週刊OSM 480

2019/09/24-2019/09/30

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    自転車向け地図CyclOSM1 | Leaflet | CyclOSM v0.2 | Map data © OpenStreetMap contributors

私たちについて

  • 記事訂正:先週の記事でAndiTabinas氏が奨学金を獲得してSotMに参加したと伝えましたが、AndiTabinas氏は奨学金による参加ではありませんでした。奨学金獲得者については次週以降に公開される見込みです。
  • 週刊OSMの編集に参加いただける方を募集中です。編集作業を通じて最新のOSM情報を手に入れましょう。あなたの参加をお待ちしています!
  • Manfred Reiter氏が先日のSotM2019でWeeklyOSMにトピックを追加する方法を発表しました。マッパーでもデータ利用者でも開発者でも興味深いニュースがあった場合にはスライドを見て、是非投稿ください。チームへの参加もお待ちしています。

マッピング

  • Valor Naram氏はcontact:phone=タグを廃止してphone=のみを使う提案をしています。これまで提案には様々なフィードバックが寄せられています。
  • Michal Fabik氏はホームレスの人々が集まる場所にタグ付けする方法を尋ねています。
  • インドアの経路を検索できるようjrose aph氏が提案したfootway=indoorに対する投票が開始されました。

コミュニティ

  • Pierre Béland氏はSotM2019で建物データ品質評価に関して発表し、その内容をカナダのメーリングリストで報告しました。それをきっかけに、カナダ統計局やMicrosoft社の建物データをインポートする流れになりました
  • Jennings Anderson氏はHOT SummitとSotMで発表した内容についてブログにまとめました。HOT SummitではAmazonのデータ分析サービスAthenaを使ってOSMデータを解析するワークショップを開催し、SotMでは企業マッパーによる影響について発表しました。
  • Fischkopp0815氏は匿名で地図メモを作成した人と連絡を取るため、その人にOSMのユーザー登録をしてもらうにはどうすればいいか尋ねています。

インポート

  • Pierre Béland氏はMicrosoftが機械学習を使って作成した建物ポリゴンが不正確な形をしていた例をツイートしています。

OpenStreetMap Foundation

  • OSMのアカウント作成時に、自身が作成したデータをパブリックドメインPDにするよう設定することができます。SeverinGeo氏は、ODbLとPDを比較した結果、PD設定を取り消したいと考えるようになり、設定変更が可能か質問しています。なお、PD設定に関する法的解釈については以前から未解決の問題点もあります。
  • 地方支部ワーキンググループが9/3に行われたミーティングの議事録を公開しました。
  • 会員ワーキンググループはOSMF会員に統計情報を更新しました。
  • 7/19に行われた会員ワーキンググループの議事録が公開されています。
  • SotMのクロージングの中でOSMアイルランドがOSMF地方支部になりました

イベント

  • PanierAvide氏はSotM2019でのお土産を額に入れて飾っています。
  • 10/12にロシアで初のMissing Mapsマッパソンが開催されます。参加登録はこちらから。
  • Suchith Anand氏はブカレスト(ルーマニア)で開催されたFOSS4Gカンファレンスの動画が公開されたことを発表しました。
  • Stefan Keller氏は10/18にベルン(スイス)で開催されるオープンデータカンファレンスDINAconで、OSMとWikidataについての発表があることをお知らせしています。

OSM人道支援

  • 赤十字気候センターと赤十字赤新月社は気候変動対策が今年のHOTサミットの中心的テーマだったとまとめています。
  • HOTサミット2019で録画されたセッション動画がYouTubeで公開されています。
  • HOTは2007年以来続けている少額支援プログラムを今年も発表しました。低所得や中所得国にあるOSM関連団体は、マッピング関連の費用に使う支援金の支援を申請できます。

地図

  • cq94氏はフランスで危険物を製造・使用・貯蔵する工場のマップを作成しました。
  • 自転車利用者向けのOSM地図CyclOSMができました。
  • スコットランドの魔女地図です。正確には、魔女裁判の地図です。

switch2OSM

  • Thomas Skowron氏はZeit OnlineがOSMのデータを使っていることを喜んでいますが、帰属表示がないことを指摘しています。今年SotMで素晴らしいステッカーが配られましたが、これはアナログの地図でしか使うことはできません。
  • 世界中の空港を探してその利用者のコメントを見られるサイト,
    OurAirportsではGoogleマップではなくOSMデータとESRIの衛星写真を使うようになりました。

オープンデータ

  • OpenStreetMapベルギーはストリートビュー画像の重要性をブログで説明しています。

ソフトウェア

  • JOSMのhttpsサポートが間もなく終了するため、JOSMへの接続にはhttpが使われることをGuillaume Rischard氏がアナウンスしました。
  • 西村氏が日本のマッパー向けに開発されたmapcompare.jpのリリースをアナウンスしました。最大8ペインで様々な地図を比較できます。このサービスは瀬戸氏がSotM2019のLTでも発表しています。

ご存知でしたか?

