Author: weeklyteam

週刊OSM 510

2020/04/21-2020/04/27

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ドイツ地名の語尾分類地図 1 | © Tobias Kauer | © map data OpenStreetMap contributors

マッピング

  • alexkemp氏がヒースマウント学校をマルチポリゴンで作成した方法を解説しています。
  • ロシアのマッパー、CupIvan氏がOSMのロシア地域にある郵便局データ品質をチェックするツールを作成しました。地図上に表示される青の円はOSMデータに問題のないことを、オレンジ色の円はOSMのデータに不備があることを示しています。彼はロシアの郵便局のデータ整理に参加するよう呼びかけています。
  • TelenavのAndreea Banciu氏が、フランクフルトとリュッセルスハイム地域のメーリングリストで、道路のオブジェクトを改善して経路検索の品質を向上させるプロジェクトを発表しました。彼女は他にも改善に使えるデータがないか、地域特有のマッピングガイドラインがないか、地域のマッパーと連絡の取れる他のチャンネルはないかなどを尋ねています。

コミュニティ

  • WeeklyOSMのトピック投稿から、OSM関連の話題を楽しめるdiscordチャンネルの登録者が1000人を超えたという投稿がありました。投稿した方からは、チャンネルへ参加したい人のために招待リンクを提供されています。
  • Rohubi氏が、異なる経路検索サービスで同一のルートを通った時の高低差に違いがあることに気づき、その違いを分析しました。検証されたサービスは同じ標高データを使っているわけではありません。例えば標高データが平滑化されているWaymarked Trailsは、ASTERバージョン2を使っています。
  • Zkir氏が、Android向けOSM編集アプリStreetCompleteをレビューする動画を公開しました。

OpenStreetMap Foundation

イベント

  • オーリストアOSM協会が5/7に開催する年次総会は、Jitsiを使ったオンライン開催となります。この総会は会員以外の方でも参加可能です。

地図

  • 新型コロナウイルス対応の店舗開店情報マップcaresteouvertの最新情報です。
    • カタルーニャ語、ガリシア語に対応しました。
    • リスト表示、店舗カテゴリー選択に対応しました。
    • AndroidおよびiOSアプリに英語、フランス語、ドイツ語の操作説明が付きました。
    • マスクおよび殺菌ゲルの販売に対応しました。ただし販売状況は頻繁に変わるためOSMには登録されません。
  • UrbanFootprint社は新型コロナウイルス対応のためロサンゼルス市で利用可能な病院の分析情報を提供しています。データの分析にはMapboxのツールが使われており、Eric Gundersen氏(Mapbox社CEO)が解説記事を書きました。
  • アルザス語でレンダリングされたOSMタイルの提供開始されました。
  • gsa氏はドイツで代替医療を扱う薬局の地図を作成しました。OSMのwebsiteタグをたどって、ホームページでホメオパシーなどの代替医療に言及しているかどうかを調査したものです。

switch2OSM

  • ウクライナの内務大臣Arsen Avakov氏が、チェルノブイリ原子力発電所周辺の立ち入り禁止区域で発生した火災現場の状況図を公開しました。背景図としてOSMが使われています。
  • Facebookが米国における新型コロナウイルス感染の広がりを示す地図を作成しました。背景地図にOSMが使われています。
  • インターネットの接続スピード計測サービスSpeedTestが次世代移動通信システム5Gの普及地図を作成しました。背景地図にOSMが使われています。

プログラミング

  • Rory McCann氏はタグの分布をヒートマップで表示するツールを開発しました。解説記事では英国内でsport=*タグを検索した結果が掲載されています。

リリース

  • Mapboxベクトルタイル設定ツールMaputnikのバージョン1.7.0が公開されました。

ご存知でしたか?

  • Procedural City Generatorではアメリカ風の架空都市地図を自動で作成することができます。右上メニューの”generate”ボタンを押すと生成されます。
  • MapCraftを使うと、マッピングパーティーの際に担当地域を区分けしたり、進捗状況を管理したりすることができます。使い方の詳細はOSM wikiに記載されています。
  • UN Mappersは国連の平和維持および人道支援を目的としたマッパーのコミュニティです。発展途上国でOSMデータの編集をおこない、国連の現地活動を支援しています。タスキングマネージャーにも多数のタスクが登録されています。

メディア掲載

  • Kylie Foy氏(MIT)は航空機から計測したLIDARデータとAIを活用して、災害時に通行不可能となった道路を検出する技術を開発しました。異常が発見された道路はOSMデータに反映して移動可能ルートの検索に活用する予定です。

その他の “ジオ” な事柄

  • 歩道の幅は「ソーシャルディスタンス」を確保するのに重要です。ニューヨークおよびパリで歩道の幅をマッピングする活動が始まりました。なおOSMでは歩道の幅データはまだあまり入力されていません。
  • Daniel Huffmanは米国、メキシコ、カナダの主要河川を路線図のように描いた地図を作成しました。
  • Citylabはロックダウン中の「地図」を募集したところ、狭い室内を描いたもの、清浄な散歩道を描いたもの、会いに行きたい人を描いたものなど様々な地図が集まりました。
  • 地理学者であるRoger Kain氏は、1987年から続いている「地図の歴史」プロジェクトの取り組みを紹介する記事を書きました。
  • [1] 終わりはすぐそこ…ドイツの地名を語尾で色分けした地図のタイトルです(Tobias Kauer氏作成)。
  • 4月20日にロシアでオンライン抗議集会が開かれました。Yandexアプリに政府への要求を描き込むことで不満を表明しました。官庁街に作成されたメッセージが多くありました。

まもなく開催

イベントの最新状況は カレンダー などで確認ください。

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

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