週刊OSM 641

2022/10/25-2022/10/31

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今月のUN MapperにCristoffsさんが選ばれました [1] | © Włodzimierz Bartczak aka Cristoffs

マッピングキャンペーン

  • OSMカメルーンは、土地利用情報のマッピングを進めており、概要をブログにまとめました 。landcoverタグとlanduseタグの使い分けなどについて説明されています。

マッピング

  • dcapillaeさんは、車椅子利用者用の駐車スペースや、充電機能を備えた駐車スペースのマッピング方法をまとめました
  • Hans Thompsonさんは、米国のチュガチ地区にある州立公園のnameタグが編集合戦になっている状況を説明しています。公的には先住民の呼称が採用されていますが、これを英訳した名前をnameタグに使ったほうがよいと考える編集者もいます。
  • jakecoppさんは、シドニー市に設置されたデジタルサイネージ広告をすべて現地調査してマッピングしました。
  • 以下のタグ提案で意見を募集中です。
    • タグ提案のアナウンスの場をOSMコミュニティフォーラムに変更する提案
    • 駅に設置されている発車案内ディスプレイに使われているpassenger_information_display=*を廃止して、departures_board=*に一本化する提案。なお、departures_board=*を廃止してpassenger_information_display=*に一本化する提案が否決されたことを受けたものになります。
  • Rashid86さんは、ウラル川の支流を調査してウラル川水域リレーションを作成し、マッピングの前後を比較しています。
  • OSMに足りないデータが見えやすくなるようにOSMのデフォルト地図の表示スタイルを変更して、データの拡充を促すのが良いとFirefishyさんは主張しています。例えば、surface=*タグがついていない道路(highway=motorway/trunk/primary/secondary/tertiary)をすべて同じように表示する、といった案です。

コミュニティ

  • UNマッパーの「今月のマッパー」に、Włodzimierz Bartczakさん(OSMではCristoffsの名前でよく知られています)が選ばれました
  • HOT USはGoogleに広告費を払っているため、OSMを検索すると本家OSMウェブサイトよりも上の広告欄にHOT USが表示されてしまうことを問題視する意見がOSMコミュニティフォーラムに投稿され、議論が進められていました。フォーラムの管理者は、この投稿はエチケットガイドラインに反すると判断し、投稿スレッドが非表示にされてしまいました。すると、この管理者はHOT USの従業員であることが指摘され、利益相反に抵触するのではないかとの意見が挙がりました。
  • 前記した利益相反の問題を受けて、利益相反がある場合の対応や批判的な意見への処置に関する議論が進んでいます。なお、HOT USへの批判的意見を非表示化した管理者は、対応に問題があったことを認めたうえで、フォーラム管理者が足りず対応が間に合わない問題を指摘しています。
  • Anne-Karoline Distelさんは、マッピングの最中に、湖に浮かぶ小さな島を見つけました。これはクラノグ(前史時代の人工的な居住島)ではないかと考え、国立史蹟管理局に連絡したところ、クラノグであることが認定されました。
  • 中国でopenstreetmap.orgへのアクセスがブロックされたことをbooktigerさんが報告しています。APIや地図タイルを利用しているサービスも影響を受けています。
  • フィレンツェ市で開催されたSotM2022に運営ボランティアとして参加した方々の声を集めた動画が公開されました。
  • ラテンアメリカコミュニティで、OSMメモの解決を進める「ノータソン」を主催しているAndrés Gómezさんへのインタビュー記事がOSMブログに掲載されました。

OpenStreetMap Foundation

  • Rob Nickersonは、2023年にState of the Mapを開催しないという決定について、彼の間違っているという意見の理由を説明しています。

イベント

  • 2023年FOSSGISカンファレンスは、2023年3月15日から18日まで開催されます。CFPが開始されました>

OSM research

  • Pietro Folcoのチームは、マイクロモビリティデータシェイプネットワーク計画に関する研究を発表しました。需要と衝突のトレードオフを調整することで、都市計画者に複数の短期シナリオを提供することができます。イタリアの3都市でデモが利用可能です

地図

  • Tankaruは、多数の地図プロバイダを簡単に切り替えることができるWebページを作成しました。ブラウザ拡張機能は利用できますが、サービスのリストが多すぎると使いにくいと考えられます。
  • Tracestrackは、ESA WorldCover 2021プロジェクトのオープンな土地被覆データを使用して、カート地図を更新しました。これにより、低ズームマップがより鮮明でリアルになります。

ソフトウェア

  • Ilya Zverevは、Every Doorのバージョン3.0をリリースしました。操作とズームが大幅に改良されています。

プログラミング

  • HeiGITのSarah Heidekorn氏は、OSHDBohsome APIが1時間ごとに更新されるようになったと報告しています。OSHDBでは、ユーザがデータ量の推移とOSMへの寄与を調査することができ、ohsome APIは、OpenStreetMap(OSM)データの履歴に焦点を当てた詳細な分析のための汎用Web APIです。
  • HeiGITのSarah Heidekornは、月刊のohsomeリージョンの最新の章のリリースを報告しました。今回は、高速道路の時間的発展と滑らかさ情報の追加方法、そしてキーウのための社会施設と地図開発の更新に注目しています。

リリース

  • StreetCompletev48.0の大規模なアップデートをリリースしました。主な変更点は、オンサイトで効率的に住所をマッピングするための「住所オーバーレイ」と、地元のショッピングエリアに存在する店舗をマッピングして確認するための「店舗オーバーレイ」です。多くのパフォーマンス改善、バグ修正、新しいクエストも追加されました。

ご存知でしたか?

