週刊OSM 590

2021/11/02-2021/11/08

lead picture

30日マップチャレンジで作成されたボリビアの建物(Eric Armijo氏作成) [1] © rcrmj | map data © OpenStreetMap contributors

マッピング

  • 下記のタグ提案で意見を募集中です。
  • 欧州の五月祭で使用されるメイポールartwork_type=maypoleのタグ投票が実施されています。締め切りは11月22日です。
  • キエフ市の「ツルキゼ通り」が「ナタリアザビラ通り」に名前が変更されたことをうけ、skfd氏は抜け落ちがないようにデータを修正し、実施した手順をユーザ日記にまとめました
  • ウェイの番号が10億番に達しました。
  • ウェイ番号が10億に、変更セット番号が1億に、ノード番号が2³³に達したことをうけて、Ilya Zverev氏は番号が肥大化することによる影響を考察しています。

コミュニティ

  • モンゴル公共研究所は、COVID-19対応のオープンデータ作成についてブログ記事を公開しました。OSMデータで地域の医療インフラを検索するアプリが提供さています。
  • OSMベルギーが選ぶ今月のマッパーは、ルーセラーレ市(ベルギー)を詳細にマッピングしているDasrakel氏です。

OpenStreetMap Foundation

  • OSMFの役員選挙が12月に実施されます。4議席に対し6名が立候補しています。Michael Collinson氏は、各候補者への質問と解答を取りまとめています
  • Amanda McCann氏はOSMFがおこなっている奨学金支援を今後も継続するか協議を始めました。
  • OSMF役員のAmanda McCann氏は、10月におこなった活動内容についてまとめました
  • 今年のOSMF年次総会では、定款の改定が議決されます。役員に立候補するための資格として、協会会員としての在籍期間をカウントする方法が変更されます。
  • 今年の役員選挙の投票方式がまとめられました。

OSM research

  • インタラクティブマップのラベル表示に関する論文をFilip Krumpe氏 が発表しました。地理データにOSMが使われています。
  • Lukas Kruitwagen氏らは、機械学習などを用いて全世界の太陽電池(PV)設置場所や容量を推定した論文をNature誌で発表しました。論文は有料ですが、作成したデータやプログラムはオープン化されています。また発表内容の概説がThe Conversation紙に寄稿されています。機械学習の学習データとしてOSMのPVデータが使用されています。

OSM人道支援

地図

  • [1] Twitterで開催されている「30日間マップチャレンジ」では、OSMデータが活用されています。
    • Day 3: ポリゴン。 ガーナの建物を材質ごとに色分け(Angela Teyvi氏作成)
    • Day 4: 六角形。ガーナでバス停がある場所を六角形グリッドで表示(Angela Teyvi氏作成)。
    • Day 5: OSM。 サンタクルス市(ボリビア)の建物(Eric Armijo氏作成)
    • Day 6: 赤。フィンランドで水質汚染された(Sini Pöytäniemi氏作成)
    • Day 7: 緑。ウガンダで病院まで歩いていくのにかかる時間を等時距離で表示(Shammilah氏作成)。
    • Day 8: 青。「青」が名前に入っているウクライナの(Jaroslav_sm氏作成)。
    • Day 9: モノクロ。アイルランドの建物だけ地図(Heikki氏作成)。
  • 「30日間マップチャレンジ」のDay 5はOSMがテーマでした。色んな人がOSMデータを使ったマップ作成に取り組みました

ソフトウェア

  • Mythic Beats社(ホスティングサービス会社)がOrganic Maps(スマホ用オフラインマップアプリ)のサーバを提供してくれることになりました。他のホスティングサービス会社より低価格でサーバを提供できるとのことです。
  • RaceDirectorはサーキット走行時のGPXデータを使ってコース上の走行データを再現するソフトです。TrackExplorerは、サーキットの外でも走行データを再現することができます。サーキットコース外の地図はOSMデータから3Dマップを生成しています。

プログラミング

リリース

  • Sarah Hoffmann氏が名前検索サービスNominatimのバージョン4を公開しました。地名の検索がよりフレキシブルになりました。

ご存知でしたか?

