Author: weeklyteam

週刊OSM 508

2020/04/07-2020/04/13

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公共交通機関の可視化ツール”JustGo” 1 | © Just Go ! | © map data OpenStreetMap contributors

マッピング

  • Gareth L氏が、英国の2020年第2四半期のプロジェクトとして医療施設のマッピングを行うことを発表し、Wikiページを作成しました。
  • MapillaryのChris Beddow氏が、COVID-19をこれ以上まん延させないために、病院マッピングの説明動画を公開しました。

コミュニティ

  • ロックダウン中の都市で店舗の開店状況を確認できるÇa reste ouvert、新しくドイツ、スイス、オーストリア版がBleibtoffenとして公開されています。公開にあたってOSMFのドイツ地方支部FOSSGISやスイス地方支部のスイスOSMが協力しています。
  • Edoardo Neerhut氏(Mapillary)が、新型コロナウイルス対応のために医療施設の受け入れ可能容量をマッピングすることの重要性を訴えています。記事ではMapRouletteを使ったデータの追加方法が解説されています。
  • フランスを中心に進められている新型コロナウイルス対応店舗開店情報マップに、dokomapsのデータをインポートすることが検討されています。しかし、dokomapsのデータはオープンデータではないためインポートの可否を問う声もあります。
  • ロシアのマッパーArtem Svetlov氏は、QGIS3を使ってOSMのデータからロシアの鉄道路線図を約40個作成しました。Wikipediaの記事に使うために作ったそうです。
  • OSM USのニュースレター6号が公開されています。

インポート

  • UN Mappersチームがソマリア国連支援事務所の保有する総延長108,000kmの河川データをOSMにインポートする計画であることをRafael Avila Coya氏がインポートメーリングリストで紹介しました。

OpenStreetMap Foundation

  • 4/19から少額支援金の申請を受け付けるため、少額支援金委員会の尽力が続いています。OSMF Wikiではどのようなアイデアやプロジェクトが対象となるのか、どういったプロセスで決定されるのか、申請はどのようにするのかといった情報が公開されています。
  • OSMのタイルキャッシュCDNに5ノードが寄贈されたことが運営ワーキンググループのブログで報告されています。寄贈いただいたスポンサーの方々に感謝申し上げます。

OSM人道支援

  • カナダではMissing Mapsは赤十字社と共同活動を進めており、活動状況をブログで報告しています。カナダのような先進国においても地方部では地図情報が十分ではなく、災害時に問題が発生しています。特に先住民居住区で顕著です。
  • シルビア市(コロンビア)で発生した洪水災害対応のため、ボランティア活動によって地域の地図が作成されたことをOSMFコロンビア支部が紹介しています。マッピングにはタスキングマネージャーやドローンが活用されました。作成された地図は地域の管理局に届けられました。

地図

  • Alexander Avtanski氏は12年間に集めたGPSデータのアニメーション作成しました。
  • [1] clementroux氏は公共交通機関の路線を色で塗り分けて可視化するツールJustGo作成しました。ソースコードはGithubで公開されています。
  • モスクワ市が設置した監視カメラの地図はOSMが背景に使われています。カメラの設置場所は点で表現されていますが、これよりもさらにたくさんの監視カメラがあると思われます。

オープンデータ

  • David Morais Ferreira(OSMユーザー名dmlu)氏がルクセンブルクのオープンデータを使った陰影段彩図の作成方法を説明しています。

ライセンス

  • Mapboxは同社の地図が使われた新型コロナウイルス対応活動を幾つか紹介しています。なおNuno Caldeira氏は紹介されている地図にMapboxの帰属表示だけでOSMの帰属表示がないことを指摘しています。

ソフトウェア

  • Googleが公開している経路最適化ツールをSamuel Adam Suhendra氏が紹介しています。記事ではOSMデータを使った経路最適化ツールにも言及されています。
  • 表形式で作成したPOIデータを地図上に表示するツールSheet MapperをHannah Judge氏(Mapbox)が紹介しています。なおこのツールで作成した地図にはOSM帰属表示がきちんとされているようです。
  • 2018年に解散したMapzen社は数多くのOSM関連ツールを作成しました。多くのツールはLinux財団が設立した都市コンピューティング財団の下で再開発が進められています

リリース

ご存知でしたか?

  • タイルサーバーを素早く、簡単に構築する方法。
  • OSMアイルランドは、アイルランド国内の全ての建物をマッピングする#osmIRL_buildingsキャンペーンためにタスクマネージャーを設定しました。

その他の “ジオ” な事柄

  • Guillaume Rischard氏は、ルクセンブルク市の地下に埋まっている要塞をLiDARオープンデータを使って見ることができるとツイートしています。
  • 地図マニア達が自宅にある様々な地図や地図関連のものをハッシュタグ#mapsathomeでツイートしています。
  • 以前週刊OSMでも紹介した「世界一急勾配の坂」について、その称号をウェールズに奪われたダニーデン市(ニュージーランド)が称号を奪還しました。

まもなく開催

イベントの最新状況は カレンダー などで確認ください。

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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