2017/10/03-2017/10/09
私たちについて
- 今から2年前、WeeklyOSM編集者の声に応じ、TheFiveはWeeklyOSM管理システムOSMBCの開発をスタートした。このシステムは常に改良を重ね続けられ、WeeklyOSMが6言語ものブログをほぼ同時に公開するために本システムは必要不可欠の存在である。TheFive氏に感謝を! なおOSMBCシステムの開発に関するTheFive氏のブログ記事では、OSMブログ以外の環境への移植についても言及されている。
マッピング
- Harry Wood氏が非常に長い名前を持つオブジェクトの一覧を作成しました。昨年よりも80個以上増えています。
- タグ付けメーリングリストではLand Information New Zealand(LINZ)からインポートされたデータに
aeroway=airstrip
がタグ付けされることが正しいかどうか、代わりにaeroway=runway
を使ってはどうかという議論が行われています。 - 一般的な公共交通の路線バスと長距離乗合のような普通の停留所を通過するバスの区別をしてはどうかという提案があります。
- 陥没穴のタグ付けを洗練させる提案は投票数が少なかったため締め切りが10月24日まで延長されました。
- 米国では中央車線が左折専用(日本では右折に相当)に確保され、双方向の通行に使われるCenter Turn Laneと呼ばれる車線があります。Martijn van Exel氏は以前は
centre_turn_lane=yes
を使っていたのですが、turn:lanes:both_ways=left
を使ったほうがよいという結論に達しました。 - Martijn van Exel氏が米国内における
highway=trunk
の用例を整理しました。ユタ州でhighway=trunk
が適切か微妙な道路があり、メーリングリストで相談しています。 - StreetCompleteの開発者westnordost氏は次のバージョンから
maxspeed:type=*
のタグ付けをするとドイツ語フォーラムで発表しました。彼の「トップダウンアプローチ」については批判もあるようです。 wikidata=*
タグに関する議論が続いています。
コミュニティ
- Michal Migurski氏がTwitterで映画『ブレードランナー2049』のクレジットに「OpenStreetMap協力者」が入っていたと言っています。
- OSMUKがメンバーを募集中です。
- Projet EOFが、Action Oif Projet EOFを開始しました。本活動では、8カ国で、15の五日間ワークショップ、15マッパソン、21の一日ワークショップを実施します。ツイッターでも#ActionOifProjetEOFをフォローしましょう。
- Rebecca Firth氏が持続可能な開発目標(SDG)について「国境のない科学:SDGを成功させる」という環境科学研究所発行誌の記事(リンク先から4.5MBのPDFをダウンロードできます)を書いています。SDGについて詳しくはWikipediaをどうぞ。
- OpenStreetMap APIバージョン0.5が2007/10/7に公開されてから10年になります(なお最新バージョンは0.6です)。Martin Raifer(tyr_asd)氏がAPIの変遷についてブログ記事を書きました。
インポート
- Christoph Hormann氏はbotなどの自動編集でタグを付ける場合にはキーに
bot:
という接頭辞を付けることを提案しています。彼はこの接頭辞が増加している(品質の悪い)自動編集の問題を解決することを望んでいます。 - Abishek Nagaraj氏が「オンラインコミュニティにおける情報提供が知識生産性に及ぼす影響:OSMでの事例」と題する論文を発表しました。米国のTIGERインポートでは、データ年およびデータ品質が異なる二つのデータインポートが実施されたことを利用し、インポートされたデータの特性が、その後の編集に及ぼす影響を評価しました。解析の結果、古いTIGERデータがインポートされた地域では、インポート後の編集数がその他の地域よりも38.8%多かったことがわかりました。つまり、より良いデータをインポートすることは、必ずしも良いとは言えないという結果になります。メーリングリストでも少し議論されています。
OpenStreetMap Foundation
- 9月28日にIRC上で開催されたコミュニティワーキンググループの議事録が公開されました。
イベント
- キアーヴァリ市(イタリア)で、河川氾濫災害に対応するためのデータ収集イベントが開催されました。ボランティアメンバーが集めた建物データ(階数、入り口、洪水対応設備)を、マッパーがOSMにデータを投入し、Mapillaryに写真を登録しました。
- DINAcon 2017が10月20日にベルン(スイス)で開催されます。オープンデータとデジタルによる持続可能な開発についてのイベントです。このイベントではDINAconアワードの授与もあり、Simon Poole氏、Michael Spreng氏、Stefan Keller氏がコミュニティ代表としてノミネートされています。イベントの中でSimon Poole氏はライトニングトーク、Michael Spreng氏とStefan Keller氏はOSMの紹介とUmapの使い方についてのセッションがあります。
地図
ソフトウェア
- MAPS.MEでデータ編集するさいの挙動についてAnton Khorev氏が解説記事を書きました。
- 1年前にRoland氏が書いたOverpassに関する解説記事にmmd氏がテストブランチでの計測結果をコメントしています。このテストブランチでは毎日のCPUの負荷を大幅に減らすことができるそうです。
- [1] 自転車向けナビサービスcycle.travelが更新され、オランダ-ベルギー自転車道ネットワークの表示、峠名の表示に対応しました。
プログラミング
- Sven Geggus氏はPostgreSQL 10.0とPostGIS 2.4の組み合わせにするとosm2pgsqlにメリットがあるかかどうかを知りたがっています。標準的な使い方ではメリットは目立ちませんが、並列処理能力が向上しているため高度な分析を行う場合には大きく有利になるようです。
- Pascal Neis氏が圧縮されたOSM.PBFファイルをJavaで処理する方法を説明しています。
- Christoph Hormann氏が小さなズームレベルでの土地被覆のレンダリングについてブログ記事を書いています。
リリース
- JOSMの安定バージョンが公開されました。主な更新内容は以下の通り。
- 履歴、変更セットウィンドウに外部変更セットビューアへのリンクを追加
- フィードバックが必要な変更セットに
review_requested=yes
をつける機能を追加 - 円形を作成する際に、円の大きさに応じて適切な数のノードをつくる
- コマンドラインパラメータの拡張
- Mapbox社はReact Native Mapbox GLライブラリのアルファ版を公開しました。
- その他のソフトウェアリリースについてはOSM Software Watchlistをご覧ください。
ご存知でしたか?
