週刊OSM 521

2020/07/07-2020/07/13

lead picture

OSM公式ページに公共交通機関地図ÖPNVが追加1 | © Wikipedia | Map data © OpenStreetMap contributors

マッピング

  • Mateusz Konieczny氏は、顧客が立ち寄ってサービスを受けられる会社と、完全に部外者が立ち入れない会社を区別するタグ付けを尋ねています。
  • Michael Montani氏は、植物が育成しておらず、地面がむき出しの土地へのタグ付け提案natural=bare_soilに対するコメントを求めています。
  • Matthew Woehlke氏がタグ付け提案junction=intersectionへのフィードバックを求めています。このタグは交差点の内部で、交差点を構成するウェイを識別するためのものです。
  • 建物同士がつながっている団地の個々の建物に名前を付ける方法をSkyler Hawthorne氏が質問しています。
  • ルートリレーションの種類によってnetworkタグの定義が異なっていることについてMike Thompson氏が質問しています。
  • 複数の城壁オブジェクトをtype=siteリレーションでまとめることの可否をMartin Koppenhoefer氏が相談しています。
  • 最高級品質のコーヒーをスペシャルティコーヒーといいます。スペシャルティコーヒーを提供するカフェのタグは何がよいかJake Edmonds氏が相談しています。
  • Martijn van Exel氏は、JOSMを使った編集を配信しており、次の配信でどういった編集をしたらいいか尋ねています。
  • Fabian Kowatsch氏は、OpenStreetMap History Data Analytics Platform(ohsome)で新しく使えるようになったフィルターパラメーター紹介しています。
  • higa4氏がohsomeを使って日本の地物量の分析を行ないました。
  • ベルギーの緑の党は、自然保護地区や森林に関する情報をクラウドソーシングで集めるため、新しいツールを発表しました。このツールはOSMのデータを直接利用しており、ツールからOSMを編集することも可能です。

コミュニティ

  • オーストリアメーリングリストでplepe氏が、自治体オープンデータとWikidata、Wikipedia、Wikimediaコモンズ、OpenStreetMapと比較するツール、ogd-wikimedia-osm-checkerを発表しました。ツールのソースコードも公開されています。
  • 2017年のエイプリルフールネタとして公開された、OpenStreetMapのプレートテクトニクス対応に関する話題が、オーストリアメーリングリストに投稿されています。
  • OSMF理事のRory McCann氏が、6月のOSM活動を振り返っています。
  • Harry Wood氏は、OSM Wikiのメインページに表示される「今週の画像」の更新作業を引き継いでくれる人が現れない場合、10年間続いたこの項目を終了させるつもりです。
  • Dara Carney-Nedelman氏は、ステイホーム期間中のスキルアップとして、マッピング技術を学ぶことを勧めています。

インポート

  • Homy氏は、インポートが提案されているバーデン=ヴュルテンベルク州(ドイツ)にある公共の自転車修理場に関する意見を求めています。

OpenStreetMap Foundation

  • 6/11に非公開で開催されたOSMF理事会の議事録が公開されました。議題には少額支援金の提供先、ODbL違反の恐れがある企業からの法人会員申請、iDエディタの開発に関する議論などがありました。
  • データワーキンググループが2020年第2四半期の活動報告を公開しました。対応件数の統計のほか、それぞれの対応概要も書かれています。
  • OSMF理事会は理事会規則を改正しました。
  • 6/11に開催されたライセンスワーキンググループの議事録が公開されました。
  • John Whelan氏は、OSMFの会費送金の際、PayPalよりもTransferWiseを好む理由を説明しています。
  • 6/4に開催されたOSMシステム管理グループ会議の議事録が公開されました。

イベント

  • オンラインで開催されたState of the Map 2020の動画はmedia.ccc.deにアップロードされています。

OSM人道支援

  • HOTは、HOTコミュニティチームの運営責任者募集しています。応募の締め切りは2020/7/26です。
  • HOTは、洪水からアクラ(ガーナ)の地域コミュニティを守るため、統合開発プロジェクトを支援しています。

