2021/03/02-2021/03/08
マッピングキャンペーン
- アイルランドのOSMコミュニティは、聖パトリックの祝日とされている3月17日から5日間に渡り、聖人に関連した場所をマッピングする予定です。
- Trufiは、世界銀行からの資金援助や、モーリタニアのチームからの資金提供を受けて、モーリタニア首都ヌアクショットで初となる公共交通マップを作成します。
- OSMTeenMaptivistsは、3月8日に開催された「マッピー・アワー」を報告しています。
マッピング
- Christopher Beddow氏は、Googleマップに対抗して各地で地域特化型マップがリリースされている状況を紹介しています。
- Microsoft Open Mapsチームは、チリの道路ネットワークを中心に、OSMデータの研究を始めました。他の地物の調査も行う予定です。詳細はGitHubで。
現在、意見募集中の提案はこちら。
shop=barbershop
: 主に男性の頭髪を切る場所で、髭を整えてもらえる理容所seaway=port, cargo_port, cruise_port, ferry_port, fishing_port
: 海上輸送用の施設trailblazed=poles;cairns
: 登山道などにある標識がどのようなものかを指定するタグ
現在、投票が行われている提案はこちら。
natural=shrubbery
: 装飾的に使用される低木や潅木。3月21日まで
コミュニティ
- JungleBusプロジェクトのFlorian Lainez氏へのインタビュー記事がgeothequeに掲載されました。地理オープンデータの活用などについて考えを述べています。
- 元デンマーク地理データ局のMorten Lind氏は、OSMが変更セット1億個を達成したことを記念して、デンマークでのOSMマッピングなどを紹介する記事を書きました。
- Leigh Dodds氏が、OSMデータを検索するOverpassの便利な検索式や使い方解説を掲載したウェブサイトOSM Queriesを作成しました。
OpenStreetMap Foundation
- Geomobポッドキャストの第63回では、Ed Freyfogle氏とSteven Feldman氏が、最近行われたOSMFコミュニティ調査についてOSMF理事長のAllan Mustard氏にインタビューを行いました。
- OSMアイルランドは、OSMFの少額支援金を受けている建物プロジェクトについて、中間報告を公開しました。
- Øukasz氏は、OSMFのコミュニティ調査から5つの質問に対する回答を視覚化しました。
地方支部ニュース
- OSMフランスは、フランス都市部の電力の95%を占める公共電力会社Enedisと3年間のパートナーシップを締結しました。マッパーは5cmの解像度を持つ航空写真を利用できるようになり、この画像を用いた送電ネットワークのマッピングが呼びかけられています。
- Rhobi Samwelly氏は、彼女の母国タンザニアで、性器切除(FGM)から女性を守るためにマッピングを広め、教えています。
- スイスOSM協会のSimon氏が、スイス連邦地形測量局の公開したデータを使うための条件を説明しています。
イベント
- 今年のFOSS4Gカンファレンスは、当初ブエノスアイレスで開催予定でしたが、9月27日から10月2日までオンラインでの開催となる予定です。
教育
- イタリア クーネオ県でOSM講習会が開催されます。
地図
- 自転車向けマップ CyclOSM のバージョン0.5が公開されました。等高線の表示、バスとの共用レーンなどの表示が改良されました。
- Frank Schmirler氏が灯台マップbeacon mapを作成しました。光が点滅するように表示されます。
- Walter (wambacher)氏が医療施設マップのバージョン1.2.4を公開しました。アイコンなどが改善されています。
オープンデータ
- スイス連邦地形測量局がオープンデータセットを公開しました。登録不要で、商用を含め無料で利用できます。
ソフトウェア
- MapillaryのAPIがバージョン4に移行し、バージョン3は廃止されます。変更の概要をChristopher Beddow氏が解説しています。
- SimonPoole氏はスマホ向けOSMエディタVespucciバージョン15.2のベータ版リリースを発表しました。GoogleプレイストアやVespucciのリポジトリからインストールできます。Simon氏は迅速にテストに参加してくれるユーザーを探しています。
プログラミング
リリース
- 昨年末OpenStreetCamから名称を変更したKartaViewは、ブログ記事で新しい機能について発表しました。
ご存知でしたか?
メディア掲載
- Tech Exec がOSMのパフォーマンスや長所、短所について説明しています。
- Tages Anzeiger は、スイス連邦地形測量局がオープンデータを公開したことによって、消費者がどのような利益を得ることができるか説明しています。記事ではOSMの利用例もいくつか上げられていますが、有料記事となっています。
その他の “ジオ” な事柄
- GIScienceのCarolin Klonner氏らは、OSMスケッチマップツールに関する論文を発表しました。このツールは複数人での現地調査と意思疎通を支援するものです。論文ではohsome Quality analysT(OQT)と同様の、各地域のOSMデータの目的適合性分析が含まれています。
- Engaging Dataは、太陽系の惑星や一部の衛星へ、国や大陸の形を投影する地図を提供しています。
- 2012年1月から2021年1月にかけての、フィリピンのOSMノードが増加する様子のアニメーションをご覧ください。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Nordpfeil, PierZen, rogehm, SK53, TheSwavu, k_zoar, muramototomoya.