- MorbZ氏が作成したRestriction AnalyzerではOSMの進行方向制限を可視化します。
- Hans HackによるSorted Cities、地図上の建物を大きさでソートします。
- Torのネットワーク経路を可視化するTorFlow
その他の “ジオ” な事柄
- Topi Tjukanov氏がオーストラリア大陸にある都市がどのようにシドニーへと続いているのか、OSMデータをQGISとGraphHopperで処理をして可視化しました。
- 大砲はしばしばボラードとして再利用されます。
- Salvatore Fiandaca氏が過去から現在までのQGISスプラッシュスクリーンを集めました。
まもなく開催
場所 | 名称 | 開催日 | 国 |
---|---|---|---|
エロー | Opération libre à Jacou, Jacou | 2017-10-13-2017-10-15 | |
カルヴァドス | Cartoparties de la presqu’île (arbres, environnement et déchets) lors du « Turfu Festival » et de la Fête de la Science, au Dôme de Caen | 2017-10-13-2017-10-15 | |
静岡市 | まちゼミ オープンストリートマップで地図を作ろう | 2017-10-15 | |
ボン | Bonner Stammtisch | 2017-10-17 | |
リューネブルク | Mappertreffen Lüneburg | 2017-10-17 | |
スコットランド | Pub meeting, Edinburgh | 2017-10-17 | |
カールスルーエ | Stammtisch | 2017-10-18 | |
ブレスト | Mapathon Missing Maps à l’UBO Open Factory | 2017-10-19 | |
レオーベン | Stammtisch Obersteiermark | 2017-10-19 | |
コロラド | State of the Map U.S. 2017 | 2017-10-19-2017-10-22 | |
ハンブルク | Design the Smart Mobility Hackathon | 2017-10-20-2017-10-21 | |
京都市 | 幕末京都マッピングパーティ#00:志士たちの今 | 2017-10-21 | |
カールスルーエ | Hack Weekend October 2017 | 2017-10-21-2017-10-22 | |
ブエノスアイレス | FOSS4G+State of the Map Argentina 2017 | 2017-10-23-2017-10-28 | |
ブレーメン | Bremer Mappertreffen | 2017-10-23 | |
台北 | OpenStreetMap Taipei Meetup, MozSpace | 2017-10-23 | |
グラーツ | Stammtisch Graz | 2017-10-23 | |
デュッセルドルフ | Stammtisch Düsseldorf | 2017-10-23 | |
リヨン | Mapathon Missing Maps à La Tour Du Web | 2017-10-24 | |
ノッティンガム | Nottingham Pub Meetup | 2017-10-24 | |
クール | Mapping Party Chur | 2017-10-24 | |
ベルン | Mapping Party Bern | 2017-10-25 | |
レーヴェン | Leuven Monthly Meetup. Topic: Rendering for print | 2017-10-25 | |
ミンスク | byGIS meetup | 2017-10-25 | |
ブリュッセル | FOSS4G Belgium 2017 | 2017-10-26 | |
リューベック | Lübecker Stammtisch | 2017-10-26 | |
リマ | State of the Map LatAm 2017 | 2017-11-29-2017-12-02 | |
ヤウンデ | State of the Map Cameroun 2017, lors des premières Journées nationales de la Géomatique | 2017-12-01-2017-12-03 | |
ボン | FOSSGIS 2018 | 2018-03-21-2018-03-24 | |
ミラノ | State of the Map 2018, (international conference) | 2018-07-28-2018-07-30 |
‘
Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Nakaner, Spanholz, derFred, k_zoar, muramototomoya.
Inside
Other “geo” things
This line is incorrect. I’m not the author of thi work, but Salvatore Fiandaca
….
Luca Mandolesi has collected the previous splash screens of QGIS.
Please, replace the line in this way:
Salvatore Fiandaca has collected the previous splash screens of QGIS.
Hi Luca, thanks for the information
@Salvatore Fiandaca – sorry for the mistake
updated in all languages 😉
thank you!!!
There’s still an issue when you parse wikilinks for cities (see Boulder) because the wiki link target includes a comma (not displayed on the wiki). You still have problems parsing links correctly, they should be unbreakable between square braces (“[URI text]” for external links or “[[Article name|text]] for wikilinks”) even if the URI or wiki article name contain a comma.