地図

  • Martin Ždila氏は、freemap.skの対応地域がヨーロッパのいくつかの国に拡大し、メニューが英語、スロバキア語、チェコ語、ハンガリー語で利用可能になったことをアナウンスしています。
  • [1] 公共交通機関を表示する地図スタイルÖPNVKarteがosm.orgで利用可能になりました。OpenStreetMapブログではこのレイヤー追加に関する記事が公開されています。
  • Aktionskartenを使うと配布用地図を簡単に作成できます。
  • オランダは土地の起伏が少ないため、1m間隔で等高線表示したいというニーズがあります。OsmAndでは最小で5m間隔表示であるため、これをさらに小さくできないかMika Van de wiel氏が質問しています。

ライセンス

  • GoogleマップがOSMデータをコピーしているのではないかとbrezherov氏がRedditで疑念を呈しています。OSMにデータを追加して2週間ほどでよく似たデータがGoogleマップに追加されていたためです。

ソフトウェア

  • 交通量の多い車道を避けて公園等の緑地エリアを優先してルート検索できるツールTrail Routerの仕組みを開発者のSam Crawford氏が解説しています。
  • Openbloc社は3Dマップを作成するJavaScriptライブラリMap33.jsを公開しました。表示例はこちら

プログラミング

  • SviMik氏は、Mapillaryにアップロード済みの写真をダウンロードしてOpenStreetCamに投稿するツール公開しました。逆方向については現在検討中のようです。
  • 坂ノ下氏が「まち歩きマップメーカー」をバージョンアップしたことを発表しました。地図表現や施設情報の扱い、インターフェイスの改善などが行なわれています。

ご存知でしたか?

  • OSM Streak(Ilya Zverev氏開発)は毎日OSMマッピングのお題をだしてくれるので、マッピングを継続する励みになります。
  • MapRouletteには世界中の様々なマッピングテーマが登録されており、マッピングが必要な場所にジャンプして指示書に従ってマッピングすることができます。

その他の “ジオ” な事柄

  • ウィーン市民が見たオーストリア(Andrea Maria Dusl氏作成)
  • 地域が発展するとそれに伴って光害も増加します。Asmi Kumar氏は昼間と夜間の衛星写真を比較して地域の発展度を機械学習により推定する方法を解説しています。
  • ロングビーチ市(米国)で警察官が職務質問または勾留したデータを Long Beach Post 紙が分析したところ、黒人は職務質問を受けやすい傾向があることなどが分かりました。データの解析にはOpenRefineなどが使われています。
  • 台湾の大学入試共通テストが実施されました。地理の試験では例年とくらべてGIS技術の設問が多くありました。なお設問では、新型コロナウイルス対応で政府が開発したマスクマップがGISの事例として取り上げられました。

まもなく開催

場所名称開催日
ブダペストAuguszt patisserie test & drinks in La Piazza2020-07-16hungary
ケルン・ボン空港129. Bonner OSM-Stammtisch (Online)2020-07-21germany
ノッティンガムNottingham pub meetup2020-07-21united kingdom
リューネブルクLüneburger Mappertreffen2020-07-21germany
ベルリン13. OSM-Berlin-Verkehrswendetreffen (Online)2020-07-21germany
ブダペストCziniel patisserie test & hake on bank Római2020-07-21hungary
Ludwigshafen a.Rhein (Stadtbibliothek)Mannheimer Mapathons e.V.2020-07-23germany
デュッセルドルフDüsseldorfer OSM-Stammtisch2020-07-29germany
ロンドンLondon Missing Maps Mapathon (ONLINE)2020-08-04uk
シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2020-08-05germany
キャンディ2020 State of the Map Asia2020-10-31-2020-11-01sri lanka

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Nordpfeil, Rogehm, TheSwavu, derFred, geologist, k_zoar, muramototomoya.

