2020/12/15-2020/12/21
マッピング
- Michel氏はフランスで山小屋の分布を調べたところ、街中にも
tourism=alpine_hut
がたくさんマッピングされていたため、妥当なのかを相談しています。なお相談スレッドの中で、マルセイユ市内に「氷河」(natural=glacier
)がマッピングされていることが指摘されましたが、これはアイスクリーム屋だったようです。 barrier=guard_stone
の提案に対する投票は1/4まで受け付けられています。このタグでは建物の隅、塀の側面など特定の地物を保護するために設置される石などの地物を示します。- Pascal Neis氏のOSMstatsでは国ごとに、前日のアクティブなマッパー数と、全体に対する割合が表示されると言っています。
- 最近OSMChaで行われた改良について、Wille Marcel氏が説明しています。新しいバージョンでは、リレーションの変更の視覚化の改善、メタデータによる変更セットのフィルタリング改善などが行われ、OSMChaで検出された問題をMapRouletteに登録する機能が追加されています。
コミュニティ
- WikimediaドイツのTechnical Wishesチームは、地理情報のより良いサポートに対して2年以上取り組んでいます。問題やアイデアの収集、議論などはWikiページで行われています。
インポート
- Polarbear氏が、「インポートとは何か」を非常に丁寧に説明しています。
OpenStreetMap Foundation
- 新たにOSMF理事となったJean-Marc Liotier氏は、OSMFの運営準備金に関する議論を始めました。現在は、3年間の運営費に相当する額があります。議論では将来の支出が増加した場合や有償職員などに対する道徳的義務、詳細な規定を用意するかなど幅広い点に触れられています。
OSM人道支援
- Geomobのポッドキャスト第49回で、Ed Freyfogle氏が、HOTのエグゼクティブプロデューサーTyler Radford氏にインタビューしています。
- カトマンズ・リビング研究所の創設者で、事務局長を務めるNama Budhathoki氏がHOTアジア地域のハブ・ディレクターに就任すると発表されました。
- Bo Percival氏が、HOTの技術チームに加わった4人のメンバーを紹介しています。
- 2020年9月から11月にかけて、HOTインドネシアでは大学生を対象にマッピングデザインコンテスト「LOKAVISTA」を開催しました。このコンテストは、OSMのデータがさまざまな目的や方法で利用できることを一般の人々に知ってもらうことが目的でした。
- MAnnheimer MAPAthons e.V(MAMAPA)のRCD49氏は、マンハイム(ドイツ)にある178の Stolpersteine すべてがOSMへ正常にインポートされたと報告しています。Stolpersteine (つまずきの石)とは、ナチスによる被害者をしのぶために作られた小さなブロックで、ヨーロッパのいろんな場所に設置されています。Stolpersteine に関する詳細な調査はMannheim City Archive (Marchivum)が実施しました。
地図
- 「Backofyourhand」はあなたの好きな地域にある5つの通りの場所を確認することで、あなたの地元の知識を確認するゲームです。このゲームはAdam Lynch氏が父親へのプレゼントとして開発したものです。
- Manfred氏は、ドイツとその周辺地域で増えている予防接種センターの地図を作成しました。
- Institut für Zweiradsicherheitは、“Streckenheld-Karte”に正しい帰属表示がないという指摘を受けた後、わずか2時間で帰属表示を追加しました。
- ラジオカナダ/CBCは、カナダでのCOVID-19パンデミック第1波、第2波を視覚化したStory-Mapを公開しました。表示される三角錐は人口10万人あたりの症例数を示しています。
オープンデータ
- フランス国土地理院(IGN)の副所長は、2021年1月1日からオープンデータが幅広く利用可能になることを発表しました。フランスのメーリングリストでは、これがOSMにとって何を意味するかが議論されています。
ソフトウェア
- Android向けアプリOpenMultiMapsではOSMの地図を表示したり、他の地図に素早く切り替えることができます。
- Geovelo は、自転車での最短ルートや安全なルートを経路検索できるナビゲーションアプリです。
- Maps.Meのバージョン2.0を歓迎しないツイートが上がっています。Redditのスレッドで行われている議論もご覧下さい。
- Simon Poole氏は、Vespucciバージョン15.1の変更点を説明しています。
- Thomas Skowron氏はOSMFから助成金を受けてOSMイベントカレンダーOSMCalの機能拡張に取り組んでいます。OSMCalはOSM wikiなどいろんなところで利用されています。
プログラミング
- Alen Smajic氏はOSMデータを使って公共交通機関3Dマップの作成に取り組んでいます。
- Jochen Topf氏はOSMFから助成金を受けて実施したosm2pgsqlの改善について報告しています。
ご存知でしたか?
- uMapで作成した欧州サッカースタジアムマップ(VitoooHiltonnn氏作成)。アイコンにはホームチームのロゴが表示されています。
- 匿名検索エンジンDuckDuckGoにはOSMデータIDを指定した検索オプションがあります。
- iOSおよびAndroid用地図アプリSMASHは地図上に写真やテキストでメモを残すことができます。
その他の “ジオ” な事柄
- アマゾンウェブサービスAWSに位置情報対応サービスが追加されました。地図、店舗情報、経路検索、住所検索などが利用できます。EsriおよびHEREのデータを使っています。
- IT企業における多様性の問題に関する記事が New Statesman 紙に掲載されました。
- Paul Ramsey氏はEsri社がまた新しく独自フォーマットMobile geodatabase作ったことにあきれています。
- 地図好きの人にこんなプレゼントはいかが?
- Simon Borghs氏はGoogleマップで自宅の郵便番号が間違って登録されていたため、配達物の受け取りに苦労しました。データの修正を依頼してから修正されるまでに3年もかかったのです。
- 英国には発音が難しい地名がたくさんあります。これは様々な国から侵略された歴史と深く関係しています。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
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