2020/11/03-2020/11/09
私たちについて
- 週刊OSM第537号からポーランド語でも発行されるています。ポーランドでもWeeklyOSMが母国語で読めるようになり、より多くの人々にOpenStreetMapのニュースを届けることができるようになりました。
マッピング
- Pascal Neis氏が2020/10/30のOSMデータを使って「Unmapped Places」を更新しました。
- Christina Ludwig氏らは地域によってOSMタグの使い方に差があるのかを調べました。公園タグを例に調べたところ、全世界で共通する基準はほとんどなく、地域による差が大きいことが分かりました。
- スペイン赤十字は、自然災害や武力紛争、疫病に苦しむ東アフリカのブルンジの人々を支援するため、11/19にオンラインマッパソンを開催します。
- OSMアイルランドでは、建物トレースにTasking Managerを使うことで、複数のマッパーが近い場所で編集しても競合がおこりにくいようにしています。
- Youthmappersのブログに、PoliMappers(欧州で最初にYouthmappersに参加した団体)の活動が紹介されています。ピアチェンツァ市(イタリア)でのMapillary撮影などが行われました。
- Brian M. Sperlongano (ZeLonewolf)氏の提案した、経済特区をタグ付けする
boundary=special_economic_zone
の投票が開始されました。投票の期限は11/24です。
コミュニティ
- YouthMappersが2020-2021の地域大使を任命しました。
- Redditの「〇〇だけど質問ある?」スレが開かれ、OSMF役員が非常にたくさんの質問に回答しました。
OpenStreetMap Foundation
- 道路完成プロジェクトに対して、OSMFの少額支援金を受け取ったJonathan Beliën氏は、プロジェクトの最終報告書を公開しました。このプロジェクトでは既存の道路データとOSMの道路データを比較し、OSMに不足している道路を調べる事ができます。プロジェクトで作成されたプログラムはGitHubで公開されています。
地方支部ニュース
- 10月下旬からロックダウンが行われているアイルランドでは、国内の建物をコンプリートするプロジェクト、osmIRL_buildingsを集中的に進めるため、11月のスケジュールを策定しました。日ごとに集中的にマッピングする自治体が決められています。
- mapeadora氏は、メキシコ州立自治大学のトルーカキャンパスにYouthMappersの地方支部が設立されたことを報告しています。
イベント
- 第21回Code The Cityではオープンデータやプログラミングツールを使って地図の作成や更新、デジタル化などが行われます。
- OSM Geography Awareness Weekが11/15~21に開催されます。このイベントは世界中の教師、学生、コミュニティグループ、団体、地図愛好家などが集まり、地理とOpenStreetMapを祝う1週間です。ぜひこの期間にウェビナーやワークショップなどを企画してosmgeoweek.orgに登録してください。SNSなどではハッシュタグ#osmgeoweekが使われ、OSMを編集する際には変更セットのコメントに#osmgeoweek2020を付けて参加できます。
- 11/7,8にState of the Map Japan 2020 と FOSS4G Japan 2020 が共同開催されました。当日のツイートのまとめが作成され、それぞれのチャンネル(SotM, FOSS4G)で動画か残っています。
- ミュンヘン工科大学(ドイツ)で11/18にマッピングパーティーが開催されます。
OSM人道支援
- HOTの災害サービスチームが現在の災害対応の状況を報告しています。世界で対応中の6つの災害と、マッピング以外でも災害対応に参加する方法を紹介しています。
- ダルエスサラームでおこなわれているRamani Huriaプロジェクトでは、洪水被害を低減するためのマッピング活動をおこなっています。
- Crowd2Mapプロジェクトは、タンザニアでの女子割礼の被害者を減らすことを目的としたマッピング活動です。これまでの活動で、3000名以上の少女を保護したことがIndependent紙の記事で紹介されています。
地図
- ペルー保健省は、OSMの地図上に予防接種可能な施設を表示しています。
オープンデータ
ソフトウェア
- Taginfoの開発者であるJochen Topf氏が、Taginfoの10周年を記念した記事を書きました。ほぼノーメンテナンスで動いていることや、最近追加した機能について述べられています。
- Trufi協会が自転車用ルート検索アプリを開発しました。このアプリは自転車を地下鉄やフェリーに持ち込んで移動するルートにも対応しています。地図データにはOSMが、ルート検索にはOpenTripPlannerが使われています。
- MIERUNE社は地図や位置情報サービスでの利用を想定した住所、施設検索サービスの「MIERUNEサーチ」を試験公開しました。一部でOSMのデータも活用されているそうです。
- LuxuryCoop氏が韓国向けのTaginfoインスタンスを設置しました。
- オリエンテーリング用マップを自由に作成できるOpenOrienteeringMapに、地図スタイルがいくつか追加されました。
- パラナ連邦大学(ブラジル)の研究者らが、QGISの使い方を解説する本を公開しました。ポルトガル語です。
リリース
- OSM関連ソフトの更新状況を案内するOSM Software Watchlistが、現在改修中です。
- Marcus Wolschon氏はVespucciのバージョン15.1ベータの変更点について報告しています。
ご存知でしたか?
- James Westman氏が運営する、OSMの変更セットを(ほぼ)リアルタイム表示するosm-in-realtime。
- Taginfoに、タグの使用量の変化グラフを見られる「chronology」タブが追加されました。
- Geofabrik社は様々な国や南極地域向けにTaginfoインスタンスを運営しています。
その他の “ジオ” な事柄
- 「私は座標系システムが大嫌い!」では様々な座標系の地理データを利用する際に起こる問題とその解決策を説明しています。
- Topi Tjukanov氏が11月に毎日SNSへ地図を投稿するプロジェクト#30DayMapChallengeをスタートさせました。
- Hoefler&Coは地図作成時に使うフォントとしておすすめの70フォントを紹介しています。
- ドイツの学術系ニュースサイトidwにTreeSatAIプロジェクト紹介記事が掲載されました。このプロジェクトはリモートセンシングデータをAIで解析して森林を監視する技術開発を行っています。
まもなく開催
場所 | 名称 | 開催日 | 国 |
---|---|---|---|
Online | 2020 Pista ng Mapa | 2020-11-13-2020-11-27 | |
ケルン・ボン空港 | 133. Bonner OSM-Stammtisch (Online) | 2020-11-17 | |
ベルリン | OSM-Verkehrswende #17 (Online) | 2020-11-17 | |
リヨン | Rencontre mensuelle (virtuelle) | 2020-11-17 | |
ケルン | Köln Stammtisch ONLINE | 2020-11-18 | |
ミュンヘン | TUM Mapping Party | 2020-11-18 | |
Online | Missing Maps Mapathon Bratislava #10 | 2020-11-19 | |
Online | FOSS4G SotM Oceania 2020 | 2020-11-20 | |
ブレーメン | Bremer Mappertreffen (Online) | 2020-11-23 | |
ダービー | Derby pub meetup | 2020-11-24 | |
Salt Lake City / Virtual | OpenStreetMap Utah Map Night | 2020-11-24 | |
デュッセルドルフ | Düsseldorfer OSM-Stammtisch [1] | 2020-11-25 | |
ロンドン | Missing Maps London Mapathon | 2020-12-01 | |
シュトゥットガルト | Stuttgarter Stammtisch (online) | 2020-12-02 | |
台北 | OSM x Wikidata #23 | 2020-12-07 | |
ミシガン州 | Michigan Online Meetup | 2020-12-07 |
‘
Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Nordpfeil, Rogehm, derFred, k_zoar, muramototomoya.