21.10. – 27.10.2014
OpenStreetMap-Foundation理事選挙に関して
- OSM-Foundation事務局長 Frederik Rammさんが、Simon PooleさんのOSMF理事辞任を伝えました。talk-deメーリングリストでのFrederikさんの説明によれば、”昔ながらの大議長” Steve Coastさんが理事選挙に出馬することを表明したからとのことです。
- OSMF理事選挙の現在の状況は、OSM-Talkメーリングリストで確認することができます。
- Steve Coastさんが理事に復帰しようとしていることに関する議論に関して、批判が起きています。
- 上記の議論の中で指摘された非難のひとつとして、OSMFの財務報告の公開が1年以上遅れており、さらにそのことを(CFOを除く)理事ですら知らなかったということが挙げられています。その対処として、2013年の財務報告が公開されました。OSMF Talkのメーリングリストでの議論も参考にしてください。
- Potlatchエディタの開発者 Richard Fairhurstさんが、OSMF選挙に先立ち、現在の議論をブログでコメントしています。
- OSMFのCEOを即時辞任したSimon Pooleさんが、辞任に関する事柄を興味深いブログ記事としてまとめています。
- 立候補者への質問状とその回答は、OSM wikiで公開されています。
- 立候補者のひとり Frederik RammさんはOSMF talkメーリングリストで、理事構成員によるフェイス・トゥ・フェイス・ミーティングが不要であると考える理由について説明しています。議論では、サーバ費用や資金調達についてもカバーしています。
トーク、フォーラム、Wiki、ブログ
- OSMが出会い系でも使われていることは明らかです。少なくとも一人以上のユーザがいるようです。もしちゃんとした事業所であり、修正も可能なのであれば、事務所登録を行うことをお勧めします。
- OpenCage Dataブログで、Boomerang Geospatial社のMaggie Cawleyさん、バスクのマッパー Gari Araolazaさん、インドネシアのマッパー Emir Hartatoさんのインタビューが公開されました。
- 11月16日から22日は “ジオグラフィー・アウェアネス・ウィーク” です。
- Dalek2point3さんが、osm.orgのタイル画像への応答がどれだけあったかをHTTPArchivesを元に、また、GoogleとMapboxのWebmapping-APIを元に計算しようと試みています。
- Wikimediaタイルサーバと、Wikimedia Foundationの地理情報関連サービスの今後の開発を行うため、彼らはOSMの経験を有する開発者を探しています。
- マッピングはコミュニティだけを救うわけではない、と bdhurkettさんが日記で発言しています。
- Simon Pooleさんが彼の日記で、スイスにおける新規マッパーへの歓迎メッセージについてレポートしています。
- Matt Toupsさんがニューオリンズの建物形状インポートを試みています。
オープンデータ & ODbL
- 英国 GeoLytix社が、英国内の6872件のスーパーマーケットの地図を公開しました。残念なことに、その情報はOSMと互換性のあるライセンスではありません。
- MapBox社は、空間法センター(Centre of Spatial Law)への文書として、ODbLライセンスが抱える問題点をまとめた “ODbLとOpenStreetMap: その分析とユースケース /The ODbL and OpenStreetMap: Analysis and Use Cases” (PDF 282 kB)というホワイトペーパーを作成しました。同じ条件で公開を行わなくてはならない(継承/Share-Alike)という条件をMapBoxが望まない理由でもあります。Alex Barthさんの日記コメントでは、こうした進め方とペーパーの内容についての批判が展開されています。
OpenStreetMap人道支援チーム
- iDを使って建物を描く方法を解説するビデオ。
- 英国紙 The Guardianが、Missing Maps Projectについてレポートしています。
- Jay CassanoさんがFastColabsで、エボラ熱の大規模流感に対するHOT活動について記事を書いています。
- HOTとエボラに関するGolemさんのトークはおおむね正しいようです。もちろん私達は、市場で販売されている地図の情報を許可無く使うことはできません。
- HOT Tasking ManagerでiDに関する新機能 –変更セットコメントの事前設定– が可能になりました。
- Harry Woodさんと Pierre BėlandさんがBBC World NewsのインタビューでHOT OSMと赤十字の協力体制について語りました。
地図
- [1] k1wiさんが作成した CheckAutopistaは非常によくできた品質管理ツールです。世界のどこでも対象として調査することができ、様々な言語で提供されています。
- MapBox社が後悔しているドローン飛行地域マップ “Don’t Fly Drones Here” で、USAにおける “一時的飛行制限区域 /Temporary Flight Restrictions, TFR” が示されるようになりました。
- 養蜂マップはuMapをつかって開発されています。
#switch2osm
- Sports TrackerはOSMを使っています。
ご存知でしたか?
- … OSMF Operations Working Groupの月次レポート
- … 自転車のトラフィックと事故のデータをクラウドソーシングで収集する BikeMaps
ソフトウェア
- Open Source Routing Machine のバージョン 4.4.0が利用可能になりました。
- クラウドファンディングキャンペーン “Automated testing for QGIS” (参照: weeklyosm # 221) がスケジュール満了前に成立を達成しました。おめでとうございます。
その他
- Nokiaの地図アプリ “Here” がAndroidバージョン4.1以上を搭載した機器むけにリリースされました。このアプリでは、ナビゲーション機能と地図、交通機関情報の支援が搭載されています。データの品質はあまりよいものとはいえないようです。
- 北半球の夏が終わり、次の夏に向けての話が進んでいます 😉 これまでの数年間と同様、Google Summer of Codeプロジェクトへの参加申請は 2015年2月9日までです。
- 米国連邦航空局から、ドローンを使った動画の制作許可を6社が受け取りました。
- 航空写真から何が見えるか、実際に見てみてください 😉
- 2015年と2016年は “International Map Year“です。おおう。
- Apple社がMapsconnectを開始しました。
- Wired: “この瞬間にも、世界のどこかで何かが起きている。OpenStreetMapのデータが無い地域であっても”という記事が発表され、New York Timesがアクションを起こし始めました。
- Timetablingが、”Thee Map Companies Map“というマインドマップを共有し、内容の追加と訂正を求めています。