2021/05/25-2021/05/31
[Actual Category]
- 現在は復活していますが、GoogleがStreetCompleteをGoogle Playストアから削除していました。
Googleはこのアプリがバックグラウンドで位置情報を利用する際のポリシーに準拠していないと言っていますが、アプリはそういった位置情報の使い方はしていません。開発者のTobias Zwick氏は、すぐにそのことをサポートに連絡しましたが、1週間以上経ってもまだ返事を待っている状態でした。Vespucciの開発者であるSimon Poole氏も以前同じ様なことを経験したと語っており、StreetCompleteの開発者達にアドバイスを送り、そのアドバイスをもとにPlayストアで公開できるバージョンが作成されました。
マッピングキャンペーン
- jinalfoflia氏は、マッパー達にMapRouletteのチャレンジに参加するよう呼びかけています。また、記事内で紹介しているチャレンジに対するフィードバックや新たな提案も求めています。
- FLOSSKは、コソボ教育センター(KEC)が主催したプロジェクト「After School Support for Teens」(ASSET)で、最も貢献した学生の表彰式を行いました。このプロジェクトでは16回のマッパソンが行われ、表彰された5人の学生は合わせて7706回の編集を行っています。
- スイスのOSMF地方支部であるSwissOSMは、フランスの「Project-du-Mois」やドイツの「Focus of the Week」から着想を得て、独自の「Project of the Month CH」キャンペーンを開始しました。6月に行われている最初のプロジェクトでは学校関連のマッピングがテーマになっています。キャンペーンのポータルサイトが構築されています。
マッピング
- Trufi がヌアクショット(モーリタニア)の公共交通網をマッピングしたことについて,地元のマッパーと都市交通の専門家がそれぞれ述べている見解が紹介されています。 Trufi は、ヌアクショットで24,000枚のストリートレベルの写真から、59の公共交通ルート、454の停留所、1987のPOIを追加しました。
- 再利用可能な包装を利用可能かどうかというタグ付け提案
reusable_packaging=*
への投票は、賛成13票,反対1票、棄権1票で承認されました。 - 仏塔へのタグ付け提案
man_made=stupa
への投票が行われています。投票期限は6月14日です。
コミュニティ
- 地理空間企業のGeoloniaは、ブログでOpenStreetMapを紹介するブログ記事を公開しました。
- 新しくマッパーとなったFiftyfour氏は、OSMマッパーとなってからの6週間で体験したことを詳細に書いています。記事ではマッピングすべき地物について、利用できるツールやデータソースについて、コミュニティとの交流、商業施設へのタグ付け、地物に最も適したタグの選択などについて書かれています。
- LySioSS氏は、地図に載っていない小動物園のマッピングについて、アニメーション画像を交えながら書いています。
- Martijn van Exel氏は、OSMの中で、いつも疑問に思っているものの、質問できないでいることは何かと尋ねています。
- raphaelmirc氏は、ブラジルで最初にマッパーとなったと思われるClaudomiro氏についてユーザー日記を書いています。
インポート
地方支部ニュース
- OSMフランス協会は、6月7日~11日にかけてmini-SotM online 2021を、6月12日に総会を開催します。また、11日にはCaptain Moustache氏が司会を務めるソーシャルイベントも予定されています。
地図
- Vincent Aulnay氏は、フランス国内のAirBnB地図を作成しました。この地図では、AirBnBネットワークがフランス全土に広がっており、特に沿岸部、スキーリゾート地、大都市部に多いことがわかります。
- Christoph Hormann氏は、OSM Carto地図で道路のレンダリングを改善する案(レイヤの処理、道路幅の反映、レーン数の表示など)を検討しています。ただし現在のシステムに適用するためにはフレームワークの開発が必要と述べられています。
- 米国の一地点を指定すると、その場所で降った雨がどのようなルートで海まで流れていくのかをアニメーション表示するマップツールをSam Learner氏が作成しました。
オープンデータ
- フランスのスタートアップ企業Acceslibreは、公共施設の障碍者向けアクセシビリティ情報の共有にOSMを活用することを検討しています。
ソフトウェア
- LiDARデータから3Dプリント用STLファイルを生成するツールをfurrysalamander氏が開発しました。
- OSMデータの品質チェックフレームワークAtlas Checksの解説記事をSayana Saithu氏が作成しました。
- 特定のテーマで地図を簡単に編集するアプリMapCompleteは翻訳者を募集しています。なお日本語への翻訳率は現在47%です。
プログラミング
- Bike Ottawaは自転車向けの交通快適度レベルをOSMデータから算出するプログラムを開発しました。
- タスキングマネージャーのようにマップを分割して共同マッピングを支援するサービスdamnプロジェクトで、多数のマッパーが同時に作業した場合の負荷テストをqeef氏が実施しました。システムの改良により、200名のマッパーが作業しても問題ないことが確認できました。
リリース
- MAPS.MEからフォークしたOrganic Mapsのベータ版(F-Droid、Google Play、Apple AppStore)が公開されました。
ご存知でしたか?
- 英国赤十字はCOVID-19対応マップをArcgisで公開(1,2)しています。
- 3DモデリングソフトBlenderのOSMプラグインを使うとOSMの様々なデータをインポートできます。建物データは屋根の形状にも対応しています。
- Bike Ottawaは自転車向け施設に使うタグをまとめています。
- スイスおよびフランスにおけるLGBTQIの歴史を収集してマッピングした活動がconstellationsbriseesにまとめられています。
メディア掲載
- OSM地図アプリ(Komoot, Outdooractive, BRouter, OsmAnd)をアウトドア向けに使用したときの比較記事が Spiegel Netzwelt に掲載されました。
その他の “ジオ” な事柄
- フランクフルト市はデジタル化を進める一環として、新しい地図システムを導入しました。交通、気象、介護施設など様々な情報が利用できます。
- LEGOから世界地図が発売されました。
- インドアマッピングをテーマにしたWebinarが開催されました。スライドも公開されています。
まもなく開催
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