2023/12/26-2024/01/01
マッピング
- Pascal Neisさんは、OSMでマッピングが不十分な地域を可視化した地図を更新しました。
- 災害対応専門組織
emergency=disaster_response
のタグ投票が開始されました。締め切りは2024年1月18日です。
コミュニティ
- b-unicyclingは、アイルランドのキルケニーの#osmIRL_buildingsプロジェクトの4周年を祝いました。
- クリストフスは、2023年の振り返りと2024年の野心的な計画を共有しました。2023年には、ヴロツワフ工科大学やアダム・ミツキェヴィチ大学などでのワークショップや講義を通じてOSMを推進し、ウッチ大学でのGISデーに参加し、マッパソンを通じて国連マッパーを支援し、クロアチアの同僚との共同プロジェクトに従事しました。また、OpenAedMap プロジェクトにも貢献しました。
- 2023年のマッピング活動を振り返っています。
- Nakaner氏は、ドイツで開催された Chaos Communication Congress(37c3)の期間中、OpenStreetMapアセンブリでOpenStreetMap(OSM)の活動に関する統計を共有しました。
- UNMappersのEngelbert Steve Modo Levo氏は、カメルーンのンコルビッソンにあるP11道路周辺のフィールドマッピング演習中に、課題に対処する上で質の高いデータの重要性を訴えました。
- OSM福島コミュニティがWeekly OSMの700号を記念して議論した動画が公開されています。
OpenStreetMap Foundation
地方支部ニュース
- Name Explorerプロジェクトは拡大し、Wikimedia NYCやOpenStreetMap USなど、さまざまな組織とのパートナーシップが盛んになりました。
イベント
- OpenStreetMap Indiaは最近、Yelahankaでマッピングパーティーを成功させ、OpenStreetMapデータベースに450以上の変更が加えられました。
OSM research
- T.M. Logan氏らは、海面上昇により海岸近くの居住地が孤立するエリアを米国を対象に分析し、論文で発表しました。分析データにOSMが使われています。分析結果はインタラクティブマップで見ることもできます。また、海面上昇により影響をうけるのは、黒人やヒスパニック系が多いことをKelsea Best氏らが分析しました。
- zhihangliu.cn の「Morning Bike Sharing」プロジェクトは、朝のピーク時に発生するさまざまなタイプのマルチモーダルな出発地・目的地(OD)ネットワークに焦点を当てています。
- OSM学術大会(SotM欧州2023と併催)の予稿集が公開されました。
OSM人道支援
地図
- SomeoneElse は、map.atownsend.org.uk でマップに加えられた改善点に関する最新情報について書いています。
- imagicoは、見過ごされがちな駐車場の世界を掘り下げ、その重要でありながら過小評価されている都市の地理や地図での重要性を訴えています。
switch2OSM
- Maëlさんが地図アプリfutur.eco/voyageを紹介しています。このアプリはOSM等のオープンデータを元に店舗を探すことができます。ソースコードはGitHubで入手可能です。
- G20加盟国が軍隊を派遣している紛争地域を可視化した地図をIISS(戦略研究国際研究所)が公開しました。
- ドイツで開催された Chaos Communication Congress 2023では、ルクセンブルクのCentre for Urban Justiceによるプロジェクトが取り上げられ >
、netzpolitik.orgも報告 > されています。
オープンデータ
- OpenLandMapは、グローバルで包括的なグリッド環境データセットを提供します。
- IGNのLaurent Toustou氏は、生態学的移動に関する様々なジオデータを統合してアクセス可能にする「Cartes.gouv.fr」プロジェクトをとりあげて、ジオデータサービスの進化について議論しています。IGNの「Geocommons Factory」は、OpenStreetMapと協力してPanoramaxプロジェクトを作成しています。さらに、IGNは、2025年までにフランスのLiDARカバレッジを完了することを目標に、環境管理と考古学研究を支援するために、LiDAR技術を使用して正確な3D地形イメージングを行っています。
- Overture Mapsの最新版に、Googleが公開している約1億個の建物データが追加されました。
- 此星光明さんは、facebookが公開しているDaylightマップデータをGoogle Earthエンジンにインポートする方法を説明しています。
ソフトウェア