  • …Deutsche Bahnの長距離列車サービスの公式ネットワークマップは、(再び)Microsoft PowerPointを使用して作成されたことを?
  • … Klas Karlssonは、GoProと@OpenDroneMapを使用した予想以上の結果に驚きました

メディア掲載

  • 韓国の国立釜山大学の教授のKi-Joune Li氏は、データ覇権との戦いにおける重要な成功としてOSMを評価しました。
  • RhönおよびBavarianの森には「デジタル・ガーディアン」があり、重要な保護地域を通る違法なオンラインルートを特定し、違法なツアーのヒントを削除したいと考えています。また、OSMで保護された領域の境界と権限の追跡を正しくマッピングするのにも役立ちます。

その他の “ジオ” な事柄

  • MapLab というブルームバーグのニュースレターに、ウクライナへの全面的な侵攻がこれまでの他の紛争とは異なり商業衛星の監視によって監視されている、と、マリー・パティノ氏が書いています。
  • Miettinen Jesse/Blenderesseは、ランダムな3D都市モデルを印象的に作成する都市ジェネレータの最初の結果を明らかにしました。
  • フランス人のマウンテンバイク乗りが、Googleマップに従って運転した後に、Ouleの滝近くの崖で10時間命をかけてしがみつくという目にあった。Googleマップは一般的なサービスだが、マウンテンバイクのコースには適応していないため、やみくもに信じるべきではない。
  • ハイデルベルク地理情報技術研究所は、OSMルーティングサービス領域で働くプログラムエンジニアを探しています。応募者の経験に応じて、ルート計画とスマートモビリティの分野で業務を実行してもらいます。
  • ハイデルベルク地理情報技術研究所は、通信タスクのための学生アシスタントを探しています。応募者には、Openrouteserviceチームがユーザーと連携するのをサポートしてもらいます。
  • デーブ・スミスは、フィンランドにある湖を発見しました…それはフィンランドに似ています。その起源とステータスは、OpenStreetMapでの簡単な検索により、明らかにされています。
  • ニューヨーク交通局は、ハロウィンの夜を祝うために、約100の歩行者専用道路(「トリック・オア・ストリート」)のリストを発表しました。例としてPark Slope地区をオンライン地図確認すると、歩行者専用になった道路は非常に少なく、あまり歩行者に優しいとは言えない状況が可視化されてしまったかもしれません。

まもなく開催

場所名称Online開催日
Aberdeen CityScottish Open Data Unconference 2022-11-05 – 2022-11-06flag
City of SubiacoSocial Mapping Sunday: Rokeby Road 2022-11-06flag
臺北市OpenStreetMap x Wikidata 月聚會 #46 2022-11-07flag
OSMF Engineering Working Group meeting 2022-11-07
LajouxSensibilisation OpenStreetMap 2022-11-08flag
LajouxSensibilisation OpenStreetMap (visioconférence) 2022-11-08flag
San JoseSouth Bay Map Night 2022-11-09flag
HOT Tasking Manager Monthly Meet Up 2022-11-09
West Valley CityOSM Utah Monthly Meetup 2022-11-10flag
KölnOSM-Stammtisch Köln 2022-11-09flag
Salt Lake CityOSM Utah Monthly Meetup 2022-11-10flag
MünchenMünchner OSM-Treffen 2022-11-09flag
IJmuidenOSM Nederland bijeenkomst (online) 2022-11-09flag
Berlin173. Berlin-Brandenburg OpenStreetMap Stammtisch 2022-11-10flag
MontrougeRéunion des contributeurs de Montrouge et du Sud de Paris 2022-11-10flag
WashingtonMapping USA + WikiConferenceNA 2022-11-11 – 2022-11-12flag
City of New YorkMapping USA/Wiki Conference New York City 2022-11-12flag
OSM Local Chapters & Communities Virtual Congress 2022-11-12
津山市オープンデータソンin津山 2022-11-13flag
KøbenhavnOSMmapperCPH 2022-11-13flag
157. Treffen des OSM-Stammtisches Bonn 2022-11-15
City of EdinburghOSM Edinburgh Social 2022-11-15flag
LüneburgLüneburger Mappertreffen (online) 2022-11-15flag
RomaIncontro dei mappatori romani e laziali – novembre 2022 2022-11-16flag
ZürichMissing Maps Zürich November Mapathon 2022-11-16flag
KarlsruheStammtisch Karlsruhe 2022-11-16flag
Ville de Bruxelles – Stad BrusselFOSS4G & State of the Map Belgium 2022-11-17flag
Daerah Khusus Ibukota JakartaOSMGeoWeek Indonesia 2022 2022-11-17flag
Letterkenny Municipal DistrictOnline Map & Chat: Manor, Co Donegal, Ireland 2022-11-17flag
Zürich10 Jahre SOSM mit Fondue-Abend 2022-11-17flag
BarcelonaGeomob Barcelona 2022-11-22flag
San JoseSouth Bay Map Night 2022-11-23flag
City of NottinghamOSM East Midlands/Nottingham meetup (online) 2022-11-22flag
GentMeetup @ TomTom Gent 2022-11-23flag
[Online] OpenStreetMap Foundation board of Directors – public videomeeting 2022-11-25
京都市京都!街歩き!マッピングパーティ:第33回 佛光寺 2022-11-27flag

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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