2021/03/23-2021/03/29
マッピングキャンペーン
- Code for Charlottesvilleは、道路の舗装状況や横断歩道、縁石などをマッピングしています。これは、米国バージニア州にあるシャーロッツビルで、車椅子による移動可能性を改善するなどといった交通の利便性を高めることを目的としたプロジェクトで使われます。プロジェクトへの参加方法についてはチュートリアルが用意されています。チュートリアルは現在も見直しが行われているため、チュートリアルに対するコメントなどのフィードバックが歓迎されています。
- 第5回GeoNight(the Night of Geography)では4月8日から10日にかけて多数のMissing Mapsマッパソンがオンラインで開催されます。
- DisastermappersとCartONG、OSMGhanaが、4月6日にオンラインマッパソンを開催します。このマッパソンはハイデルベルク市(ドイツ)の国際文化センターが主催する「人種差別に反対する国際週間」プログラムの一環として行われます。イベントへの登録はこちらから。
- MapboxのRAVEチームの一員であるVlada Boitsik氏は、3月に同チームが行った踏切に関する組織的編集の活動についてユーザー日記を書いています。
マッピング
- Nielkrokodil氏は、COVID-19の検査所マッピングをどのように行っているかについてユーザー日記を書いています。
- カトリック教徒が井戸の守護聖人を年に一度祝う、「聖水」を汲む、コインなどを奉納する、といったことが行われる場所のタグ付け提案は承認されました。
- Rest of World が、中国の主張に沿って行われたOSMの編集に関する興味深い記事を公開しています。こういった編集に対するWikipediaやOSMなどのオープンデータプロジェクトの脆弱性や、データを「修正」してきた取り組みについて紹介しています。
コミュニティ
- Amazonのアフィリエイトを利用していたFOSSGISが、アフィリエイトのポリシー変更によって収入が激減しています。
- APITUXのJean-Christophe Becquet氏は、Médiathèque de Chorgesが主催したカンファレンスで、OpenStreetMapを紹介しました。
- Wikimediaドイツは、新型コロナウィルスによるパンデミックが始まって以来Wikipediaの編集が大幅に増加したと報告しています。パンデミック直後は30~80%の増加がありましたが、2020年の夏にはその傾向は減少し始めたそうです。
- OSMFJ会員の松澤太郎(別名smellman)氏が、「OSMFJのコミュニティ向けタイルサーバの構築事例」というタイトルでタイルサーバに関する記事を寄稿しました。タイルサーバの説明から構築までを詳細に説明しています。
- OSMでスパムメッセージが増加していることについて、ブロック方法やアカウント停止までの手続きなどがドイツ語フォーラムで議論されています。
OpenStreetMap Foundation
- OSMFの現在の規約では準会員(註:正会員は英国会社法に従い住所の登録が必要、準会員は住所登録が不要)が役員選挙に立候補できないケースがある、規約の改定をTobias Knerr氏(OSMF役員)が提案しています。
- 地域支部及びコミュニティワーキンググループLCCWGの調停小委員会は、調停員チームの設立とエチケットガイドラインの見直しを進めるため、協力者を募集しています。小委員会ではこれまでに作業範囲と実施計画を策定完了しました。参加希望者は4月10日までに申し込みください。
地図
- Britzz氏はuMapでパリ周辺の歴史上の要塞マップを作成しました。
オープンデータ
- ポルトガル土地管理局は、地籍データや土地所有構造を参照できるウェブサイトを公開しました。背景地図にOSMが使われています。
- 国交省が運営するProject PLATEAUで、東京23区の3D都市データが公開されました。また3Dモデルをウェブ上で閲覧することも可能です。データはODbLで利用が可能です。国内56都市のデータがオープンデータ化される予定です。
ソフトウェア
- iOSおよびAndroid用地図アプリTopo GPSのレビュー記事がドイツ語レビューサイト pocketnavigation.de に掲載されました。
- OSMオブジェクトを履歴データや編集ユーザでフィルターする方法をrainerU氏が解説しています。Osmiumや osm-tag-csv-historyを使います。
プログラミング
- タイルレンダリング用プログラムtirexのPostgreSQL/POSTGISを最新版に更新したところ、メモリリークが発生するようになったことをStephan Knauss氏が報告しています。
ご存知でしたか?
- Historic Placeには世界遺産マップなど様々な歴史的地物のマップがあります。
メディア掲載
- イスラエルの新型コロナウイルス対応の緊急対応ポータルサイトに、誤って秘密軍事基地の地図が掲載されてしまいました。ニュース記事のスクリーンショットを見ると、背景地図にOSMが使われていたようです。
その他の “ジオ” な事柄
- Grace Lapointe氏は、最高のファンタジー地図が描かれている9冊の本を紹介しています。
- スエズ運河で座礁したEver Givenは、OSMにもマッピングされていました。現在当該データは削除済です。
- OSMの貢献者とデータユーザの関係(Ciaran Staunton氏作成)
- 山と地図氏は全国Q地図に全国道路構造物マップを公開しました。全国ほぼ全ての約72万個の橋の名称や完成年などが閲覧できます。
- nagix氏がMini Tokyo 3Dバージョン2.8.0を公開しました。現在の空の色や太陽の動きがシミュレートされるようになりました。また飛行機の追跡が改善されました。
まもなく開催
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Climate_Ben, Nordpfeil, TheSwavu, derFred, k_zoar, muramototomoya.