11/29/2016-12/05/2016
マッピング
- BushmanK 氏が
man_made=mast
とman_made=tower
の区別をより明確にしようとしています。 - nesting_site (タワーの上部に設置された人工的な鳥の巣)タグへの投票が12月5日からスタートしています。締め切りは12月19日です。
- Markus Schnalke 氏は、タグの提案が投票の段階に入った後、さらにいい意見があった場合、提案をどのように変更すればよいか尋ねています。
- [1] Marc Zoutendijk 氏はすべての fixme タグを表示するための Overpass クエリを作りました。Andy 氏がコメント欄で fixme と地図メモの GPX ファイルを作成して、現地に行くためのツールへのリンクを書いています。
コミュニティ
- escada 氏が紹介する今月のマッパーは Sarah Hoffmann 氏です。
- Mapanauta 氏が State of the Map 南アメリカの後、11月24日に開催された女性限定ミーティングについてレポートしています。
- Mapillaryが写真登録地点を表示できるラスタータイルを公開しました。ベクタータイルが表示できないアプリ向けのタイルです。OsmAndユーザ向けのタイル表示方法も開設されています。
- Mappa Mercia 氏がバーミンガムハイウェイデータチャレンジでトラフィックヒートマップで賞を受賞しました。おめでとうございます!
- OSMFでMattermostを導入すべきか、Matt Amos氏がgithubで相談しています。MattermostはコミュニケーションツールSlackの代替オープンソースアプリです。なお現在は、米国コミュニティでSlackが活用されており、IRCにもOSM向けチャンネルがあります。
- 先日逝去したMalenki氏について、OSMおよびOSMコミュニティに対する彼の偉大な貢献に関する追悼記事がロシア語ブログ SHTOSMに掲載されました。
インポート
- サンフランシスコでの建物高さインポートをきっかけに、Christoph Hormann氏がインポートメーリングリストに彼の意見を投稿しました。彼の投稿を抜粋します。「インポートの計画および実行時には、オープンな地図を作るというコミュニティプロセスに対し、責任と生産性をもって参画することが大切であることを念頭に置かなければなりません。」「自身の経験や意見を述べることは非常に大切ですが、周りの人の意見も尊重しなければなりません。」
OpenStreetMap Foundation
- OSMF がすべての寄付者に感謝する記事を公開しています。記事の中では Mapbox のマッチングギフトにも特別の感謝を表明しています。
- OSMF の選挙に使う投票用紙が、間違ったメンバーリストによって送付されていました。これにより投票用紙を再発行して投票期限を2016年12月14日 16:00 UTC まで延長するという決定がありました。
- OSMF の選挙に向けて Christoph 氏が STV 投票について説明しています。
- 米国OSMの運営委員選挙がまもなく行われます。全候補者の公約がwikiに掲載されています。
イベント
- スペインのサン・ホルヘ大学のグループが、アクセシビリティに関する研究の一環としてアラゴン州の州都サラゴサでマッパソンを開催しました。
- アフリカで初めて開催される State of the Map アフリカの会場立候補は12月16日までです。これまでにウガンダからの申請が1件ありました。
OSM人道支援
- Blake Girardot 氏が OSM Tasking Manager 3.0 の開発に携わる人を募集しています。
- HOT は2017年に10件のプロジェクトを推進するための寄付を募っています。
- 米国HOTの不透明性および寄附キャンペーンへの疑念について、Severin Menard氏がHOTメーリングリストに批判メールを投稿しました。批判に対して、Tyler Radford氏は釈明し、詳細を説明する記事を後日公開することを約束しました。
地図
- OSMのデフォルトマップがメジャーアップデートされることがPaul Norman氏からアナウンスされました。データベースの再インポートが行われ、メイン地図に新規タグが容易に移行されるようになります。
- OSMLanduse.orgでは、OSMデータに基づいて、土地利用状況を色別表示し、その比率を円グラフで表示します。
- Mapzen が Mapzen.js と Tangram を使って地図上にラベルを表示する方法を説明しています。
オープンデータ
- World Summit on Open Government Partnershipで、西アフリカOSMのメンバーが「自由なデジタル地図と持続可能な成長」というワークショップを開催します。
ソフトウェア
- Chris Hill 氏が OpenLayers から Leaflet に乗り換える方法をブログに書いています。
- ブラジル人マッパーがMaps.meに対して7月に修正要望を上げましたが、いまだに承認されていません。ブラジルの公用語はポルトガル語ですが、ポルトガル本国で話される言葉とは少し異なるため、ブラジルポルトガル語(pt_BR)版を追加してほしいとの要望です。タグ定義の翻訳文の意味が変わってしまっているため、間違ったタグをつける人が多いそうです。
- Akbar Gumbira 氏が Google Summer of Code で作成した QGIS リソース共有プラグイン についてのスライドを公開しました。QGIS のリソース(画像、シンボル、スタイル、スクリプト)を共有することができるそうです。
プログラミング
- Marc Tobias 氏が Scala で PBF ファイルを読み込むライブラリ osm4scala を紹介しています。
リリース
Software | Version | Release date | Comment |
---|---|---|---|
OpenStreetMap Carto Style | 2.45.1 | 2016-11-28 | SVG の不具合を修正 |
Maps 3D Pro * | 4.1.3 | 2016-12-01 | ちょっとした機能拡張とバグの修正 |
Maps.me Android * | var | 2016-12-02 | バグ修正と新しい地図データ |
Komoot iOS * | 8.5 | 2016-12-03 | ユーザープロファイルの修正 |
Mapillary iOS * | 4.5.8 | 2016-12-03 | 位置と方向の編集機能、iOS 8 以上が必要 |
Komoot Android * | var | 2016-12-05 | ちょっとした機能強化 |
Mapserver | 7.0.3 | 2016-12-05 | リリース情報をご覧ください |
Maps.me iOS * | 6.5.4 | 2016-12-05 | バグ修正と新しい地図データ |
Provided by the OSM Software Watchlist.
(*) unfree software. See: freesoftware.
ご存知でしたか?
- ミュンヘン工科大学(TUM)の OpenGridMap。TUM はプレスリリース記事でOpenGridMapを、ドイツや他の国々において今後重要となるであろう電力源転換の検討に役立つオープンソースツールであると紹介しています。
- 不審な変更セットを見つける方法があります。
メディア掲載
- ワシントンポスト紙が広大なアメリカのインフラを分析した6種類の地図を公開しました。これらの地図は OSM や様々な政府機関のデータを使って作られています。このインフラ設備を維持・拡張するため、トランプ次期大統領は約550億ドルの設備投資をする計画を明らかにしています。
その他の “ジオ” な事柄
- ベルギーとオランダが友好的に領土問題を解決したとニューヨークタイムズ紙が報じています。
- 週刊 OSM では ダイマキシオン投影やオーサグラフ、 Marcin Ciura 氏による Pseudo オーサグラフ投影などを紹介しました。
この他に Jos Dirksen 氏が投影をアニメーションさせていたり、 Vox が三次元である地球を二次元の地図に表現する難しさをビデオでわかりやすく説明しています。 - ハイデラバード市(インド)でwhat3wordsのような住所表記システムが導入されるようです。Kodali氏は本システムが企業保有のクローズ技術であるため、導入に懸念を示しています。
- George Joseph 氏は過去30年間にアメリカで発生したパイプライン事故を地図上でアニメーションさせました。
まもなく開催
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