  • 室内マッピング用OSMエディタOsmInEditをAdrien Pavie氏が開発中で、手伝ってくれる人を募集しています。エディタの概要についてはSotMでの発表をご覧ください。
  • 座標から住所を検索する逆ジオコーディングの方法がhabrで解説されています。ただしロシア向け。
  • MAPS.MEのブログによるとMAPS.MEユーザーによるアプリでの編集が310万を超えたそうです。

メディア掲載

  • OSMとコミュニティの関係(企業の参加、個人参加の動機など)に関する記事(Mark Altaweel氏)がGIS Loungeに掲載されました。
  • 先週の記事で、アイルランドで土地利用データの拡充が求められていることを紹介しました。Ciarán Staunton氏(OSMアイルランド支部)は土地利用データはオープンに利用できるようにすべきであると述べた記事The Irish Times 誌に寄稿しました。

その他の “ジオ” な事柄

  • 地物の自動認識に問題を抱えているのはマイクロソフトによる建物形状だけではありません。Googleでも問題を抱えているようです。
  • GIS Geographyは無料のGISデータソース10選2019年版を公開しました。もちろんOSMも含まれています。
  • URISAが主催するカリブ地域GIS会議の発表者が公開されました。
  • 単色地図デザインコンテスト MonoCarto 2019 の結果が発表されました。
  • GPSナビデバイス TwoNav Trail 2レビュー記事pocketnavigation.de に掲載されました。前機種と比べると、ボタン数が増え、対応衛星数が増え、環境に優しい材料を使っているとのことです。
  • ファンタジー小説に出てくるような空想地図を自動で作成できるジェネレータです。非常に細やかな設定が可能です。
  • 先週の記事で、英国では空白地図の愛好者がいることを紹介しましたが、1992年ころにも似たようなことをやっていたようです。
  • OSMデータなど使ってシンガポールの土地価格を推定する計算モデルについてRodolfo De Guzman氏が解説記事を書きました。

まもなく開催

    場所名称開催日
    ナントVillage des sciences à Centrale Nantes (Fête de la science)2019-10-04-2019-10-05france
    藤沢市湘南マッピングパーティ2019-10-05japan
    キンシャサRencontre OSM Kinshasa2019-10-05democratic republic of the congo
    BallaghadereenMap Ballaghadereen2019-10-05ireland
    ナントVillage des sciences au Dix (Fête de la science)2019-10-06france
    ブダペストOSM Hungary Meetup reboot2019-10-07hungary
    リヨンRencontre mensuelle pour tous2019-10-08france
    ミュンヘンMünchner Stammtisch2019-10-08germany
    ソルトレイクシティSLC Mappy Hour2019-10-08united states
    ハンブルクHamburger Mappertreffen2019-10-08germany
    ケルンKöln Stammtisch2019-10-09germany
    アルロンEspace public numérique d’Arlon – Formation Consulter OpenStreetMap2019-10-09belgium
    ヴッパータールOSM-Treffen Wuppertaler Stammtisch im Hutmacher 18 Uhr2019-10-09germany
    サンホセCivic Hack & Map Night2019-10-10united states
    ナントRéunion mensuelle2019-10-10france
    ボーフムMappertreffen2019-10-10germany
    ベルリン136. Berlin-Brandenburg Stammtisch2019-10-11germany
    チューリッヒ110. Zürcher Stammtisch2019-10-11switzerland
    グルノーブルVillage des sciences sur le campus de l’UGA [1]2019-10-11-2019-10-12france
    プルゼニMissing maps Hackathon Pilsen / Hackathon s Lékaři bez hranic2019-10-11-2019-10-13czech republic
    ベルリンBerlin Hack Weekend Oktober 20192019-10-12-2019-10-13germany
    グレーター・マンチェスターJoy Diversion 82019-10-12united kingdom
    Santa FeState of the Map Argentina 20192019-10-12argentina
    ボルドーRéunion mensuelle2019-10-14france
    グルノーブルRencontre mensuelle2019-10-14france
    台北OSM x Wikidata #92019-10-14taiwan
    ケルン・ボン空港Bonner Stammtisch2019-10-15germany
    リューネブルクLüneburger Mappertreffen2019-10-15germany
    アルロンEspace public numérique d’Arlon – Formation Contribuer à OpenStreetMap2019-10-16belgium
    ベルリンMissing Maps Mapathon – Putting the Wolds’s Vulnerable People on the Map2019-10-17germany
    カールスルーエKarlsruhe Hack Weekend2019-10-19-2019-10-20germany
    ノッティンガムNottingham pub meetup2019-10-22united kingdom
    ジリナMissing Maps Mapathon Žilina #62019-10-22slovakia
    アルロンEspace public numérique d’Arlon – Formation Les itinéraires balisés et OpenStreetMap2019-10-23belgium
    リューベックLübecker Mappertreffen2019-10-24germany
    プリズレンState of the Map Southeast Europe2019-10-25-2019-10-27kosovo
    ダッカState of the Map Asia 20192019-11-01-2019-11-02bangladesh
    ブルノState of the Map CZ+SK 20192019-11-02-2019-11-03czech republic
    ウェリントンFOSS4G SotM Oceania 20192019-11-12-2019-11-15new zealand
    グラン・バッサムState of the Map Africa 20192019-11-22-2019-11-24ivory coast
    ケープタウンState of the Map 20202020-07-03-2020-07-05south africa

    Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Rogehm, SK53, Silka123, TheSwavu, derFred, geologist, k_zoar, anonymus, muramototomoya.