2021/02/02-2021/02/08
私たちについて
- 2月27日ごろに変更セット数が1億に達する見込みです。変更セットの1億番に当たった方は、ぜひ週刊OSMチームまでご連絡ください。インタビューのうえ記事にさせていただきたいと思います。またGeofabrik社からお好きなエリアの特別デザイン地図がプレゼントされるとのことです。グッドラック!
マッピング
- 山岳地帯で溝のようになった部分をタグ付けする過去の提案についての議論が復活しました。スレッドの議論にあるように、スキーヤーや登山家にとっては意味のある地物のようです。
- 土地利用タグ
landuse
に低木地を示す値が提案されました。建築物の敷地や、耕作地のスペースを装飾する目的の低木に使われ、区画の境界に植えられる生垣とは異なります。 - Redditでu/Buster452氏が、行き止まりの道路をマッピングする重要性を書いています。彼によると、行き止まりかどうかの情報は経路検索でその道路を通るかどうかを判定するために使えるそうです。
- Florian Lainez氏が領事館に付けられているタグ
diplomatic=consulate_general
をconsulate=consulate_general
に一括変更しました。変更内容は妥当性のあるものでしたが、一括で変更することがコミュニティで議論されていませんでした。そのため編集は一旦リバートされ、メーリングリストで議論されることになりました。 - 持ち帰りが可能なレストランなどにおいて、包装廃棄物を減らすなどの目的で客が用意した容器で持ち帰ることができる店舗へのタグ付け
takeaway:own_dishes=*
をFlo Edelmann氏が提案し、フィードバックを求めています。 - 提案に対する投票の承認条件を変更する提案が承認されました。
コミュニティ
- lectrician1氏がosm.orgの変更を2つ提案しました。一つはWikiへのリンクを追加する提案、もう一つはエクスポートのボタンを右側のツールペインに移動する提案です。
- Mateusz Konieczny氏は、
website=
などのようなタグに含まれるURLから、トラッキングコードを削除するためにボットを使った編集を行うことを提案しています。URL自体は残り、判別ができない場合には手動で確認するフラグが付けられることになります。 - Frederik Ramm氏は、タグ付けメーリングリストの中で、節度を持って議論をすることを促す投稿をしました。
- OpenCageプロジェクトが世界の様々な地域のOSMコミュニティにインタビューしてきた5年間の成果をまとめました。
- SomeoneElse氏は、OSM Community Indexに新しいコミュニティチャンネルを追加する方法を説明しています。OSM Community Indexは世界中にあるOSM関連のコミュニティチャンネルを地域ごとに表示するプロジェクトです。
OpenStreetMap Foundation
- OSMFのコミュニティアンケートは2/14が締め切りです。アンケート結果は匿名化処理されたのち公開される予定です。
- OSMFの地域支部は営利事業を行ってはならないとする不文律がありますが、これを明文化したほうがよいのではないかとNicolas Chavent氏が意見を述べています。
- OpenCageとOSMFは、OpenCageがシルバー企業メンバーになったことを発表しました。発表の中ではOSMのデータを使ったOpenCageのジオコーディングサービスが紹介されています。
地方支部ニュース
- OSMF理事会のRory McCann氏は、日本の一般社団法人OpenStreetMap Foundation JapanがOSMFの日本地方支部に申請したことについて、日本のコミュニティとOSMF会員にフィードバックを求めています。質問や申請に対する意見、懸念事項などは2/16まで受け付けられています。
- OSMベルギーによる「今月のマッパー」にはlhennen氏が選ばれ、インタビューされました。
OSM人道支援
- Benjamin Herfort氏らはOSM人道支援マッピング活動の変遷を分析した論文を発表しました。分析の結果、活動のレビューの必要性や、継続的に活動を実施するためにプロジェクト構造を見直すことなどを提示しています。
- Bo Percival(別名bo_hot)氏は、AI支援を利用した建物リモートマッピングの効率や効果を測る実験のために、ボランティアを募集しています。この実験はHOTとNESTA Collective Intelligence grants、オランダ赤十字の協力で行われます。ボランティアの募集は2/20までです。
- ウガンダのResilience Mappersは、HOTサミット2021への参加やコミュニティ活動支援のため5,000ドルの支援金を獲得しました。
教育
地図
- [1] ペルー保健省はOSMを使った「ワクチン接種マップ」を作成しました。地図には様々な情報が掲載されており、1回目と2回目の予防接種の合計や、その地域の値などを見ることができます。
ソフトウェア
プログラミング
- PierZen氏は、Windowsユーザーが簡単にLinux環境に触れられる手段としてWSL2を使ったUbuntu 20.04の実行について紹介しています。
ご存知でしたか?
- OSMデータをPostgreSQLデータベースにインポートするスクリプトosm2pgsql
メディア掲載
- ウクライナ鉄道会社がOSMのクリミア国境の扱いについて異議を唱えていることをRadio Free Europe社が報じています(1、2)。
- サン・フアン市(アルゼンチン)では、新しく開通するバス路線のルートがバス会社から公開されていないため、Guillermo Maldonado氏はuMapで路線マップを作成しました。この取り組みは地元メディアでニュースになりました(1, 2)。
- NPO団体HOTでデータサイエンティストとして働いているRamya Ragupathy氏の活動がDeccan Herald紙で記事になりました。
- タンザニアを英国内からリモートマッピングしているCrowd2MapプロジェクトがInverness Courier紙で紹介されています。
その他の “ジオ” な事柄
- Googleマップが1月に新しくなり、歩道や横断歩道の詳細データが利用可能になりました。データの追加は衛星写真などを使って自動で処理されています。
- スイス国土地理院は地図の電子利用を促進するため、7年にわたる地図の更新を完了しました。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Nordpfeil, PierZen, rogehm, SK53, TheSwavu, derFred, k_zoar, muramototomoya.