2023/02/21-2023/02/27
速報
- OSMTechは3月2日、長い間計画されていた旧フォーラムのコンテンツを新しいOSM Communityフォーラムにインポートすることを、来週中に実施すると発表しました。それに伴い、コミュニティサイトのダウンタイムが発生する可能性があります。
私たちについて
- [1] Pieter vander Vennetさんは、OSMコミュニティでTwitterからMastodonに移動した人がどれくらいいるのかを調べました。調査方法として、週刊OSMの記事でTwitterとMastodonへのリンク数を調べることにしました。すると、ここ2ヶ月ではMastodonへのリンクがTwitterを上回っていることが分かりました。
マッピング
- Martijn van Exelさんは、360画像を撮影してMapillaryにアップロードする方法を、徒歩向けと自転車向けにまとめました。
- Bilgehan Çevikさんはトルコの被災地で外科医として支援活動に携わっています。地震発生時は通信が機能しなかったためオフライン地図であるOrganicMapsが役に立ったと感謝の言葉を述べています。
- 道路脇の駐車スペースのタグ付け方法が最近新しくなりました。そこで、古いタグ付け方法が使われている場所を探して更新する手順をSuperplex030さんがまとめました。
- 下記のタグが提案され、意見を募集中です。
highway=trailhead
:登山コースの入口および出口。- 公共交通機関における音声案内設備
- 消火用給水口
emergency=fire_service_inlet
タグ提案への投票が実施され、賛成多数で可決されました。
コミュニティ
- OSM運営チームは、フォーラムからコミュニティへデータの移動を進めており、一部をテストしました。運営チームの一員であるGrant Slaterさんから、データの移動がうまくいっているか確認してほしいとアナウンスがありました。
- Stamen社は、OSMのデータそのものであるタグ・キー・値・地物を表彰する「OSMオスカー賞」を設立しました。ノミネートの推薦を受付中で、締め切りは3月7日です。
- Pete MastersさんとRubén Martínさんは、HOTコミュニティ週報を発行しています。今週はトルコ・シリア大地震への対応などがトピックとして取り上げられています。
- UNマッパーは「今月のマッパー」にSaid TurkseverさんとトルコOSMコミュニティを選出しました。トルコ・シリア大地震への対応が評価されました。
- OSM米国は、登山道データを改善する活動を進めています。土地管理者や登山アプリ開発者と協議を重ね、適切なタグ付け方法をまとめています。
OpenStreetMap Foundation
- OSMFはデザインやアートの技術を持っているボランティアを募集しています。イベント開催や開発プロジェクトを支援するため、ブログ等で視覚的なストーリーテリング手法を取り入れることを進める計画です。
地方支部ニュース
イベント
- Unique Mappersネットワーク・ナイジェリアは、3月8日の国際女性デーに合わせて、女性のデジタル技術向上をすすめるイベント Let’s DigitAll for Women を開催します。
- 公共交通機関データのデジタル化を進めるTrufi協会は、グローバルサウス地域のMaaSに関するウェビナーを3月7日に開催します。
OSM research
- Moritz Schott氏らは、OSM要素を多次元ベクトルに変換して機械学習等に使用しやすくするツール“OSM Element Vectorisation”を開発し、ツールを利用した学術論文を発表しました。
地図
- TrekkingTrailsは、登山に利用する観点から、OSMデータを使った11種類の地図を比較しています。
- あなたがいる場所から風船を飛ばしたらどんなルートで飛んでいくでしょうか? スパイ気球が話題に上りましたが、気象データを使ってルートをシミュレートするツールが公開されています。
- 地図タイルプロバイダーTracestrack社は、彼らが使用しているバスルートレイヤを生成するプログラムをオープンソース化しました。ひとつの道路をたくさんのバスルートが通っている場合でも、色分けして見やすく表示されます。
ソフトウェア
プログラミング
- OrganicMapsは2023 Google Summer of Codeの対象テーマに選ばれ、標高データの統合など、開発項目案の一覧が公開されています。
- Martijn van Exelさんは、5年以上データが更新されていないレストランデータを集めてつぶやくボットを開発しました。
- Jochen Topfさんは、osm2pgsqlのタイル有効期限機能を強化しました。データが更新されたタイルのうち更新が必要なタイルを一覧化して、ファイルに格納することで、特定のタイルだけ更新できるようなっていました。今回、この機能がより汎用的に利用できるように拡張し、データベースのテーブルとして格納するとともに、地物やレイヤごとのリストも作成してあり、タイルの再生成を細やかに制御できるようになりました。
ご存知でしたか?
- JOSMにはMapRoulette用のプラグインがあります。
- Gefahrenstellen.deプロジェクトは、安全な通学ルートを選ぶためのツールを提供しています。ルート検索にはopenrouteserviceが使われています。
- TreeTalkマップには、ロンドンの街路樹が表示され、樹種を確認することができます。
その他の “ジオ” な事柄
まもなく開催
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