- [1] OpenSnowMapでは、
colour=*
で色分けされたクロスカントリースキーコースをオフセットして表示することができるようになったと、開発者のyvecaiさんが報告しました。 - OsmAndは新年の計画を発表しました。様々な新機能の実装が計画されています。
- Alejandro Cruzさんは、Mapbox地図をパソコンの壁紙に設定するマック用アプリMapitasをリリースしました。
- Osmose QAツールに、カテゴリ項目を開閉する新機能が追加されました。プラス記号をクリックするだけです。
- brzozo.ws/random-note は、OpenStreetMapメモをランダムに表示して、地図のバグ指摘や改善報告を調べる方法を提供しています。
- 自転車ナビツールSherpaに、路面表示機能が追加されたたことを開発者のfirebird8541154さんが発表しました。
- vorpalbladeは、JOSMプラグインリポジトリをSubversion(svn)からGitに移行する進行中のプロセスについて議論しています。
プログラミング
- Radu Mariescu-Istodorさんは、OSM地図内で自動運転をシミュレーションするVitual worldを開発しています。ソースコードはGitHubで入手できます。
- Danysan95さんが、OpenStreetMapデータ用の新しいクエリエンジンであるQLeverについて書いています。
- luziferius は、Garmin ナビゲーションソフトウェアを使って Kenwood のカーラジオに OpenStreetMap をインストールした方法
> について説明しています。 - un1matri1xさんが、
demolished / removed / razed / destroyed
タグでタグ付けされた古いOSMオブジェクトを検索するためのOverpassクエリを作成しました。 - Cody Bernardy氏は、OpenStreetMapのデータを利用して、taginfoとOverpassTurboを使ってOSINTベースのジオロケーションの方法を説明しているビデオを公開しました。
リリース
- Bayram Sarıipek は、ストリートレベルの画像 を共有するためのプラットフォームである Mapilio アプリに ダークモード を追加することを発表しました。
- RapID エディターの新バージョンのリリースがありました。
- StreetComplete バージョン 56.0 がリリースされました。
- StreetCompleteで高度な編集ができる上級者向けアプリケーションであるSCEEバージョン56.0がリリースされました。
ご存知でしたか?
- OSMFは、活発なマッパー向けに会費が無料になる制度を始めました。例えば、過去1年で42日以上マッピングすると資格が得られます。
- RicoElectricoは、OSMユーザがノート作成時のOSMデータのスナップショットを閲覧し、OSMノートの翻訳機能を提供する2つの便利なブックマークレットを作成しました。
- City Roads プロジェクトは、ユーザーがあらゆる都市内のすべての道路をレンダリングできる革新的なツールです。
- …OpenStreetMapに関する様々な統計データにアクセスできます
メディア掲載
- Juan Manuel Delgado氏による、18 のGoogle Mapsの代替としての地図アプリのレビュー記事
> がComputerHoy.comに掲載されています。 - フランクフルター放送協会のモニカ・ゲマー氏は、2023年のデジタル回顧展で、11月の重要なイベントであるアウトドア愛好家の間で警鐘を鳴らしたドイツの新しい連邦林業法の草案に
> 注目しています。この草案は、ツアーのデジタル記録と共有、ジオリファレンスされた写真の公開、ジオキャッシングなどの活動を制限する可能性があります。この法律は、Komootのような商用アプリだけでなく、OpenStreetMapのトレイルをマッピングするボランティアにも影響を与える可能性があり、地理データの文書化と共有の取り組みを複雑にする可能性があります。 - Periodismo.com は、OpenStreetMapのデータを使用した世界の鉄道路線の地図であるOpenRailwayMapをレビューしています。
- デイリーKreiszeitungのMarkus Wienkenが、OpenStreetMapの寄稿者であり、アウトドアナビゲーションベースのスタートアップNavisoの創設者であるThomas Froitzheim氏にインタビューしました。
- chip.de は、Overpass Turboなどを、公衆トイレを探すのに使えるアプリ
> として紹介しています。 - Bloomberg は、CycleStreets の共同設立者である Martin Lucas-Smith 氏に、Google マップでのサイクリング ナビゲーションについてインタビューしました。
