Author: weeklyteam

週刊OSM 319

08/23/2016-08/29/2016

    Logo 紙にレーザー刻印された東京の地図 1 | © Laser Atelier 使用許可をいただいています

マッピング

  • Navmii(スマートフォンのナビゲーションアプリ) ユーザーが書く地図メモはあまり参考にならないことがあります。OSM の改善を願ってのことだと思われますが。

  • Mapillary に画像を保存する OSM マッパーは多いのでしょうか? HERE マップも地図の更新の為に Mapillary を使おうとしているようです。

  • 高速道路の出口レーンのタグ付けについて、タグメーリングリストで長い議論が始まりました。

  • Marc Zoutendijk 氏はレストランが提供する料理のタグ付けについて、興味深い問題を指摘しています。複数の種類の料理を提供するレストランの場合、どのようにタグ付けをしたらよいでしょうか。

  • タグ付けメーリングリストでは制限速度が無い場合のタグ付け方法について議論がありました。

  • Martin Koppenhoefer 氏は洞窟の入口( natural=cave_entrance ) に対して、 name=* タグに洞窟の名前を入れることについて疑問に思っていて、代わりに cave:name = * を使うことを提案しています。

  • 2015年の4月に撮影されたカントンバーゼルシュタットの公式航空写真が、OSM スイス支部の Mapproxy サービスによってマッピングに使えるようになりました。

  • アームチェアマッピングをする時に、一見綺麗に見える Bing 画像を使う場合でも注意が必要だと kreuzschnabel 氏が例を挙げて説明しています。

  • Nammala 氏は Mapillary のデータを使って OSM の進行方向制限の情報を追加する方法の概要を説明しています。

コミュニティ

  • アウトドアナビFalk Tiger Bluの紹介です。Bluetoothで通信し、ヨーロッパ31ヶ国・地域のOSM地図を表示できます。

  • OpenSnowMap は利用が増える冬に備えてタイルの利用ポリシーを追加しました。

  • ドゥイタマ市(コロンビア)の OSM マッパーのグループは市内のバス路線すべてで GPS のトラックデータを取りました。

インポート

  • MiroJanosik 氏は、ある町の土地台帳から住居番号を OSM にインポートして、現地の調査をした結果を日記で書いています。

OpenStreetMap Foundation

  • Martijn van Exel 氏は 企業会員制度の最終草案をレビューしてもらう為に OSMF メーリングリストへ投稿しました。

イベント

  • ボンで開催された FOSS4G の様子が動画で公開されました。

  • SotMラテンアメリカが11/25-27にブラジル サンパウロ市で開催されます。発表やワークショップを募集中で、締め切りは9/25です。参加費は無料で、参加費用の補助金もあります。

  • ベルギー で開催される FOSS4G では OSM の展示ブースが設置されます。OSMF では展示を手伝ってくださる方を募集しています。

  • Internet Watch が SotM Japan 2016 の様子をレポートしています。

OSM人道支援

  • Chul Hyun Park 博士は災害対応におけるボランティアの役割について HOT メンバーへのインタビューし、論文を書いています。

  • 国境なき医師団が遠隔地マッピング用スマホアプリMapSwipe紹介しています。

  • イタリアで大地震が発生しました。European Space ImagingとPlanetek Italiaは、インフラの被害状況をマッピングするために高解像度の衛星写真を公開しました。HOTタスクはこちら

地図

  • [1] Laser Atelier 社は Mapbox と OSM データを使って紙に東京の地図をレーザー刻印しました。

switch2OSM

  • スコットランド海洋局は、水深データを重ね合わせたOSM地図をウェブサイトで使用しています。地図はイギリスの海洋GIS会社Oceanwiseの作成によるものです。

ライセンス

  • MozillaがEUの著作権法に放射熱線を吐きかけます。「著作権法は柔軟でなければなりません。UGC(ユーザ生成コンテンツ)の例外化、標準のオープン化、フェアユースなどを考慮した条文でなければなりません。それによって、世界中の人々が文化を創り、交流を深め、インターネットが素晴らしいものとなるのです。」(モジラ・ファウンデーションの声明文より)

  • OSMFのプライバシーポリシーが改定予定です。最終決定の前に、フィードバックを募集中です。

ソフトウェア

  • Mapbox 社が Mapbox スタジオデータセットエディタを公開しました。地理空間情報の作成や編集をブラウザで行うためのツールです。

  • Python の Overpass API ラッパーの新しいバージョン(0.5.4)が利用できるようになりました

  • Telegram用のbotをFederico氏が開発しました。POIの検索や編集ができます。改良案を募集中です。

プログラミング

  • Paul Norman氏が、ClearTablesによるベクタタイルの生成、Tangramによるクライアントサイドレンダリングを使って実験してみました。デモサイトはこちら

  • Michael Zangl 氏が Google Summer of Code 2016 の一環として行った JOSM コアの改善作業をまとめています。

  • Hartmut Holzgraefe 氏が MapOSMatic に加えた改良をまとめました。

  • インド人大学院生Kamalpreet Kaur Grewal氏が「データ破壊編集の検出」に取り組みたいと開発者向けメーリングリストで表明しています。

  • iDエディタのプログラムコードのモジュール化が進められており、その成果についてTom MacWright氏が解説記事を書きました。将来的には、iDエディタに機能追加プラグインを作成できるようになるでしょう。

リリース

ご存知でしたか?

  • ファンタジー小説に使われるような地図を作成できます。

  • インポート作業をするときのガイドラインです。インポート作業をする場合には専用アカウントを使います。

  • バスや電車の現在地をリアルタイム表示する地図です。

メディア掲載

  • Arnulf Christl氏(ボン市FOSS4G共同運営者)が、Bonner-General Anzeiger誌 のインタビューで、地理情報におけるオープンソースシステムの重要性について語りました。OpenStreetMapの重要性についても言及されています。

その他の “ジオ” な事柄

  • Googleマップがインドとバングラデシュの国境を正しく表示していないため、1500万ドルの罰金刑に直面しているとのことです。インド-バングラデシュの国境は飛び地が非常にたくさんあり、また飛び地の領土交換が進められており、非常に複雑な状況です。OSMはこの問題に対処済みです。

  • 気候変動の影響によって、非常にたくさんの動物が居住地域を移動することになると予測されています。哺乳類、鳥類、両生類の予測移動ルートがアニメーション地図になりました。

  • Uber社は自動運転車の開発を計画しています。そのためには、より良い地図とナビゲーション技術が必要とのことです。

  • エディンバラ社会史地図(MESH)プロジェクトでは、現在の地図(OSMを使用)と古地図を融合させた4D地図を作成する計画です。

まもなく開催

長期イベント

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