 

2020/07/07-2020/07/13

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OSM公式ページに公共交通機関地図ÖPNVが追加1 | © Wikipedia | Map data © OpenStreetMap contributors

マッピング

  • Mateusz Konieczny氏は、顧客が立ち寄ってサービスを受けられる会社と、完全に部外者が立ち入れない会社を区別するタグ付けを尋ねています。
  • Michael Montani氏は、植物が育成しておらず、地面がむき出しの土地へのタグ付け提案natural=bare_soilに対するコメントを求めています。
  • Matthew Woehlke氏がタグ付け提案junction=intersectionへのフィードバックを求めています。このタグは交差点の内部で、交差点を構成するウェイを識別するためのものです。
  • 建物同士がつながっている団地の個々の建物に名前を付ける方法をSkyler Hawthorne氏が質問しています。
  • ルートリレーションの種類によってnetworkタグの定義が異なっていることについてMike Thompson氏が質問しています。
  • 複数の城壁オブジェクトをtype=siteリレーションでまとめることの可否をMartin Koppenhoefer氏が相談しています。
  • 最高級品質のコーヒーをスペシャルティコーヒーといいます。スペシャルティコーヒーを提供するカフェのタグは何がよいかJake Edmonds氏が相談しています。
  • Martijn van Exel氏は、JOSMを使った編集を配信しており、次の配信でどういった編集をしたらいいか尋ねています。
  • Fabian Kowatsch氏は、OpenStreetMap History Data Analytics Platform(ohsome)で新しく使えるようになったフィルターパラメーター紹介しています。
  • higa4氏がohsomeを使って日本の地物量の分析を行ないました。
  • ベルギーの緑の党は、自然保護地区や森林に関する情報をクラウドソーシングで集めるため、新しいツールを発表しました。このツールはOSMのデータを直接利用しており、ツールからOSMを編集することも可能です。

コミュニティ

  • オーストリアメーリングリストでplepe氏が、自治体オープンデータとWikidata、Wikipedia、Wikimediaコモンズ、OpenStreetMapと比較するツール、ogd-wikimedia-osm-checkerを発表しました。ツールのソースコードも公開されています。
  • 2017年のエイプリルフールネタとして公開された、OpenStreetMapのプレートテクトニクス対応に関する話題が、オーストリアメーリングリストに投稿されています。
  • OSMF理事のRory McCann氏が、6月のOSM活動を振り返っています。
  • Harry Wood氏は、OSM Wikiのメインページに表示される「今週の画像」の更新作業を引き継いでくれる人が現れない場合、10年間続いたこの項目を終了させるつもりです。
  • Dara Carney-Nedelman氏は、ステイホーム期間中のスキルアップとして、マッピング技術を学ぶことを勧めています。

インポート

  • Homy氏は、インポートが提案されているバーデン=ヴュルテンベルク州(ドイツ)にある公共の自転車修理場に関する意見を求めています。

OpenStreetMap Foundation

  • 6/11に非公開で開催されたOSMF理事会の議事録が公開されました。議題には少額支援金の提供先、ODbL違反の恐れがある企業からの法人会員申請、iDエディタの開発に関する議論などがありました。
  • データワーキンググループが2020年第2四半期の活動報告を公開しました。対応件数の統計のほか、それぞれの対応概要も書かれています。
  • OSMF理事会は理事会規則を改正しました。
  • 6/11に開催されたライセンスワーキンググループの議事録が公開されました。
  • John Whelan氏は、OSMFの会費送金の際、PayPalよりもTransferWiseを好む理由を説明しています。
  • 6/4に開催されたOSMシステム管理グループ会議の議事録が公開されました。

イベント

  • オンラインで開催されたState of the Map 2020の動画はmedia.ccc.deにアップロードされています。

OSM人道支援

  • HOTは、HOTコミュニティチームの運営責任者募集しています。応募の締め切りは2020/7/26です。
  • HOTは、洪水からアクラ(ガーナ)の地域コミュニティを守るため、統合開発プロジェクトを支援しています。