  • Open Etymology Mapを使うと、通りの名前が誰に由来しているのかを調べることができます。
  • polygons extractorを使うと、OSMリレーションデータをGeoJSON形式でダウンロードすることができます。

その他の “ジオ” な事柄

  • David Guénel氏が1897年におけるフランスのサイクリングコース網を紹介しています。なお拡大表示できるウェブサイトもあります。
  • Niantic社が「ハリー・ポッター:魔法同盟」を2022年1月31日で終了することを発表しました。このゲームではモンスターが登場する場所などがOSMデータを元に決められています。
  • Googleストリートビューにユーザが360写真をアップロードするのを止めるように要求するGeoGuessrプレイヤーがいるそうです
  • GPSよりも高精度で位置情報を計測するRTKの利用についてgrin氏が解説しています。
  • ARTE に、「世界をマッピングする」というビデオシリーズ ((fr) (字幕付き) (en) があります。
    このシリーズは、見やすいように、複雑な地政学の世界を10分のショートビデオに分割したものです。真偽のほどはわかりませんが、「もう二度とディナーの席で話がわからないことはない」そうです。

まもなく開催

場所名称Online開催日
ЧеркасиOpen Mapathon: Digital Cherkasy osmcalpic2021-10-24 – 2021-11-20ua
Pista ng Mapa 2021 osmcalpic2021-11-13 – 2021-11-20
Crowd2Map Tanzania GeoWeek FGM Mapathon osmcalpic2021-11-15
UP Tacloban YouthMappers: MAPA-Bulig, Guiding the Youth to Community Mapping osmcalpic2021-11-15
BolognaGeomatics at DICAM Geo Week Mapathon osmcalpic2021-11-15flag
GrenobleOSM Grenoble Atelier OpenStreetMap osmcalpic2021-11-15flag
OSMF Engineering Working Group meeting osmcalpic2021-11-15
Missing Maps PDX GIS Day Mapathon osmcalpic2021-11-16
UCB Brasil + CicloMapa: curso de mapeamento osmcalpic2021-11-16 – 2021-11-26
LyonLyon : Réunion osmcalpic2021-11-16flag
Bonn145. Treffen des OSM-Stammtisches Bonn osmcalpic2021-11-16flag
BerlinOSM-Verkehrswende #29 (Online) osmcalpic2021-11-16flag
LüneburgLüneburger Mappertreffen (online) osmcalpic2021-11-16flag
Missing Maps Arcadis GIS Day Mapathon osmcalpic2021-11-17
Fort CollinsCSU Geospatial Centroid GIS Day Mapathon osmcalpic2021-11-18flag
Missing Maps WMU GIS Day Mapathon osmcalpic2021-11-17
KölnOSM-Stammtisch Köln osmcalpic2021-11-17flag
ZürichMissing Maps Zürich November Mapathon osmcalpic2021-11-17flag
ChambéryMissing Maps CartONG Tour de France des Mapathons – Chambéry osmcalpic2021-11-18flag
MSF Geo Week Global Mapathon osmcalpic2021-11-19
State of the Map Africa 2021 osmcalpic2021-11-19 – 2021-11-21
Maptime Baltimore Mappy Hour osmcalpic2021-11-20
LyonEPN des Rancy : Technique de cartographie et d’édition osmcalpic2021-11-20flag
Bogotá Distrito Capital – DepartamentoResolvamos notas de Colombia creadas en OpenStreetMap osmcalpic2021-11-20flag
HOT Summit 2021 osmcalpic2021-11-22
BremenBremer Mappertreffen (Online) osmcalpic2021-11-22flag
San JoseSouth Bay Map Night osmcalpic2021-11-24flag
DerbyEast Midlands OSM Pub Meet-up : Derby osmcalpic2021-11-23flag
Vandœuvre-lès-NancyVandoeuvre-lès-Nancy : Rencontre osmcalpic2021-11-24flag
DüsseldorfDüsseldorfer OSM-Treffen (online) osmcalpic2021-11-24flag
[Online] OpenStreetMap Foundation board of Directors – public videomeeting osmcalpic2021-11-26
BrnoNovember Brno Missing Maps mapathon at Department of Geography osmcalpic2021-11-26flag
長岡京市京都!街歩き!マッピングパーティ:第27回 元伊勢三社 osmcalpic2021-11-27flag
AmsterdamOSM Nederland maandelijkse bijeenkomst (online) osmcalpic2021-11-27flag
HOTOSM Training Webinar Series: Beginner JOSM osmcalpic2021-11-27
泉大津市オープンデータソン泉大津:町歩きとOpenStreetMap、Localwiki、ウィキペディアの編集 osmcalpic2021-11-27flag
Bogotá Distrito Capital – DepartamentoResolvamos notas de Colombia creadas en OpenStreetMap osmcalpic2021-11-27flag
BiellaIncontro mensile degli OSMers BI-VC-CVL osmcalpic2021-11-27flag
ChamwinoHow FAO uses different apps to measure Land Degradation osmcalpic2021-11-29flag
OSM Uganda Mapathon osmcalpic2021-11-29
Missing Maps Artsen Zonder Grenzen Mapathon osmcalpic2021-12-02
BochumOSM-Treffen Bochum (Dezember) osmcalpic2021-12-02flag

Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by SK53, Strubbl, TheSwavu, derFred, muramototomoya.

One Reply to “週刊OSM 590”

  1. Come sarebbe a dire che chiudete weeklyosm italiano solo perché non avete un correttore di bozze italico?
    Mi propongo io!