週刊OSM 492

2019/12/17-2019/12/23

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“Reading map” etched cork tray showing only buildings and rivers by Tony Short 1 | | © Tony Short | Map data © OpenStreetMap contributors

マッピング

  • Jan Michel氏が、電動スクーターなどのタグを提案しました。メーリングリストで議論されています。
  • Francesco Ansanelli氏がroundtripタグのページを変更し、closed_loopの提案ページを新しく作成しました。すると、roundtripタグはすでに広く使われているので、タグの定義を変更したことについてメーリングリストで批判の声が上がりました。
  • 2006年以降、アイルランドのOSMデータが充実していく様子をjmkennedyie氏が動画にしています。
  • 通信装置収納盤のタグtelecom=distribution_pointが投票により承認されました。

コミュニティ

  • Overpass APIの開発者であるRoland Olbricht氏が、Overpass APIのマニュアルを作成しました。英語フランス語ドイツ語で利用できます。他言語への翻訳も募集中です。

インポート

  • Alex Hennings氏がメイン州(米国)の住所データインポートを提案し、プロジェクトに対するフィードバックを求めています。

OpenStreetMap Foundation

  • Nakaner氏が、12/23に開催されたOSMF理事会の書き起こしをドイツ語フォーラムに投稿しました。

イベント

  • アビジャンで開催された西部・中央アフリカの地域リスク理解会議について、Lindsey Higgins氏がMapillaryブログで報告しています。
  • 自由でオープンな地図ツール群FOSS4GコミュニティとOSMコミュニティの集まるハッカソンGeoSaturdayが12/14に札幌と東京で開催されました。当日行われたハックはHackMDに綴られています。

OSM人道支援

  • 世界医療マッピングプロジェクトHealthsitesはハイデルベルク大学GIS研究グループHeiGITと協定を結び、OSMの医療機関データの改善に取り組んでいくことを発表しました。

switch2OSM

  • Switch2OSMがWordPressからGitHubに移行した理由について、SomeoneElse氏が説明の記事を書きました。記事では新しいサイトの変更や改善の提案方法にも言及しています。

オープンデータ

  • 豪州ニュー サウスウェールズ州のオープンデータページに、OSMの概説および編集に関する記事が掲載されました。Andrew Harvey氏はTwitterで、ページに登録されているオープンデータをOSMで利用できないか尋ねたところ、前向きな回答が返ってきました。
  • 来年のオープンデータデイは3/7に開催されます。あなたの開催する関連イベントもサイトに登録することができます。

ソフトウェア

  • Randy Meech氏らのチームがゲーム感覚でOSMのPOIを追加したり更新できるアプリStreetCredを発表しました。このアプリはiOSとAndroidで利用することができます。

リリース

  • Quincy Morgan氏がiDエディタのバージョン2.17をアナウンスしました。トンネルおよび橋を1クリックで追加する機能などが追加されました。機能以外の面では、プライバシーポリシーの追加、サードパーティーアイコンのオプトアウト設定、Maxar衛星写真の削除などについてもアナウンスされています。

ご存知でしたか?

メディア掲載

  • インドの新聞大手、Hindu紙がShriphani Palakodety氏を特集する記事を公開しました。記事では彼がOSMデータを使って様々な素晴らしい地図を作成していることが紹介されています。

その他の “ジオ” な事柄

  • 上海で船舶の位置が攪乱されたGPS攻撃が報告されています。まるで魔法のような攻撃に専門家も困惑しています。
  • DW Newsが、アフリカでGoogleストリートビューを撮影している人物を紹介しています。
  • ドイツの公共交通機関Verkehrsverbund Rhein-Neckar(VRN)のウェブサイトや専用アプリmyVRNの乗り換え案内にはOSMのデータが使われています。
  • Ayman Jaddaa氏はAppleマップの改善を提案する記事を投稿しました。なお、改善案には地図データをユーザが修正する機能も挙げられていますが、Appleマップはすでにいくつかの国ではOSMデータを使っています。Redditでは記事に対して多くのコメントが寄せられています。
  • 35年の気候変動が125秒にまとめられています。
  • 自転車用GPSナビStages DASH L50のレビュー記事です。OSM地図が搭載されています。
  • 自転車用GPSナビTwoNav Trail 2 Bikeのレビュー記事です。OSM地図が搭載されています。
  • スタートアップ企業Geoalert社が、衛星写真を解析してロシア全土の建物5400万件をデータ化しました。データはサイトのAPIから利用できます。なお今後の計画として、OSMデータとのマージも検討しているとのことです。

まもなく開催

場所名称開催日
AlicePoliMappers Adventures 20192019-12-01-2019-12-31everywhere
デュッセルドルフStammtisch2019-12-27germany
hosted by Chaos Communication Congress 36C3OpenStreetMap assembly2019-12-27-2019-12-30germany
ロンドンMissing Maps London2020-01-07united kingdom
ハノーファーOSM-Bearbeitung mit JOSM2020-01-08germany
ロンドンGeomob LDN (featuring OSMUK)2020-01-08united kingdom
シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2020-01-08germany
ベルリン139. Berlin-Brandenburg Stammtisch2020-01-09germany
ボーフムMappertreffen2020-01-09germany
ナントRencontre mensuelle2020-01-09france
モンルージュRencontre mensuelle locale des contributeurs de Montrouge et alentours2020-01-09france
サルヴァドールMapeia Bahia2020-01-11brazil
トロントToronto Mappy Hour2020-01-13canada
ケルンKöln Stammtisch2020-01-15germany
Ulmer AlbStammtisch Ulmer Alb2020-01-16germany
ドルトムントMappertreffen2020-01-17germany
リガState of the Map Baltics2020-03-06latvia
ルムニク・ヴルチャEuYoutH OSM Meeting2020-04-27-2020-05-01romania
ケープタウンState of the Map 20202020-07-03-2020-07-05south africa

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Rogehm, SunCobalt, TheSwavu, derFred, k_zoar, muramototomoya.

One Reply to “週刊OSM 492”

  1. Other “geo” things:
    “DW News tweeted … to make his continent better mapped on Google StreetView.”
    Switch2OSM 😉