地図

  • Martin Ždila氏は、freemap.skの対応地域がヨーロッパのいくつかの国に拡大し、メニューが英語、スロバキア語、チェコ語、ハンガリー語で利用可能になったことをアナウンスしています。
  • [1] 公共交通機関を表示する地図スタイルÖPNVKarteがosm.orgで利用可能になりました。OpenStreetMapブログではこのレイヤー追加に関する記事が公開されています。
  • Aktionskartenを使うと配布用地図を簡単に作成できます。
  • オランダは土地の起伏が少ないため、1m間隔で等高線表示したいというニーズがあります。OsmAndでは最小で5m間隔表示であるため、これをさらに小さくできないかMika Van de wiel氏が質問しています。

ライセンス

  • GoogleマップがOSMデータをコピーしているのではないかとbrezherov氏がRedditで疑念を呈しています。OSMにデータを追加して2週間ほどでよく似たデータがGoogleマップに追加されていたためです。

ソフトウェア

  • 交通量の多い車道を避けて公園等の緑地エリアを優先してルート検索できるツールTrail Routerの仕組みを開発者のSam Crawford氏が解説しています。
  • Openbloc社は3Dマップを作成するJavaScriptライブラリMap33.jsを公開しました。表示例はこちら

プログラミング

  • SviMik氏は、Mapillaryにアップロード済みの写真をダウンロードしてOpenStreetCamに投稿するツール公開しました。逆方向については現在検討中のようです。
  • 坂ノ下氏が「まち歩きマップメーカー」をバージョンアップしたことを発表しました。地図表現や施設情報の扱い、インターフェイスの改善などが行なわれています。

ご存知でしたか?

  • OSM Streak(Ilya Zverev氏開発)は毎日OSMマッピングのお題をだしてくれるので、マッピングを継続する励みになります。
  • MapRouletteには世界中の様々なマッピングテーマが登録されており、マッピングが必要な場所にジャンプして指示書に従ってマッピングすることができます。

その他の “ジオ” な事柄

  • ウィーン市民が見たオーストリア(Andrea Maria Dusl氏作成)
  • 地域が発展するとそれに伴って光害も増加します。Asmi Kumar氏は昼間と夜間の衛星写真を比較して地域の発展度を機械学習により推定する方法を解説しています。
  • ロングビーチ市(米国)で警察官が職務質問または勾留したデータを Long Beach Post 紙が分析したところ、黒人は職務質問を受けやすい傾向があることなどが分かりました。データの解析にはOpenRefineなどが使われています。
  • 台湾の大学入試共通テストが実施されました。地理の試験では例年とくらべてGIS技術の設問が多くありました。なお設問では、新型コロナウイルス対応で政府が開発したマスクマップがGISの事例として取り上げられました。

まもなく開催

場所名称開催日
ブダペストAuguszt patisserie test & drinks in La Piazza2020-07-16hungary
ケルン・ボン空港129. Bonner OSM-Stammtisch (Online)2020-07-21germany
ノッティンガムNottingham pub meetup2020-07-21united kingdom
リューネブルクLüneburger Mappertreffen2020-07-21germany
ベルリン13. OSM-Berlin-Verkehrswendetreffen (Online)2020-07-21germany
ブダペストCziniel patisserie test & hake on bank Római2020-07-21hungary
Ludwigshafen a.Rhein (Stadtbibliothek)Mannheimer Mapathons e.V.2020-07-23germany
デュッセルドルフDüsseldorfer OSM-Stammtisch2020-07-29germany
ロンドンLondon Missing Maps Mapathon (ONLINE)2020-08-04uk
シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2020-08-05germany
キャンディ2020 State of the Map Asia2020-10-31-2020-11-01sri lanka

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Nordpfeil, Rogehm, TheSwavu, derFred, geologist, k_zoar, muramototomoya.