その他の “ジオ” な事柄
- Vox.comのDylan Matthewsは、世界の言語の地図とイラストを紹介しています。
- Economics of Tech は、Google マップの詳細な調査について書いています。
- c3navチームは、第37回カオス・コミュニケーション・カンファレンス(37c3)の屋内マップアプリケーションをリリースしました。このアプリケーションには、建物のフロア間の屋内ルート案内機能がついています。アプリのソースコードは、GitHubにあります。
- 国土地理院の研究チームは、GPSデータの分析に基づいて、2024年1月1日の石川県能登半島地震によって、能登半島の陸地の位置が西に1.3メートルずれた可能性があると結論付けました。
- Fernando Paoloたちの研究グループは、衛星画像データと船舶のGPSデータの動きをAI技術を用いて分析して、公海域における漁業や鉱業の活動を検出しました。この研究は、世界の公海での漁業活動の約72〜76%が公的な監視システムを逃れていることを示唆しています。Justine Calma氏は、この研究をThe Vergeの記事で取り上げています。
- LogicalAnswered の動画では、Google マップの収益モデルを紹介しています。Google マップは、ユーザーが無料で利用できるにもかかわらず、Google にとって重要な収益源であり、2023 年には 110 億ドルを生み出すと予想され、同社の評価額は約 620 億ドルです。このビデオで、実はデータ収集やプライバシー侵害などの疑わしい行動に依存しないで、Googleマップが収益を生み出している現状を伝えています。、Google マップがそれ自体で収益性の高いビジネスになった経緯についての、洞察に満ちた物語です。
- Ana-Marija Autischer は、既存の旅行安全アプリに不足する能力を分析して、Vigilios を開発しました。
- クアイラディング・シャイアでは、地元議会がグーグルマップなどのGPS地図に従わないようドライバーに注意喚起する看板を設置しました。
まもなく開催
場所 | イベント名 | オンライン | 開始日 | 国 |
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ブリュッセル | OpenStreetMapミートアップ in Brussels:osmcalpic: | 2024-01-04 | ||
臺北市 | OpenStreetMap x Wikidata Taipei #60 | 2024-01-08 | ||
ミュンヘン | Münchner OSM-Treffen | 2024-01-09 | ||
サンノゼ | サウスベイ・マップナイト | ✓ | 2024-01-10 | |
OSMF エンジニアリングWG会議 : osmcalpic: | 2024-01-10 | |||
Brest | Brest: rencontre du groupe local | 2024-01-10 | ||
ベルリン | 187. ベルリン・ブランデンブルク OpenStreetMap Stammtisch : osmcalpic: | 2024-01-11 | ||
ボーフム | OSM-Stammtisch Bochum | 2024-01-11 | ||
ハノーバー | OSM-Stammtisch Hannover | 2024-01-13 | ||
コーベンハウン | OSMmapperCPH | 2024-01-14 | ||
Hilversum | OSGeo.nl OSM-NL QGIS-NL New Year’s Party | 2024-01-14 | ||
ブタペスト | OSM Hungary Meetup | 2024-01-15 | ||
Lyon | Réunion du groupe local de Lyon | 2024-01-16 | ||
Map-py Wednesday | 2024-01-17 | |||
カールスルーエ | Stammtisch Karlsruhe | 2024-01-17 | ||
Gent | OpenStreetMap meetup & MapComplete workshop at TomTom | 2024-01-18 | ||
ワシントン州 | Mapping USA | ✓ | 2024-01-19 – 2024-01-20 |
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Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
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