェブサイトを構築しました。背景地図は、ビジネス上で付き合いのある企業が提供されているものを利用しているようです
- At Geohipster.com, there’s an interview with Eric Gundersen (CEO Mapbox) and Alex Barth (head of Mapbox Data Team).
- Geohisper.comで、Eric Gundersenさん (Mapbox CEO)とAlex Barthさん (Mapboxデータチームリーダー) のインタビューが公開されています